Seven Seas
-DAY2-

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潜航日誌
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 壊れた舵が茫洋と指すままに、船は流れた。
 六分儀も羅針盤も忘れられ、やがて錆が食んだ。
 彼は彷徨った。
 彷徨い続けた。

  やがて──何度太陽が目覚めたのか、何度月が夢を見たのかもわからない時間が果てて──、
 
 歌が聞こえた。
 
 腐った船肋に染み付いた波のうねり、藤壺と磯蚯蚓に埋もれて、だが彼は、確かに聞いた。
 黄色く濁った眼が、目脂の合間に捉えたのは、翻る尾鰭と、きらめく鱗の色。

 ああ!

 手を伸ばす、体を持ち上げる。
 呼んでいた。あの時永遠に別れたはずのあの声が、海境の彼方から……

 そしてついに船べりを越え、男は喜ばしく身を投げた。
 海は両手を開いてそれを迎え、飛沫が、長らく押し黙っていた船鐘を高く鳴らせた。






「ブラボー!!」

びっくりした!
すぐ後ろから凄い大声が聞こえてきたんだもの。

海上劇場エル・ディルフ。
外世界でも有名なとある劇団が、海洋冒険のロマンに集う探索者達を当てにして、どおんと用意した舞台船団。
評判は上々なようで、観客席ならぬ観客船は、どれも人でぎゅうぎゅう。
そしてチケット代をケチった私は、罪人船長と海乙女との悲しいロマンスを、オペラグラスの狭い視界でどうにか追いかけていた。
まるで覗き見してるみたい。こういうのも雰囲気あって悪くないけどね。

周りの観客は、今の大音声で余韻から覚めて、次から次へブラボー、ブラボー。
一気に立ち上がりはじめて、あーあー、あそこの船なんか転覆しちゃってる!
気にする人なんかいないね。ここはテリメイン、どこを見渡しても海ばかり。
大体の人がはじめから水着姿でいたんだから!

スタンディング・オベーションに加わりながら、だけど私はちょっと気になってた。
私が座ってたの、最後列だったはずなのに。
舞台船では、役者達が、魔法の解けたように晴れ晴れした笑顔を振りまいていた。



観客船を降ろされて、私は、きょろきょろしていた。
別に私は演劇ファンってわけじゃないし、暇潰しに来た遺跡探索者でもない。
一番の目的は取材。許可だってもうとってある。
アソびに来たわけじゃないんだから当然準備は万端です。
ただ、取材対象がどこにいるのか? さっぱりわからない。
それが誤算だったのね。
私はとにかく、停泊地近辺をウロウロ回り、そして興奮覚めやらぬ人混みの中……、一番、舞台関係者っぽく見える人に、声をかけた。

「すみません? お訊ねしたいんですけど」

その人は足を止めた。
そして振り向いた。

大きな背中を覆うほどに長い白髪が、深い陰を落として、顔立ちはまるで見えない。
そしてその顔の位置の高いこと……クビが痛くなりそうだ。
腰の高さが私の頭くらいにあるんじゃないだろうか?
その人は小首を傾げて、私を見た。たぶん。

「どうした?」

「ゴットリープ氏を知りませんか? さっきまでやってた舞台の脚本家の方なんですけど」

「いいや? 存じ上げないな。知っていたら私もここには居ないね。伝えなければならない賛辞が、頭の中に今もどんどん湧き出ているのだから」

口元に手をやり、笑い混じりに言うその人の声、私はついさっき聞いた気がした。

「あのう。貴方は? 俳優さんですか?」

「違うね。専門は観るほうだが」

「あそうですか、すみません、なんかそんなふうに見えて」

「それは嬉しい! 役者ね。欲しいな、是非とも、その才能。
 だが私はほら、ご覧の通り」

手袋に包まれた指が、一枚の紙を取り出した。
見覚えのある体裁……私自身に関わりがあるわけじゃないけども、今のテリメインで、ちょっと人の集まるところへ行けば、何かしらの形で目にする。
海底探索協会、そこに探索者として登録するためのエントリーシート。
必要事項にはどうやら記入済み。

「こちらの方が向いているのでね。それにこういう事も同じくらい好きなのだ。
 ではすまないが失礼する。
 脚本家を一緒に探してあげたいが、受付に間に合わないと少し面倒なのでね……」

彼は背中越しにひらひらと、旗のように用紙を振り、歩み去った。
堂々ゆっくりした歩き方だけど、歩幅が広いせいだろう、どんどん遠くなる。
そして私は、ちょっと呆然としていた。
思ってもみないところに、思ってもみないものを見れば、誰だってそうなるんじゃないかな?
先に言っておくと、恋とかではありません。
彼が冗談めいた仕草で見せてくれた、エントリーシートの署名欄。
そこに記されていた文字列に、見覚えがあったから。

