Seven Seas

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C1659 海上拠点《エスカベーシュ》
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帆が膨らんで、猫のドクロマークがテリメインの海を走る。
誰が見ても海賊船だとわかるその船はしかし、貴方を襲うことはないし、荒くれ者の声も聞こえてこないだろう。

テリメインの海で偶然出会ったのか、はたまたスキルストーンの誤作動で偶然転送されてきたか。
貴方がこの船を訪れれば、楽器を演奏するような声が、貴方を歓迎するだろう。
ここは、船上拠点――エスカベーシュ号。
楽しい日々が、貴方を待っているかもしれない。

***

■現在地:出航中

■船員
ドラジェ・バッカニーア(1116) 《二段ベッドが二台ある狭い4人部屋》
リンス・アライアス(1659) 《ドラジェと同室。二段ベッドの上》
ユニ(1663) 《客室のソファ等。睡眠不要》

■ゲスト
なし

■設備等
狭い四人部屋多数《空き部屋:多》
客室《空き部屋:少》
テリメインバーガー《窓口:ユニ》
浴場《なし》
調理設備《なし》

***

海上拠点《エスカベーシュ》へようこそ!
ここはテリメインを探索しながら、船内を拠点に生活するロールプレイコミュニティです。
マナーを守りながら、キャラクター達の生活を描く場としてご利用下さい。


■説明とか
・海賊船ですが、キャラクター達はPKとしての海賊ではありません。どなたでもお気軽にご参加下さい。
・プレイヤーとして発言することは極力控えて下さい。
・コミュ主や船員だけでなく、いろんなキャラクターとの会話を楽しみましょう。
・参加者がイベントを起こしても構いません(例:面白いアイテム見つけたよ!等)
・船員は船内にある寝床を利用して暮らしています。定員は約20~30名ほどです(ほとんどが狭い4人部屋になります)
・ゲストは遊びにきた、迷い込んだ人などを指します。寝泊まりはしてないけど、よく遊びにくる方を記載します。
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コミュニティメッセージ
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PNo.1659 リンス・アライアス
からのメッセージ:

 船出のときがやってきた。
 といっても、それぞれの探索者はすでに海底探索を進めているだろうし、今さら海と言っても目新しくはないかもしれないけれど――帆を広げて進む船から見る海は、また違った景色を見せてくれるだろう。
 リンスが船首に立って、子供のようにはしゃぐ。

Icon リンス
「よぉーしっ、それじゃあ――!」

Icon リンス
エスカベーシュ号、出発進行ーっ!

Icon リンス
「――え? こういうのはリンスが言っちゃ駄目? ドラジェが言いたいの?」

Icon リンス
「もー、ドラジェってば、いいかっこしぃなんだからー」

 リンスがくすくすと笑いながら目立たない場所へ移動していけば、同じ姿形をしたドラジェに注目が集まるだろう。
 赤い外套が、潮風に揺られている――


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■  女の子の練習  ■
■  PNo.1116 ドラジェ・バッカニーア  ■

Icon リンス
「あー! ドラジェ誤魔化したー!
リンスは別にお腹なんてすいて、」

 くぅ~~……。

Icon リンス
「――ないこともないけど!」

 お腹がすいているらしい。
 そこで、ふと視界の端にユニが映る。金魚鉢をかぶった変なのに食事を勧めている。

Icon リンス
「――わかった! それじゃあ女の子らしいご飯の食べ方からはじめよう!
ユニー! リンスとドラジェにも、ごはーん!!」

 なんだか食欲に負けてませんか、リンスさん。

Icon リンス
「そこで見てる人たちも! ドラジェの女の子らしさを『はんてー』して!」

 なにやら遠巻きに見てきたギャラリーにも要求しはじめた。
 妙な食事がはじまりそうである。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.162 近藤アントニオ  ■

