Seven Seas
-DAY2-

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潜航日誌
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 どこまでも広い海。どこまでも静まった一面の青。
 何もない水平線の向こうから眩い光が顔を覗かせ、揺らめく水面を紅く色付ける。
 うっすらと雲がかかった瑠璃色の空が仄かに明るみを帯びるなか、波打ち際に大の字で寝転がる少女が一人。

Icon 水の球
『いつまで寝ているつもりだ』


Icon 少女
「むぅ、もうちょっと待ってよ」


 傍らで様子を窺うように浮かんでいた小さな水の球たちが、彼女の頭上に集まって一つの大きな塊を作り上げる。
 やがて水球は勢い良く落下し、ばしゃん、という水音と共に彼女の顔を濡らした。

Icon 少女
「……なにもそこまでしなくても」


Icon 水の球
『夜明けだ。時間が勿体無かろう』


Icon 少女
「今ので砂に吸われていく水も無駄なんじゃないの」


Icon 水の球
『水なら幾らでもあるだろう』


 少女の足元で揺れる波の、その極一部が切り取られたかのように腿を伝い、胸まで移動したところで球状に形を変えて空中に浮き上がる。
 その水の塊にそっと手で触れて、少女は潮水特有の妙な異物感に顔を顰めた。

Icon 少女
「まあ、"私"もそろそろ頃合いかなとは思ってた」

Icon 少女
「"私"がここに来て何日か、何十日か経ったわけだけど」


 陽の光に目が眩みながらも少女は起き上がって言葉を続ける。

Icon 少女
「こうして人の姿を真似て数日維持できる程度には、ここの環境に体が順応出来てきてるのよ」


Icon 水の球
『声が使えるくらいだ、人集りに紛れたとて怪しまれまい』


Icon 少女
「うん。そこで"私"はこの世界のことを調べてみようかなって」


Icon 水の球
『異論は無い。毎夜、星空を眺め続けるよりは建設的だ』


Icon 少女
「どこまで動けるかも確認しないとね」

 ぐっと伸びをして、少女は水の球を伴い、さくさくと足音を立てて砂浜を進む。


 ◇ ◇ ◇


 沈みゆく陽の光が静けさに満ちた海の隅々までを再び紅く染めようとする時分。
 朝と同じ海の違う砂浜に少女の姿はあった。

Icon 少女
「――テリメイン、水に満ちた世界、七つの海、海底遺跡」

Icon 少女
「なんだか、とっても素敵な響きだよね」


Icon 水の球
『力は衰えたが、水の精霊たる本能は強く残っている。惹かれるのも道理だ』


 少女は何度か小さく頷いて、朱と金に色付いた空を見つめる。

Icon 水の球
『……まさかとは思うが』


Icon 少女
「そのまさかだよ。"私"もこの海を探索したい」


 二歩三歩前に歩み出て、波に足が浸かる辺りで立ち止まると、今度は陽を背にするようにその身を翻す。
 そうして水球の正面に向き直った少女は、手を差し伸べて思いの丈を吐き出した。

Icon 少女
「だって、ここは窮屈で、退屈で、空より暗い闇しかなかった"球"の中とは違う。
 本の山と血生臭い人間ばかりな、お城の中でもない」
Icon 少女
「テリメインでなら、何にも縛られず自由に動ける。
 "私"がやりたいと思ったことをやれる」
Icon 少女
「そんなのは……今までじゃ有り得なかったでしょう?」


Icon 水の球
『分かっているとも――』

Icon 水の球
『"私"とて、あの闇に戻るのは御免だ。
 水に覆われたこの世界で日々の発見を興がる方がいい。しかし、だ』

 言いながら水球は形を変え、徐々に体積が増していく。
 活発な水の球とは対照的に、突然の脱力感に襲われた少女は思わずその場に倒れ伏した。
 動かぬ手足では立つこともままならず、やっとのことで顔を上げた少女の眼前で、上下に連なった大きな水の塊が揺れていた。

Icon 水の塊
『スゥよ。人を模していては身も守れぬ。
 緊急時の主導権は“私”が貰うぞ』

Icon 少女
「……最初から、そのつもりだってば」

Icon 少女
「わざわざやってみせなくてもいいじゃん……」


Icon 水の塊
『言うだけでは伝わり難かろう』


Icon 少女
「……シェアトのばか」


 いじわる、と語尾に小さく付け足して少女は砂に突っ伏した。
 そのまま微かな潮騒に意識を向けているうち、少女の意識は深い眠りへと誘われていった。


 ◇ ◇ ◇


Icon 少女
「わがままに付き合ってもらうことになるけど、いいの?」


Icon 水の球
『喜々として情報を集める様に負けたのだ。
 話を聞く最中、あれだけ口元が緩んでいてはな』

Icon 少女
「ふぇっ」


Icon 水の球
『尋ねられた若者も、その青い瞳がさぞ輝いて見えたことだろう』


Icon 少女
「うう……」



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パーティメッセージ
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メッセージはありません。
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メッセージ
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メッセージはありません。
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ボトルシップメッセージ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
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参加コミュニティはありません。
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon シュナイダー
「さあおまえの力を見せてもらおう」