「君? 君、手紙くれた子?」

不意に横から声をかけられた。
どうやら探していた脚本家、ゴットリープ氏が先程の会話を聞きつけて来てくれていたらしい。
失礼をするわけにもいかず、私は挨拶と、事前に考えていた取材内容を話し始める。
だけど本当は、さっきの男性を追いかけたかった。

この取材の目的は一つ。
テリメイン、またテリメインに近しい世界の海辺において、広く語られる伝承についての研究だ。
幽霊船伝説。
ぼろぼろのマスト、何百年も同じ姿で、乗員は船長たった一人だけ。
ただ「船長」とのみ称される場合もあれば、名前が登場する場合もあった。

“フレデリク・ファン・クリーケン”

彼が何故、永遠に彷徨う事になったのかは、地域によって異なる伝承が伝えられている……。
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パーティメッセージ
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メッセージはありません。
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メッセージ
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メッセージはありません。
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ボトルシップメッセージ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
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参加コミュニティはありません。
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon シュナイダー
「さあおまえの力を見せてもらおう」

Icon ロザリアネット
「頑張ってくださいね。私は汗臭いのは苦手なもので、控えておりますから」
Icon ロザリアネット
「……」
Icon ロザリアネット
「あ、オークさん。待ってください」

Icon シュナイダー
「ん? なんだ?」

Icon ロザリアネット
「ちゃんとこちらの水中で戦ってくださいね。探索者の皆さんは、海の中で戦っていただくのですから」

ロザリアネットは扉の外を指した。

Icon ロザリアネット
「それとこれ……オークさん。実力試験用のスキルストーン、付け忘れてますよ。」

Icon シュナイダー
「ん? そんなものあったか? まあ良い……うむ、これで1個か?」

Icon ロザリアネット
「ええ。新規探索者さんへのスキルストーンの使い方の指導でもありますから、お願いしますね。」

Icon シュナイダー
「うむ……だが、手は抜かんぞ!」
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通常戦闘
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Icon リック
「「ではシュナイダー教官、よろしく頼む。ああ刃は使わないがよいかな? 木剣をお借りするよ」」


Icon オーク・M・シュナイダー
「さて、待たせたな…始めるとしよう。
何、遠慮はいらんぞ。全力でかかってこい!」
Icon ロザリアネット
「がんばってくださいね!
わたし、応援することくらいしかできませんけど……」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ああ。万が一でも、巻き込まれたら危ないからな。下がっていてくれ」

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戦闘開始!
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リック(前)
HP
322/322
HPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
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ターン1
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リック(前)
HP
322/322
HPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
クリーンヒット!
リックに60のダメージ!
Icon オーク・M・シュナイダー
「甘い、そんな動きではこの世界でやっていけんぞ!」
Icon リック
「「惚れ惚れする剣先……!」」


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リックの行動!
スラッシュ!No.1 スラッシュ
オーク・M・シュナイダーに25のダメージ!
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ターン2
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リック(前)
HP
262/322
HPHPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
92/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
190/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
64/100
SPSPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
リックに16のダメージ!


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リックの行動!
スラッシュ!No.1 スラッシュ
オーク・M・シュナイダーに18のダメージ!
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ターン3
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リック(前)
HP
246/322
HPHPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
84/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
162/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
28/100
SPSPSPSP
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Icon オーク・M・シュナイダー
「ま、まさか……!」


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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
クリーンヒット!
リックに60のダメージ!
Icon オーク・M・シュナイダー
「甘い、そんな動きではこの世界でやっていけんぞ!」
Icon リック
「「惚れ惚れする剣先……!」」


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リックの行動!
スラッシュ!No.1 スラッシュ
オーク・M・シュナイダーは攻撃を回避した!
Icon リック
「「おや?」」
Icon オーク・M・シュナイダー
「フハハハハ!どこを狙っている、甘いぞ!」


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オーク・M・シュナイダーのSPがない……!!
Icon オーク・M・シュナイダー
「むうっ! だ、騙したなロザりん!!」
オーク・M・シュナイダーは戦線を離脱!
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探索者No.1005は勝利した!
リックはEXPを5取得!
TPを1取得!
SCを300取得!

Icon リック
「(木剣を振るい、鞘へ収め……ようとして、苦笑)
「フ!……楽しいな、やはり」」

Icon オーク・M・シュナイダー
「ぬうっ……!」
オーク・M・シュナイダーは息を整えている……!