Icon リンス
「えっへん、立派でしょー? すごいでしょー?
エスカベーシュ号っていうんだよー」

 念のために言っておくが、自慢気に語るリンスは船の持ち主でもなんでもない。

Icon リンス
「うん、やどやだよー、泊まってく?
ちっちゃいけどベッドもあるしー、ハンバーガーもいつでも買えるよー」

 と、これ見よがしにまくし立てるが、"お風呂"という単語にフリーズ・ミー。

Icon リンス
「――――おふろ?」

 ぐりん、とリンスの顔が回る。
 ドラジェとユニを、交互に見ていた。

 ――お風呂欲しい。

 そう、顔に書いてあった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■  PNo.328 ヒミコ  ■

Icon リンス
「えー、言葉通りの意味だよー?」

 ドラジェはリンスの、とはどういう意味なのかと聞かれれば、答えてあげるがリンスの情け。
 ススススー、とドラジェに擦り寄っていくリンス。

Icon リンス
「ほら、ドラジェ教えてあげてっ
このままリンスの肩を抱きしめて『こいつはおれの"おんな"だからおまえにはわたせねぇ』って言ってみて! ほら早く!」

 はーりーはーりー!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.499 装甲水鬼  ■

Icon リンス
「おぉーー!!」

 兜が勝手に開いた! 何か面白いこと言ってる!

Icon リンス
「すごいすごいっ! え、中に誰もいないの?
それじゃあリンスこの中に入れる? ちっちゃくなれないの??」

 興奮はいや増し、さらにキャーキャーと騒ぎ立てている。
 どうも鎧が空だとわかって、中に入ってみたいようだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.600 マグノリア・ジーニアス  ■

 マグノリアが少女と同じ目線の高さに膝を降ろすと、少女は屈託ない笑顔を見せつけて、

Icon リンス
「こんにちは! リンスは迷子じゃないよー?
この船が気になるなら、見ていっていいよー」

 どうやら少女はリンスという名前らしい。『詳しい大人の人』を呼ぶような気配もなく、まるで自分の家を案内するかのような気軽さでいいよと言い出した。

Icon リンス
「おねーさん、キラキラしたのつけてるね
それなにそれなに? なんでキラキラしてるの?」

 と、先ほどから凝視していた眼帯を指差す。とにかく自分の興味のあることを聞きたいらしく、見るからに子供が取る行動だ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.621 パノ・ボリツ  ■

Icon リンス
宿だよー! 泊まっていっていいよー!

 いいらしい。
 遠目からは見えにくいかもしれないが、叫んだあとに少女は何かを考えるように人差し指を口元に持っていってから、

Icon リンス
とりあえず、こっちきてー!

 らしい。まあ、大声でやり取りし続けるのも変な話である。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.706 宝瓶のアクアリウス  ■

Icon リンス
「スゥに、こっちのへんなのがあくありうす? うん、覚えた
リンスはリンスって言うの。よろしくね」

 覚えたというわりには疑問形である。
 突然出てきたこの少女、ちょっと頭がゆるい子なのかもしれない。

Icon リンス
「ぺたぺたするとくすぐったいの?」

 そう言われたら、触るしかない。
 ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた――。

Icon リンス
「くすぐったい? ねえくすぐったい??」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.1045 メルエット  ■

Icon リンス
「きゃくしつ? 泊まるところはすっごく狭い部屋だけどー……
どうしても広いところがいいって言う人がいたら、ドラジェに話を通せって言われてるよ」

 なんの説明もなく喋り始めるリンス。
 とにかく、泊まる場所は狭くて、そこよりいい場所にしたいなら『ドラジェ』なる者と話す必要があるらしい。

Icon リンス
「リンスは持ち主じゃないよー、持ち主はドラジェ
メルエットはどこからきたの? それ、綺麗な石だね。どこで拾ったの?」

 メルエットが物怖じしないのをいいことに、思ったことをそのまま口にするようなリンスの言葉。
 会話の主導権を握られると、ちょっと面倒かもしれない。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.1138 チコ=S=ラスティーシャ  ■

Icon リンス
「くらげ~?」

 女の子は差し出されたくらげを受け取って、じーっと見つめる。

Icon リンス
「これ、くらげじゃないよ?
くらげはもっと足がぐにょぐにょーってしてるし、触るとツルツルーってしてるんだよ?」

 と、くらげはくらげじゃないと主張する。
 軽く揺れる様にはあまり関心を示さないあたり、『声』は聞こえていないようだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.1299 オリナ・クレツキ  ■

