Seven Seas
-DAY3-

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潜航日誌 diary message battle2 battle event status
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「ん~♪ 潮風がいい気持ち~☆」


ざあざあと波を切る音の中、耳に届いたのは気の抜けた声。

白く泡立つ波の上を、プレジャーボートが駆け抜けてゆく。
照り付ける太陽で火照った身体を、吹き抜ける風がほどよく冷ましてくれるのは爽快だろう。

しかし…


「はぁ、そりゃなにより。」


ドライバーズシートに座る狐に向けて、キャビンの後部から横目で気のない返事を投げ返す。

ボートの縁に肘を乗せて風を受けていると、確かに心地はいいのだが…
上機嫌の狐とは違って、今のこの状況を俺はあまり楽しめそうにない。


「え~? テンション低いな~☆
窮屈な学生生活が終わって、晴れて自由の身になったんでしょ? 世の中もっと楽しまなきゃ!」


戻ってきたのは、底抜けに明るく、そして何も考えてなさそうな言葉。
相手をするのも面倒くさくなり、ふん。と鼻を鳴らして視線を海に向ける。


「…バカンスのつもりか? まったく、お気楽なもんだ。」


狐に聞こえないよう、小声でぼやく。
俺としては、そんなことよりも早く遺跡探索の準備を整えたいんだ。

意欲に溢れた他の探索者たちは、もう未知の遺跡を目指して行動を開始しているだろう。
出遅れるのは避けたいところだ。こういうものはスタートダッシュが肝要なのだから。


「~♪」


狐は、耳障りな鼻歌を歌いながらボートを走らせ続けている。
この調子だと、今日は探索に必要な潜水具の準備すらできないかもしれない。

貴重な時間を無為に潰してしまうのは苛立たしいのだが、
俺の立場上、いまのところはコイツの気まぐれに付き合うしかない。


「………。」


せめてこの辺りの潮の流れを覚えておこうと、波間に目を向けて潮境を探す。
とはいえ、あまり長々と遊びに付き合っていたくもないんだが…




救助隊への入隊ではなく、協会の遺跡探索に応じることを選んだのには、理由がある。

救助隊は、入隊したところで当面はパトロールと訓練が主な仕事だ。
水の難からひとびとを遠ざけ救う為には、大切なことではあるのだろうが…それでもやはり、訓練でしかない。

けれども、この遺跡探索は実践だ。
未知の海に潜り、道なき道を探す。海に挑む、真剣な戦いだ。

訓練よりも実践を重ねた方が、潜水士としての…海と相対する者としての経験は、遥かに積めるはず。
この探索で成果を出し、その後に救助隊へ入隊した方が、キャリアの短縮になる。


そう考えたからこそ俺は、わざわざこんな辺境の地まで来たんだ。




「気分がいいのはわかった。なら、クルージングはもう満喫しただろ。
そろそろ海底遺跡を探索する準備に取り掛かってくれ。」

「それとも、お前のバカンスにずっと俺を付き合わせるつもりか?」


しびれを切らし、ひとつ大きく溜息をついて、そう狐に告げる。


「はいはい☆ せっかちさんなんだから。んじゃ、このあたりで潜って遺跡を調べてみる?
確か、このあたりはまだあんまり調査されてなかったと思うから、調べたら何か出てくるかもよ♪」


こちらに振り向いた狐は、そう言って唐突にボートを止めた。


「お、おい… 潜るって…道具も用意してないのにどうするつもりだ?!」


いきなり遺跡探索を提案してきた狐に、面食らう。

馬鹿か? こんな水深のところで素潜りとか海底の遺跡にたどり着く前に死ぬだろ。
それともこの狐、まさか海に潜るということの危険性を全く理解していないのか…?


「え? スキルストーンがあるでしょ?」


声を荒げて詰め寄った俺に、狐は不思議そうな表情を浮かべてそう答えた。


「なんだ、そのスキルストーンってのは?」


聞き慣れない単語に、眉をひそめて問い返す。


「スキルストーンがあれば、海に潜るのに潜水具要らないよ。
 …探索協会のパンフレットに書かれてなかったっけ?」


「なんだよそれ。俺はそんなもの全然知らないぞ。どこに書いてあったんだ?!」


「ふにゃ? えっと… ほら、このあたりのページに書かれてるよ?」


狐が、手元に置いてあったパンフレットを開いてこちらに見せた。


「うそだろ? そんなページ見たことないぞ?!」


差し出されたパンフレットをひったくるように取り上げ、示されたページに目を凝らす。
スキルストーン…テリメインでのみ機能する、潜水機能を持った石…?