Icon ロザリアネット
「頑張ってくださいね。私は汗臭いのは苦手なもので、控えておりますから」
Icon ロザリアネット
「……」
Icon ロザリアネット
「あ、オークさん。待ってください」

Icon シュナイダー
「ん? なんだ?」

Icon ロザリアネット
「ちゃんとこちらの水中で戦ってくださいね。探索者の皆さんは、海の中で戦っていただくのですから」

ロザリアネットは扉の外を指した。

Icon ロザリアネット
「それとこれ……オークさん。実力試験用のスキルストーン、付け忘れてますよ。」

Icon シュナイダー
「ん? そんなものあったか? まあ良い……うむ、これで1個か?」

Icon ロザリアネット
「ええ。新規探索者さんへのスキルストーンの使い方の指導でもありますから、お願いしますね。」

Icon シュナイダー
「うむ……だが、手は抜かんぞ!」
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通常戦闘
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Icon スゥ
「げっ、なんか出てきた」
Icon アクアリウス
『代われ。"私"がやる』
Icon スゥ
「大丈夫なの?」
Icon アクアリウス
『人を模したままでは満足に戦えんだろう。維持と制御は任せるぞ』
Icon スゥ
「任されたっ」


Icon オーク・M・シュナイダー
「さて、待たせたな…始めるとしよう。
何、遠慮はいらんぞ。全力でかかってこい!」
Icon ロザリアネット
「がんばってくださいね!
わたし、応援することくらいしかできませんけど……」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ああ。万が一でも、巻き込まれたら危ないからな。下がっていてくれ」

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戦闘開始!
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アクアリウス(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
70/70
MPMPMP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
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ターン1
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アクアリウス(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
70/70
MPMPMP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
アクアリウスに24のダメージ!


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アクアリウスの行動!
マジックブラスト!No.2 マジックブラスト
オーク・M・シュナイダーに86のダメージ!
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ターン2
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アクアリウス(前)
HP
196/225
HPHPHPHP
MP
60/70
MPMPMPMP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
129/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
64/100
SPSPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
アクアリウスに18のダメージ!


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アクアリウスの行動!
マジックブラスト!No.2 マジックブラスト
オーク・M・シュナイダーに73のダメージ!
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ターン3
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アクアリウス(前)
HP
173/225
HPHPHPHP
MP
50/70
MPMPMPMP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
46/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
28/100
SPSPSPSP
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Icon オーク・M・シュナイダー
「いいぞ、なかなかやるではないか」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ま、まさか……!」


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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
アクアリウスに24のダメージ!


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アクアリウスの行動!
マジックブラスト!No.2 マジックブラスト
オーク・M・シュナイダーに83のダメージ!
Icon アクアリウス
『それ以上の抵抗は不要だ』
Icon スゥ
「そのまま倒れてくれれば楽できていいなーって」


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オーク・M・シュナイダーのSPがない……!!
Icon オーク・M・シュナイダー
「むうっ! だ、騙したなロザりん!!」
オーク・M・シュナイダーは戦線を離脱!
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探索者No.706は勝利した!
アクアリウスはEXPを5取得!
TPを1取得!
SCを300取得!

Icon アクアリウス
『うむ。存外戦えるものだな』
Icon スゥ
「この調子で感覚を取り戻せるといいね」
Icon アクアリウス
『決して驕らずにな』

Icon オーク・M・シュナイダー
「ぬうっ……!」
オーク・M・シュナイダーは息を整えている……!

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終了時
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アクアリウス(前)
HP
144/225
HPHPHPHP
MP
40/70
MPMPMPMP
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon ロザリアネット
「おつかれさまでした。チューンジェムはデメリットもあるので、気を付けてつけて下さいね」

Icon シュナイダー
「……言いたい事は無いこともないが
 ……まあ、中々望みがありそうな新人……だったか?」

Icon ロザリアネット
「さて、これで本当に名ばかりの審査は終了です」
Icon ロザリアネット
「ここからは、あなたの自由にこの世界を冒険したり、
 旅行したりして満喫してくださいね」
Icon ロザリアネット
「まあ、私たち探索者協会としては、この世界の謎の解明や、
 遺跡の探索などをしていただけるととても助かるのですけれど……」

Icon シュナイダー
「そのあたりはお前の自由だ」

Icon ロザリアネット
「ええ。ああ、でも……」
Icon ロザリアネット
「この探索者協会本部の周囲の海域は、まだ私たちの目が届くので、
 比較的安全なんですけれど……」
Icon ロザリアネット
「遠い海域になってくると、
 "海賊"たちが幅を利かせている危険な海域もありますので、注意してください」

