PNo.30 ニスル=アイン
からのメッセージ:
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それなりに厚みのある紙束を手にし、広げている少年。 幾つかは、ここ最近の《テリメイン》情勢についての飛ばし記事や出来事が書かれている新聞だ。 指でなぞると、僅かなインクの臭いが香り立つ。
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少年 |
「――――。 (……海賊の発生、あるいはそれを狩る者や奇跡を追う者の乱痴気騒ぎ、と来たか)」
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少年 |
「(……盛り上がってきたな)」
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特に追っていた箇所は、そこに尽きる。 軽く目を通しただけでも、何件も同時期に発生している。少年は音もなく喉を鳴らした。 考えることは皆、同じのようだ。そう思索を巡らせている。
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PNo.36 チャコール・グレイ
からのメッセージ:
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(痩せた赤毛の女が、波に揺らめく光の下で本を広げている。 開いたページには海水を熱して塩の結晶を作る過程が写真つきで説明されている。 ……本を読み進めるほど理解が追いつかなくなっていくらしく、だんだん退屈そうな表情を浮かべだした)
「うーん……」
(とうとう本を閉じると机に置いて、何かを探すように辺りをきょろきょろと見回し始めた) |
PNo.61 クーリエ・ブラッカー
からのメッセージ:
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クーリエ |
「(すっかり習慣となった、故郷についての調べ物を進めている……今回も進展はほとんど見られない)」
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>>Pno.823
(本の崩れた音を聞き付け、何気なくやってきた矮躯の女が弱々しくアンテナを光らせる機械の鳥を見つけたようだ)
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クーリエ |
「……とりさん?大丈夫?」
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(とりさんへ落ちてきた大小様々な絵本や児童書を近くの机へと平積みし、整理していくようだ) |
PNo.206 フィニス・リイン
からのメッセージ:
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フィニス |
「………。」
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PNo.479 高岡 初葉
からのメッセージ:
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初葉 |
「ここの棚は……恋愛小説のようですね」 |
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初葉 |
「やはり知らない作家ばかり……どうにもこの分野は疎いです」 |
PNo.823 ぜんまい仕掛けのとり
からのメッセージ:
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\ぎーちょー…ぎー…/ (崩れた児童書の山からぴょこんとアンテナが飛び出ている。脱出しようと試みているのか、ときたま山の一部が雪崩れていく。が、まだ這い出るにはほど遠いのか、本と本の隙間から青い翼がひこひこ揺れている程度である…自力で出るにはあと小一時間ほどかかるかもしれない) |
PNo.1076 マーニフィカと探査艇
からのメッセージ:
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≪こうりつ いい? てじゅん?≫ どこから取り出して来たのか、人体解剖図を熱心に眺めている・・・。 |
PNo.1098 フレイア・ガーランド
からのメッセージ:
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フレイア |
「>>クリシュさん 一人のまだ、あどけなさが残る少女が、貴方の呟きに気づいて本から視線をそちらに移す…… 「確かに、こんな場所にある割には、思ったよりも人が多いよね。 そんな貴方はどんな本が読みたくて此処に?」 興味津々といった面持ちですが、視線は貴方の瞳と耳を行ったり来たりしている模様です。」 |
PNo.1101 闇
からのメッセージ:
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「………」
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やがて、緩慢に。 教本の棚から『誰にでもできるボイストレーニング』の本を引っ張り出した…… |
PNo.1519 ミルフィーユ
からのメッセージ:
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ミルフィ |
「【人魚姫の恋】…【人間と異形の禁じられた恋】… うーん、いいですわね~…」
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ミルフィ |
「あ。錬金術の本を探していたんですわ…」
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ミルフィ |
「…まあ、これはこれで良いですわよね。はぁ…良いですわ~… 海が題材の恋愛小説が多いのも、やっぱりこういう場所だからかしら。」 | | |