初めて目にする文章が、並んでいた。


「いや…こんなページ…読んだことないんだが…」


あまりのことに、思わず声が上擦ってしまう。

海底探索協会のパンフレットは何度も読み返したはずだ。他のページは見覚えのあるものばかり。
けれども、この「スキルストーン」という道具についてのページは、読んだ記憶がまったくない。


「う~ん、世界によって配られたパンフレットが違ってるのかなぁ?
虎さんのパンフレットもちょっと見せてよ。」


まさか、そんなことが…

言われるままに、自分が持っていたパンフレットを渡す。
テリメインに着いた直後の盗難騒ぎのときも、これだけは失わずに済んだのだ。

受け取った狐は、パラパラとページをめくってゆく。
その手が止まり、ふと首をかしげて2冊のパンフレットをじっと見比べる。


「あ…これ落丁本じゃない? ここからここまでページが抜けてるみたいだよ?」


「なっ…?!」


並べられた2冊のパンフレットを、交互に何度もめくる。何度も。そしてようやく、事を理解した。
俺の持っていたパンフレットは、スキルストーンとやらに関わる部分のページがすっぽり抜けていたのだ。


「………。」


茫然とする。そして、合点がいく。
何故、海底遺跡の探索なのに潜水士の募集がなかったのか。


この海底遺跡の探索に、潜水士は必要がない。
そもそも、潜水の技能自体が必要とされていない。

このスキルストーンとやらがあれば、海の素人でも海底遺跡の探索は可能なのだ。
スキルストーンの力で、陸の上と同じように行動できるのだから。

そのことを、理解した。



そして、それはすなわち…




ここでは潜水士の経験など積めないということ。
陸の上と同様に活動できるのなら、いくら海に潜ったところで、経験になどなろうはずもない。






………。


………。


………。




俺、何のためにココに来たんだ…?









「ま、いいんじゃない? 技能が役に立たなくっても。卒業旅行に来たとでも思っちゃいなよ♪
まさかコレに人生賭けてる訳でもないんでしょ?」


気落ちしたのを察したらしい狐が、明るい調子で言い放つ。


「………。」


「………。」


しばらくの静寂のあと、ぱさり。と、紙の舞う音がした。
茫然としている俺の手からこぼれ落ちた、パンフレットの、音。


「………。」


「あっ… なんかゴメン……。」


慰めのつもりだったのだろうか。
狐が投げかけたその言葉は、俺の中を虚しく通り過ぎていった。
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パーティメッセージ
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メッセージはありません。
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メッセージ diary message battle2 battle event status
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メッセージはありません。
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ボトルシップメッセージ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
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参加コミュニティはありません。
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イベント
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穏やかな海《セルリアン》
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穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

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(あなた)は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索――。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。
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通常戦闘 diary message battle2 battle event status
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探索者No.1491 遺跡の魔物たち
PNo.1491 シア・ジャールカンド VS ヒトデウーマン
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Icon ヒトデウーマン
「海底遺跡に探索者さん、ご案な~い☆」

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戦闘開始!
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シア(前)
HP
357/357
HPHPHP
MP
82/82
MPMPMP
SP
115/115
SPSPSP
ヒトデウーマン(前)
HP
318/318
HPHPHP
MP
56/56
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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シアはアイテムNo.1 --- を装備!
シアはアイテムNo.2 探索用ライフジャケット を装備!

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ターン1
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シア(前)
HP
357/357
HPHPHP
MP
82/82
MPMPMP
SP
115/115
SPSPSP
ヒトデウーマン(前)
HP
318/318
HPHPHP
MP
56/56
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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シアの行動!
スイムアップ!No.1 スイムアップ
シアの物理回避が上がった!
シアの魔導回避が上がった!
シアの素早さが上がった!

