Seven Seas
-DAY2-

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潜航日誌
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――物心ついたときから両親は既に居なかった。
わたしの最初の記憶は貧民街の薄汚れた壁
そこに一人座り込んでいることだった。


親に捨てられたのか、それとも両親が死んだのかは分からない。
どっちでもその時の私には大して変わりはなかったし、
どちらでもわたしが独りなのは違いなく
どちらでもかまわないとすら思っていたのだ

そんな生まれだったから――生きるために様々な手を
使わざるを得なかったのは必然的な結論であったのだろう
泥をすすり、草を食べ――時には略奪すらをもした

あの時の私もはや人よりも獣か何かのほうが
近しい存在だったのかもしれない
ただ生きるために食べ、奪い
特に何の目的もなくその日を生きる
そしてきっと何も為さないまま死ぬのだろうなと
子供心に考えていた時期もあった

そんなある日
いつものように店の軒先から食糧を奪おうとしたとき
私は大柄な男に首根っこを押さえられ、捕まった。
必死で抵抗したが男の力は強かったのか
どんなに暴れてもびくともしなかったのは今でも覚えている
そして―――

「おーおー、話に聞いた通りのジャジャ馬だな。
 こりゃ確かに捕まえてくれって言われるのもわかるわ」

その時の男の声を、言葉も今でもずっと、覚えている。

「ん?あぁ安心しろよ。別に警察に突き出そうってわけじゃない
 まぁ捕まえてくれとは頼まれたが、頼まれたのはそこまでだ
 そこから先何をどうするかは俺が決めることで―――
 なんだなんだ、きょとんとした顔をして。……何?
 警察じゃないなら一体なんなんだって?」

よくぞ聞いてくれたと、自らの職業を誇らしげにする表情も、覚えている。

「――エルキュール=オルカ。探偵さ」



探偵事務所のソファでいつの間にか眠っていたらしく、
アイリーンは懐かしい夢を見た
アイリーンが探偵の世界に足を踏み込むきっかけ
かつ生きる目的を得たその日のことを

「……ソファなんかで寝たからかな。ちゃんとしたところで寝るべきだったね」

そんなような言葉がついアイリーンの口から出る、
ほかにもいろんな要素がありそうだが。
んーー、と背伸びをし窓に取り付けてあるカーテンを開け放ち
光を部屋の中に招き入れ、その光を浴びれば、
身体が目覚めていく錯覚すら感じるだろう。
そんなアイリーンに声をかけてくる人物が部屋の中にいた

「やぁ、おはよう。その様子だとぐっすり眠れたようだね」

アイリーンが声のするほうを見れば茶色の髪にベレー帽
パイプをくわえたどこか凄みのある女性が
何かの資料を読みながらふんわりとした微笑を浮かべ、こちらを一瞥している。
――この人物は部屋の主でもあり、つまるところ
探偵事務所の所長でアイリーンの上司のようなものだ

「はい!それはもうぐっすりと……若干身体の節々が軋みますが」

アイリーンが困り顔でそんなことを言えば、所長は苦笑いをしながら言葉を返す

「ソファなんかで君は寝慣れていないだろうからね――
 さて、そんな寝起きの君にお願いごとをするのは
 とても自分としては心苦しいのだが。また、仕事の依頼だ」

心苦しいと言いながらを全くそんなことを思ってなさそうな表情で
所長は手に持っていた資料を渡しながら言葉を続ける。

「その場所は曰く、お宝が大量に眠っている。
 曰く、未知の生物が大量に存在する。
 曰く、とある遺跡には全てを統べる事のできる魔法がある――
 そんな噂が絶えない、とある海底の調査の依頼だ」

所長がやりごたえのある依頼だろう?と
言わんばかりの表情でこちらの様子を伺っている

「……あの、一応聞いておきますけど
 なんでそんな場所に行かないといけないんですか?」

一瞬所長はきょとんとした表情を浮かべ、すぐさまくぐもった笑いを漏らす

「そりゃまぁ当然、依頼だからね。受けないって選択肢はまぁそれなりに少ない――
 ただまぁ依頼だろうとなかろうと。そんな曖昧な噂が溢れているのは我慢ならない
 君も探偵の末席を汚すものならばわかるだろう?」

そこでいったん言葉を区切り、すっと呼吸を合わせるように息を吸い込み

「「謎があれば解きたくなるのが――探偵だ」」

示し合わせたかのようにぴったりと同じセリフを吐いた後。
二人でけたけたと笑いあう

「それに君の《能力》は今回の調査にぴったりだ。
 ……もしかしたら、君の『探し物』もついでに見つかるかもしれないぞ?」

その言葉にぴくりとアイリーンが反応する。もしそれが見つかれば僥倖という他ない
なぜなら、それはアイリーンが探偵をしている理由の一つだからだ。
その言葉に背を押されたというわけではないが、観念ついたかのように
諦めのため息を大きく吐きながら、許諾の言葉を吐き出した

