○○月××日　晴れ、波は穏やか ------------------------------- 今日からテリメインに於ける海洋探索の実習が開始だ。 報告書とは別に個人的にこの実習の記録として航海日誌……というほど大げさな物ではないがを日記つけることにした。 あまり日記をつける習慣はないが、その日の出来事を自由に綴ってみる事にする。 今回の実習は二人一組で行う長期間の現地実習で、実習内容、現地で利用できる施設、事前の訓練……等は充分に学院側から説明があったのだが、 肝心なパートナーについては何一つ知らされていなかった。 それなりに期間寝食や行動を共にする相手なのだ、そういう事は普通真っ先に知らされるものじゃないだろうか？ 箱を開けてびっくり！と言うのが海洋探索実習の伝統らしいが、万が一全く馬の合わない人間だった場合はどうするのだろうか。 そんな訳で、今朝集合場所で私のパートナーがやっと解った。 シアノ・レイバーさん、学科は別だが講義で姿を見かけた覚えがある。そう言えばかなりの才女だという噂も風の噂で聞いたような……。 『真面目』と言うのが今日話をして感じた印象だ。 課題への取り組みもとても意欲的で、この実習を共に取り組む事で私も成長できそうな気がしてくる。 ……と、ここまでは幸先が良かったのだ。 今回海での実習にあたり、ガイド兼護衛、そして移動手段として船を提供してくれる人物を学院側から紹介されていた。 その人物とも今日初めて顔をあわせたのだが……まさかこんな少女が派遣されてくるとは夢にも思わなかった。 世の中には船の操縦に長けた女性がいることは知ってはいるが、今回は学生である私達の護衛も兼ねているのだ。 私達二人も多少魔導の心得はあるとはいえ不安なのは確かだ。 おまけにこのコルセアというガイドの少女は何とも例えようの無い匂いが漂っていて、話している最中に思わず鼻を覆ってしまった。 思い返すと傷つけてしまったのではないかと、申し訳ない気持ちだ。 共に旅をするにはまずこの匂いをどうにかしたいのだが、そんなデリケートな事を面と向かって指摘するわけにもいかない。 術で消臭出来ないか暇をみて試してみるか、上手くいかなければ慣れるしかないと言う訳だ。 こう書き出してみると、滑り出しが良いのか悪いのか解らない……。 私にとっては進級試験よりも『思い出作り』の意味合いが大きい探索実習だが、気を抜かず協力して成し遂げたい。

《海底探索協会》

《海底探索協会》

メルヴィーは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

メルヴィーは精神を訓練した。
メルヴィーは精神を訓練した。
メルヴィーは精神を訓練した。
メルヴィーは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
メルヴィーは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定