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ヒトデウーマンの行動!
Icon ヒトデウーマン
「ちょっとドスってしますね~☆」
ボディブロー!No.1 ボディブロー
シアのSPに4のダメージ!
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ターン2
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シア(前)
HP
357/357
HPHPHP
MP
72/82
MPMPMPMP
SP
106/115
SPSPSPSP
ヒトデウーマン(前)
HP
308/318
HPHPHPHP
MP
56/56
MPMPMP
SP
93/100
SPSPSPSP
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シアの行動!
ジェリーフィッシング!No.2 ジェリーフィッシング
ヒトデウーマン93のダメージ!
ヒトデウーマンに麻痺を2追加した!

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ヒトデウーマンはしびれている……! 命中↓ 回避↓ (2)
ヒトデウーマンの行動!
Icon ヒトデウーマン
「ちょっとドスってしますね~☆」
ボディブロー!No.1 ボディブロー
シアのSPに4のダメージ!
麻痺(2→1)
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ターン3
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シア(前)
HP
357/357
HPHPHP
MP
57/82
MPMPMPMP
SP
96/115
SPSPSPSP
ヒトデウーマン(前)
HP
205/318
HPHPHPHP
MP
56/56
MPMPMP
SP
86/100
SPSPSPSP
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シアの行動!
マジックブラスト!No.3 マジックブラスト
ヒトデウーマンは攻撃を回避した!
Icon ヒトデウーマン
「ヒラっと回避!」

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ヒトデウーマンはしびれている……! 命中↓ 回避↓ (1)
ヒトデウーマンの行動!
Icon ヒトデウーマン
「ちょっとドスってしますね~☆」
ボディブロー!No.1 ボディブロー
シアは攻撃を回避した!
麻痺(1→0)
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ターン4
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シア(前)
HP
352/357
HPHPHPHP
MP
47/82
MPMPMPMP
SP
91/115
SPSPSPSP
ヒトデウーマン(前)
HP
195/318
HPHPHPHP
MP
56/56
MPMPMP
SP
79/100
SPSPSPSP
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シアの行動!
グラビウォーター!No.4 グラビウォーター
ヒトデウーマン73のダメージ!
ヒトデウーマンは水圧に抵抗した!

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ヒトデウーマンの行動!
Icon ヒトデウーマン
「泳ぎは大得意なんですよっと!」
ドルフィンキック!No.2 ドルフィンキック
シアは攻撃を回避した!
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ターン5
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シア(前)
HP
347/357
HPHPHPHP
MP
32/82
MPMPMPMP
SP
86/115
SPSPSPSP
ヒトデウーマン(前)
HP
122/318
HPHPHPHP
MP
56/56
MPMPMP
SP
67/100
SPSPSPSP
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Icon ヒトデウーマン
「アワワ~、ピンチ、乙女のピンチ!」

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シアの行動!
シアの必殺技が発動!
マジックアロー!!必殺技! マジックアロー
ヒトデウーマン134のダメージ!
SP消費! (67 → 48)

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ヒトデウーマンの行動!
通常攻撃!
シア52のダメージ!

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ヒトデウーマンは倒れた!
Icon ヒトデウーマン
「ごめんあそばせ、これにて失礼!」
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戦闘終了!
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探索者No.1491は勝利した!
シアはEXPを5取得!
TPを1取得!
SCを290取得!



Icon ヒトデウーマン
「それでは皆さん、また来週~~!」
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終了時
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シア(前)
HP
295/357
HPHPHPHP
MP
22/82
MPMPMPMP
SP
81/115
SPSPSPSP
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イベント
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――辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。
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アイテムの探索
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シアは周辺を探索…………。

ナマコを手に入れた!
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diary message battle2 battle event status
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PNo.1487 月海
PNo.1491 シア・ジャールカンド
にItmNo.4 リング を送った。
Icon つみ
「あなたがシア…さん?
ちょうど動きを止める魔法がほしかったんです。ここは邪魔が多そうだから…
交換ありがとう。」

PNo.1491 シア・ジャールカンド
PNo.1487 月海
にItmNo.4 ジェリーフィッシング を送った。

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シアはSSシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
マジックブレイクをゲット!

シアはSSシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
スイムアップをゲット!

シアはSSシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
ダブルアタックをゲット!

シアはSSシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
ドルフィンキックをゲット!

