C1005 幽霊船『不死鳥号』
各地に伝わる、あやしき話。
三本マストの大帆船、近づけばその帆はぼろぼろ。
水夫もなく舵は切られ、どこへともなく彷徨う。
ただ一人立つ船長には、顔がないという。
からのはずの船倉からはべちゃべちゃりとぬめりの音
客室のシーツはじっとりと湿っている
船長室の扉はかたく閉ざされている、ノックをすれば返答はあるだろう。
コミュニティメッセージ
PNo.1005 フレデリク・ファン・クリーケン
からのメッセージ:
リック
「
(探索行の合間の一休み 船の主はどうやらちょっとした買い物に出ている。
ぼろぼろマストの下はどこか緩んだ空気にて、古びている以外はまるで普通の船だ。
蟹が鋏をかじって仕事道具の手入れをしている。
磯蚯蚓がロープの下に潜んで仮眠をとっている)
(光の届かぬ船底にも、無数のちいさな、脚の多い者や、這う者、漂う者が体を休めていた。
すやすや眠る鮫の子供の体の脇を、小柄な蛸がぺたぺた通り過ぎた)
」
コミュニティメンバー
PNo.1005 フレデリク・ファン・クリーケン