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終了時
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リック(前)
HP
186/322
HPHPHPHP
MP
53/53
MPMPMP
SP
76/100
SPSPSPSP
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon ロザリアネット
「おつかれさまでした。チューンジェムはデメリットもあるので、気を付けてつけて下さいね」

Icon シュナイダー
「……言いたい事は無いこともないが
 ……まあ、中々望みがありそうな新人……だったか?」

Icon ロザリアネット
「さて、これで本当に名ばかりの審査は終了です」
Icon ロザリアネット
「ここからは、あなたの自由にこの世界を冒険したり、
 旅行したりして満喫してくださいね」
Icon ロザリアネット
「まあ、私たち探索者協会としては、この世界の謎の解明や、
 遺跡の探索などをしていただけるととても助かるのですけれど……」

Icon シュナイダー
「そのあたりはお前の自由だ」

Icon ロザリアネット
「ええ。ああ、でも……」
Icon ロザリアネット
「この探索者協会本部の周囲の海域は、まだ私たちの目が届くので、
 比較的安全なんですけれど……」
Icon ロザリアネット
「遠い海域になってくると、
 "海賊"たちが幅を利かせている危険な海域もありますので、注意してください」

Icon シュナイダー
「海賊どもに襲われると、有り金や持ち物を奪われる可能性があるからな」

Icon ロザリアネット
「遠くの海域へ出かける場合は、くれぐれもお気をつけて」

Icon シュナイダー
「海賊の情報は、俺達探索者協会のほうでも提供しているからな
 ……お前、海賊になろうとか考えるんじゃないぞ」

Icon ロザリアネット
「それでは、長くなりましたがこれで終了です。
 あなたの旅路に、幸多からん事を……」

Icon シュナイダー
「気をつけてな。良い旅を!」


Icon

Icon

ロザリアネットは尾びれと右手をヒラヒラと振りながら、
オーク・M・シュナイダーとともにあなたを見送った。
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アイテムの探索
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リックは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった!
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リックはゴーグルを購入した。

リックはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
【味○人以上】をゲット!

リックはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
物防をゲット!

リックはSSシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
シュートをゲット!

リックはSSシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
シュートをゲット!

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リックは体力を訓練した。
リックは体力を訓練した。
リックは体力を訓練した。
リックは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
リックは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

EXPを49ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

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目的の決定
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PNo.1003 ユメミ
 はパーティ キャプテン・フレデリクと人魚姫たち に参加した!

PNo.1004 ソル
 はパーティ キャプテン・フレデリクと人魚姫たち に参加した!

PNo.1005 フレデリク・ファン・クリーケン
 はパーティ キャプテン・フレデリクと人魚姫たち に参加した!


目的の決定
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PNo.1003 ユメミ
は目的:遺跡探索を選択!

PNo.1004 ソル
は目的:遺跡探索を選択!

PNo.1005 リック
は目的:遺跡探索を選択!


目的:遺跡探索に決定!

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次回練習戦闘予告
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次回予告
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キャプテン・フレデリクと人魚姫たち 遺跡の魔物たち
PNo.1003 ユメミ VS ヒトデウーマン
PNo.1004 ソル ナマコガール
PNo.1005 フレデリク・ファン・クリーケン ヒトデウーマン
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PNo.1005 フレデリク・ファン・クリーケン
キャラクターイメージ プロフィール
愛称 リック
種族 フライング・ダッチマン
性別 男性
外見年齢 壮い
Frederik van Krieken
何百人も乗せるような立派な帆船に、たった一人で漂う男。
背高く、歩幅は広く、よく笑う。
冗談を言い、多く食べ、多く飲む。
音楽を好み、舞踏を楽しみ、舞台を愛する。
未来を考えず、昔を思い出さない。
海に縛られ、陸に焦がれる。



海藻集める女ら、
飛魚追う男ら、
蟹と遊ぶ子供らも、皆いつかに見たことがあろう。
風に帆をねぶられ、木の葉の如くに高く低く、波間を漂うあの船を。
いと名高きフレデリク・ファン・クリーケン、またその翼・不死鳥号の、呪われしあの姿を。
陽と共にあらわれ、陽と共に沈み、また陽と共にあらわれるのだ。
罪に撓むマストの呻きを、罰に罅割れる竜骨の軋みを、その耳に聞いたなら、
女ら、男ら、子供らよ、あの翼を忌めよ。
[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 逆光の鴎 武器 10
装備中
┗長剣 射程1
2 骨の檻枷 防具 10
装備中
┗重鎧 防御力↑ 回避力↓
3 ゴーグル 10
┗ゴーグル 命中力↑ 魔命中↑ 魔回避↓
4 【味○人以上】 TG 0
5 物防 TG 0
6 シュート SS 0
7 シュート SS 0
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
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27
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29
30
[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 スラッシュ 0 0 3 3 +0 自SP50%以上
┗スラッシュ 敵:物理攻撃
2 ガード 0 0 1 3 - 自HP50%以下
┗ガード 自:(1T)ダメージ減

データ
目的 遺跡探索
MHP 383
MMP 57
MSP 100 SP あり
体力 190 魔力 50
敏捷 60 精神 140
器用 100
PLV 125
EXP 51 TP 11
SC 300
パーティメンバー
PNo.1003 ユメミ
1005
1005
1005
PNo.1004 ソル
アイコン
0 1 2 3 4
1005
1005
1005
1005
1005
5 6 7 8 9
1005
1005
1005
1005
1005
リンクリスト
PL名:もそよら