「――わかりましたわかりました。アイリーン=ウェル=オルカ謹んで仕事承ります」

資料を見ながらアイリーンの口からは
『お母さんにしばらく留守にするって言っておかないとなぁ…』
などの独り言が漏れ出る

そんな眉を寄せ不満を吐き出すアイリーンの姿を見て
所長は満足そうに微笑むのであった

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パーティメッセージ
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メッセージはありません。
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メッセージ
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PNo.363 母なる海の王
からのメッセージ:
ふと、あなたは何かの視線を感じた。
見回してみると少し離れた場所に水の球体が浮いているようだ。

Icon
「・・・」


中に青い鳥のような何かがいてじっとあなたを見ている。
あなたはそれを無視してもいいし、近づいてみても構わない。
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ボトルシップメッセージ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon シュナイダー
「さあおまえの力を見せてもらおう」

Icon ロザリアネット
「頑張ってくださいね。私は汗臭いのは苦手なもので、控えておりますから」
Icon ロザリアネット
「……」
Icon ロザリアネット
「あ、オークさん。待ってください」

Icon シュナイダー
「ん? なんだ?」

Icon ロザリアネット
「ちゃんとこちらの水中で戦ってくださいね。探索者の皆さんは、海の中で戦っていただくのですから」

ロザリアネットは扉の外を指した。

Icon ロザリアネット
「それとこれ……オークさん。実力試験用のスキルストーン、付け忘れてますよ。」

Icon シュナイダー
「ん? そんなものあったか? まあ良い……うむ、これで1個か?」

Icon ロザリアネット
「ええ。新規探索者さんへのスキルストーンの使い方の指導でもありますから、お願いしますね。」

Icon シュナイダー
「うむ……だが、手は抜かんぞ!」
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通常戦闘
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Icon イル
「探偵は戦闘は専門じゃないんだよ…?」


Icon オーク・M・シュナイダー
「さて、待たせたな…始めるとしよう。
何、遠慮はいらんぞ。全力でかかってこい!」
Icon ロザリアネット
「がんばってくださいね!
わたし、応援することくらいしかできませんけど……」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ああ。万が一でも、巻き込まれたら危ないからな。下がっていてくれ」

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戦闘開始!
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イル(前)
HP
218/218
HPHPHP
MP
70/70
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
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ターン1
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イル(前)
HP
218/218
HPHPHP
MP
70/70
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
イルに14のダメージ!


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イルの行動!
Icon イル
「えっと…えいっ!!」
マジックアロー!No.1 マジックアロー
オーク・M・シュナイダーに64のダメージ!
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ターン2
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イル(前)
HP
204/218
HPHPHPHP
MP
60/70
MPMPMPMP
SP
95/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
151/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
64/100
SPSPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
イルに17のダメージ!


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イルの行動!
Icon イル
「えっと…えいっ!!」
マジックアロー!No.1 マジックアロー
オーク・M・シュナイダーに59のダメージ!
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ターン3
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イル(前)
HP
187/218
HPHPHPHP
MP
50/70
MPMPMPMP
SP
90/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
82/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
28/100
SPSPSPSP
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Icon オーク・M・シュナイダー
「いいぞ、なかなかやるではないか」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ま、まさか……!」


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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
イルに19のダメージ!


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イルの行動!
Icon イル
「えっと…えいっ!!」
マジックアロー!No.1 マジックアロー
オーク・M・シュナイダーに69のダメージ!


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オーク・M・シュナイダーのSPがない……!!
Icon オーク・M・シュナイダー
「むうっ! だ、騙したなロザりん!!」
オーク・M・シュナイダーは戦線を離脱!
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探索者No.1335は勝利した!
イルはEXPを5取得!
TPを1取得!
SCを300取得!

Icon イル
「ふー……なんとかなったねぇ」

Icon オーク・M・シュナイダー
「ぬうっ……!」
オーク・M・シュナイダーは息を整えている……!