シアは魔攻を購入した。

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シアは体力を訓練した。
シアは体力を訓練した。
シアは魔力を訓練した。
シアは魔力を訓練した。
シアは精神を訓練した。

EXPを53ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

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シアはアイテムNo.4 マジックブレイクを私有化!
シアはアイテムNo.8 ダブルアタックを私有化!
シアはアイテムNo.9 ドルフィンキックを私有化!

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目的の決定
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目的の決定
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PNo.1491 シア
は目的:遺跡探索を選択!


目的:遺跡探索(1)に決定!

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次回予告
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探索者No.1491 遺跡の魔物たち
PNo.1491 シア・ジャールカンド VS ヒトデウーマン
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探索者の叫び
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探索者の声が聞こえてくる……!


Icon ???
「いや叫ぶってなによ・・・そんなわざわざ自分の居場所明かすような事するわけないでしょ」
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diary message battle2 battle event status
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PNo.1491 シア・ジャールカンド >> 各種宣言 <<
キャラクターイメージ プロフィール
デフォルト
愛称 シア
種族 分類:ハンター / 種属:虎種
性別 雄性
外見年齢 20代前半
■シア
紫色の瞳と、淡く青味がかった灰色の毛皮に黒の縞模様を持つ、精悍な容貌の虎種の青年。
カーキ色のズボンを穿き、首掛け型のライフジャケットを身に着けている。

さまざまな種属が共に暮らす世界 <<ティオポーザ>> の出身。

水難救助士になることを目指していて、専門校で研修を受けていた。学業・実地ともに優秀な成績を修め、周囲からは将来を期待されていたのだが、卒業直後に海底探索協会の募集を目にし、救助隊への配属を辞してテリメインへと赴いた。


■緋色の狐
見た目ごく普通の喋る狐。(以下略)
オレンジ色の毛並みに緑の瞳。ふかふか尻尾と青のスカーフがトレードマーク。

お気楽極楽♪ 観光気分でのんびりバカンスを満喫するつもりだったが、テリメイン到着直後に窃盗に遭って無一文になったシアを不憫に思い、彼に共同での探索を持ち掛けた。

狐は、服が濡れないタイプのスキルストーンを自身に合わせて調律し使用しているため、海の中でも常にもふもふ状態を保っている。なおシアは普通のスキルストーンしか持たせて貰えてないため普通に濡れる模様。
[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 --- 武器 10
装備中
┗魔導石 攻撃力↓
2 探索用ライフジャケット 防具 10
装備中
┗探索用水着 防御力↓ 回避力↑
3 ウォークライ SS 0
4
5 ナマコ 料理 1
使用アイテム
6 リング 10
┗リング 魔攻力↑ 回避力↓ 魔命中↑
7 スイムアップ SS 0
8
9
10 魔攻 TG 0
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
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29
30
[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 マジックアロー 0 10 0 3 4 通常時
┗マジックアロー 敵:魔導攻撃
2 スイムアップ 0 10 0 3 - 1行動目
┗スイムアップ 味:回避・魔回避・素早さ増
3 マジックブラスト 5 10 0 3 2 自HP50%以上
┗マジックブラスト 敵:魔導攻撃
4 グラビウォーター 5 15 0 3 4 自HP50%以上
┗グラビウォーター 敵:魔導攻撃⇒水圧
5 ジェリーフィッシング 0 15 1 3 4 自SP50%以上
┗ジェリーフィッシング 敵:魔導攻撃⇒麻痺
6 マジックブレイク 0 10 2 3 3 自SP50%以上
┗マジックブレイク 敵:魔導攻撃
7 ダブルアタック 0 0 4 3 +0 自SP50%以上
┗ダブルアタック 敵2:物理攻撃
8 ドルフィンキック 0 0 7 3 +0 自SP50%以上
┗ドルフィンキック 敵:物理攻撃⇒自:(1T)回避・魔回避増

データ
目的 遺跡探索(1)
MHP 448
MMP 104
MSP 130 SP あり
体力 98 魔力 161
敏捷 152 精神 112
器用 80
PLV 416
EXP 58 TP 17
SC 240
パーティメンバー
*単独行動中*
デフォルト
 
アイコン
0 1 2 3 4
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
5 6 7 8 9
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
1491
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