Icon シュナイダー
「海賊どもに襲われると、有り金や持ち物を奪われる可能性があるからな」

Icon ロザリアネット
「遠くの海域へ出かける場合は、くれぐれもお気をつけて」

Icon シュナイダー
「海賊の情報は、俺達探索者協会のほうでも提供しているからな
 ……お前、海賊になろうとか考えるんじゃないぞ」

Icon ロザリアネット
「それでは、長くなりましたがこれで終了です。
 あなたの旅路に、幸多からん事を……」

Icon シュナイダー
「気をつけてな。良い旅を!」


Icon

Icon

ロザリアネットは尾びれと右手をヒラヒラと振りながら、
オーク・M・シュナイダーとともにあなたを見送った。
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アイテムの探索
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アクアリウスは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった!
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アクアリウスは渦属性を購入した。

アクアリウスは魔攻を購入した。

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アクアリウスは魔力を訓練した。
アクアリウスは魔力を訓練した。
アクアリウスは魔力を訓練した。
アクアリウスは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
アクアリウスは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

EXPを49ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

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アクアリウスはアイテムNo.1 黄道球《アクアリウス》を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。
アクアリウスはアイテムNo.2 幸運の水瓶を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

スキルNo.1 マジックアロー を改造しようとしたがアイテムNo.3007 がなかった。

スキルNo.1 マジックアロー を改造しようとしたがアイテムNo.3015 がなかった。
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目的の決定
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目的の決定
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PNo.706 アクアリウス
は目的:遺跡探索を選択!


目的:遺跡探索に決定!

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次回予告
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探索者No.706 遺跡の魔物たち
PNo.706 宝瓶のアクアリウス VS ナマコガール
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PNo.706 宝瓶のアクアリウス
キャラクターイメージ プロフィール
愛称 アクアリウス
種族 水の精霊
性別 なし
外見年齢 不明
------

 ――人の願いによって生まれたそれは、人の願いによって追放された。

------
◆紹介
『宝瓶のアクアリウス』
星の持つ力が水を媒介として具現化した精霊。
かつては強大な力を有する特別な存在であったが、本体と世界の壁を隔てたことで大幅に力を失った。
本体の居る場所へ戻るため、少しずつ減っていく体を維持するため、水に満ちたこの世界ならば何かを掴めると信じて、精霊はテリメインの海を放浪する。

◆水球態 - 『アクアリウス』
直径30cm程度の複数の浮遊する水塊からなる群体。
瓶も体の一部。瓶の中で生成される濃く色付いた水を中心に、普通の水で厚く層を作り、それを薄い膜で覆って形状を維持する。
イメージとしてはスライムに近いが粘度は控えめ。どの個体も適度な弾力があり、もちもちと柔らかい。
膜を張っている限りは他の水と混ざることはない。
普段は一個体だけが外に現れ、他の個体は瓶の中で休眠している。
比較的大きな個体『シェアト』のみが活動時に胴体を作る。不要な時は他の個体同様に頭部だけの球体となる。
体の周りには葉のような形をした水の塊を浮かべ、小さいながらもこれが手の役割を果たす。
瓶の中から顔を覗かせ、外に出てこない個体『スゥ』がアクアリウスの本体。
スゥは全体の維持を担い、他の個体が得た情報や経験を別の個体へ共有し蓄積する。

◆人間態 - 『スゥ』
他者とコミュニケーションを取るにあたり、水球のままでは不都合だろうと人の姿を模した形態。
外見上の性別は女。身長140cmほど、体重は不定。水色の髪に深い青の瞳。白のブラウスに青のスカート。
精巧に形作られた体にはしっかりと色が付き、感触も人間のそれに限りなく近くなる。
人型を保つことに魔力の大半を注いでいるため、海中でこの姿のまま行えることは少ない。

他人の言葉を理解し文字も読め、ある程度の意思疎通が可能。
それぞれの姿でベースになっている個体が違い、どちらも少女を思わせる高い声だが喋り方が異なる。
水球態は最も大きく目立つ個体でもあるシェアト。やや堅苦しい口調で、相手の脳内に直接話し掛ける方法を取る。
人間態のベースはスゥ。こちらは発声して会話し、表情や手振りなどの感情表現も豊富。
人型でいる間はスゥとシェアトで肉体の主導権を交代することもできる。

アクアリウスそのものは周囲の環境に適応する能力に秀でているが、自前の魔力が殆ど利用できないテリメインの海ではとても非力な存在である。

『Omnia eunt more modoque fluentis aquae.』

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[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 黄道球《アクアリウス》 武器 10
装備中
┗魔導石 攻撃力↓
2 幸運の水瓶 防具 10
装備中
┗衣服
3 渦属性 TG 0
4 魔攻 TG 0
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 マジックアロー 0 10 0 3 4 通常時
┗マジックアロー 敵:魔導攻撃
2 マジックブラスト 5 10 0 3 2 自HP50%以上
┗マジックブラスト 敵:魔導攻撃

データ
目的 遺跡探索
MHP 242
MMP 80
MSP --- SP なし
体力 50 魔力 190
敏捷 50 精神 150
器用 100
PLV 125
EXP 51 TP 11
SC 200
パーティメンバー
*単独行動中*
706
 
アイコン
0 1 2 3 4
706
706
706
706
706
5 6 7 8 9
706
706
706
706
706
リンクリスト
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PL名:かのしき