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終了時
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イル(前)
HP
168/218
HPHPHPHP
MP
40/70
MPMPMPMP
SP
85/100
SPSPSPSP
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon ロザリアネット
「おつかれさまでした。チューンジェムはデメリットもあるので、気を付けてつけて下さいね」

Icon シュナイダー
「……言いたい事は無いこともないが
 ……まあ、中々望みがありそうな新人……だったか?」

Icon ロザリアネット
「さて、これで本当に名ばかりの審査は終了です」
Icon ロザリアネット
「ここからは、あなたの自由にこの世界を冒険したり、
 旅行したりして満喫してくださいね」
Icon ロザリアネット
「まあ、私たち探索者協会としては、この世界の謎の解明や、
 遺跡の探索などをしていただけるととても助かるのですけれど……」

Icon シュナイダー
「そのあたりはお前の自由だ」

Icon ロザリアネット
「ええ。ああ、でも……」
Icon ロザリアネット
「この探索者協会本部の周囲の海域は、まだ私たちの目が届くので、
 比較的安全なんですけれど……」
Icon ロザリアネット
「遠い海域になってくると、
 "海賊"たちが幅を利かせている危険な海域もありますので、注意してください」

Icon シュナイダー
「海賊どもに襲われると、有り金や持ち物を奪われる可能性があるからな」

Icon ロザリアネット
「遠くの海域へ出かける場合は、くれぐれもお気をつけて」

Icon シュナイダー
「海賊の情報は、俺達探索者協会のほうでも提供しているからな
 ……お前、海賊になろうとか考えるんじゃないぞ」

Icon ロザリアネット
「それでは、長くなりましたがこれで終了です。
 あなたの旅路に、幸多からん事を……」

Icon シュナイダー
「気をつけてな。良い旅を!」


Icon

Icon

ロザリアネットは尾びれと右手をヒラヒラと振りながら、
オーク・M・シュナイダーとともにあなたを見送った。
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アイテムの探索
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イルは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった!
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イルはSSシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
マジックブラストをゲット!

イルはTGシェルボックス(低)を購入した。
貝開封!
【味MP○%以下】をゲット!

イルは護符を購入した。

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イルは魔力を訓練した。
イルは魔力を訓練した。
イルは体力を訓練した。
イルは体力を訓練した。
イルは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

EXPを49ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

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目的の決定
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目的の決定
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PNo.1335 イル
は目的:遺跡探索を選択!


目的:遺跡探索に決定!

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次回予告
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探索者No.1335 遺跡の魔物たち
PNo.1335 アイリーン=ウェル=オルカ VS ヒトデウーマン
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PNo.1335 アイリーン=ウェル=オルカ
キャラクターイメージ プロフィール
愛称 イル
種族 探偵
性別
外見年齢 16歳くらい
大きな鯨帽子を被った探偵少女
愛称はイル。アイリと呼ばれても反応しないか反応が薄い
親しい人からはイルカちゃんと呼ばれている

ここには別の探偵(上司みたいな立場の人)の依頼でやってきた
『曰くお宝があるとか
曰く未知の生物がたくさんいるとか
曰くすごい魔法があるとか……
そういう『曖昧なもの』が溢れているのが我慢ならないから
行ってはっきりあるかないか証明してこい』
そんな理不尽とも取れる命令を受けて探偵少女は海を調査する
なお本人はおおよそバカンス気分だとかなんとか

『不在証明(アリヴィデンス)』と呼ばれることもある
これは彼女の《探偵能力》に起因しており
『ないとはっきり証明できないものは存在するものとする』
といった能力で非常に強力だが、使い方によっては誤捜査や
冤罪などをも生み出してしまうため、あまり使用頻度は高くない
また何かしらの制限と反動もあるようである

戦闘方法は推理発勁と魔法
魔法が使えるのは元々で、なぜ魔法が使えるのかは説明できないし理論不明
彼女と親しい上司の探偵曰く
『理論が不明かつ理由が不明瞭だからこそ使えるのだろう』
とのこと、彼女の探偵能力に起因しているようだが詳細は不明
[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 くじらっぽい杖 武器 10
装備中
┗杖 射程1 攻撃力↓
2 普通のセーラー服 防具 10
装備中
┗衣服
3 マジックブラスト SS 0
4 【味MP○%以下】 TG 0
5 護符 10
┗護符 魔防力↑ 素早さ↓
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
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21
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25
26
27
28
29
30
[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 マジックアロー 0 10 0 3 4 通常時
┗マジックアロー 敵:魔導攻撃
2 ブレス 0 10 0 3 - 味SP50%以下
┗ブレス 味:SP回復

データ
目的 遺跡探索
MHP 254
MMP 78
MSP 100 SP あり
体力 65 魔力 176
敏捷 100 精神 150
器用 50
PLV 125
EXP 58 TP 11
SC 400
パーティメンバー
*単独行動中*
1335
 
アイコン
0 1 2 3 4
1335
1335
1335
1335
1335
5 6 7 8 9
1335
1335
デフォルト
デフォルト
1335
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