Icon リンス
「"しゅくはつしせつ"だよー」

 いつからいたのか、甲板であたりを見回してたオリナの目の前に、小さな少女がいた。オリナとは一回りどころか頭二つ分近く身長に差がある。帆や旗に見とれていたのなら、小さな少女の接近には気づかなかったのかもしれない。

Icon リンス
「おねーさんはなにしにきたの? まいご?」

 首をコテンと倒して、無邪気にそんなことを聞いてきた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


■  PNo.1473 アイリーン・ガラルド  ■

Icon リンス
「おぉ~……」

 アイリーンのまともな自己紹介に口をぽっかりと開けて聞き入るリンス。
 まともなことを言う人物が少ないもんだから、逆に新鮮なのだ。
 そして、アイリーンの真似とばかり前髪を撫でるようにふわりと掻き上げて、

Icon リンス
「こちらをご利用して、よろしくてよ」

 よろしいらしい。――いや、明らかにアイリーンの真似をしてふざけているし、こんな小さな子供の言うことだ、あまり信用しないほうがいいかもしれない。

PNo.162 近藤アントニオ
からのメッセージ:
Icon アニー
「・・・肉の香りがするぞいぞい。どこからじゃどこからじゃ(くんかくんか)」

>アヒルのマヒルちゃん
Icon アニー
うおおおおおッ!!かあいいアヒルだダックだペキンダックがおるぞぉぉい!!!香ばしい肉の匂いはもしやお主かー!!!?(バタバタと駆け寄る)」

PNo.328 ヒミコ
からのメッセージ:
Icon ヒミコ
「この船は、どうやって動いているのだろう。
だいぶ大きくて立派な船だが、船内には、私がまだ見ていない、船を漕ぐ方がたくさんいらっしゃるのだろうかな。」
Icon ヒミコ

帆が広々としているし、風を受けたら気持ちよく進みそうなのだ、ウム」

PNo.499 装甲水鬼
からのメッセージ:
この船に興味が湧き、何気なく乗り込んでみたものだが。

Icon ヨロイ
「………………」



Icon 。o○(……ヤハリ……          )
   (……主要ナ、人員ハ…観察、シテ……)
   (……オカネバ、ナルマイ……    )


金属が軋む異音を少し響かせて辺りを見回しながら、先住と思しき乗組員の観察を始める事にした。
それと言うのも、このエスカベージュと言う船自体、こちらが想定していた以上に
既存の常識らしい常識が通用しない船でもあったからだ。
その最たる例が、主要たる乗組員3名――内、ドラジェは船長と言ったか――だ。

Icon ヨロイ
「………………」


見た目からして、内2人が明らかに年端も行かぬ子供だ。
先程まで自分自身を周回して楽しそうにしていたリンスとやらに至っては、それ以下の印象も受ける。
言動には自らの好奇を満たす意思が充満しており、ともすれば物心付いたかさえ怪しい。
そう言う意味では、非常に危うい性質であると言って良い。

Icon ヨロイ
「………………」


対して、船長を名乗ったドラジェには、見た目には似つかわしくない責任感を背負っている様にも感じる。
人間に似た成長の遅い種族なのだろうか。
しかしそれが災いし、先住の人員の中では貧乏籤を引かされ易いのかも知れない。

Icon ヨロイ
「………………」


残りの1人――ユニと呼ばれていたか――は見た目から元服を終えているようには思えるが、
他2人の保護者と言う立場に有るかと言えばそのような印象は見受けられない。
更に言えば、ユニよりもドラジェの方が精神的な成熟は上と見て良いかも知れない。
だが、時折見せる怪しげな視線が、妙に印象に残る。
それは何かの火種になる可能性も有り得る。
例えそれが自らに向けられている物ではないとは言え、だ。
感情を共有出来ず、理屈でしか理解出来ないヨロイでも、
そう感じざるを得なかった。

Icon ヨロイ
「……コレモ……
……コノ…船ノ、日々モ……
……我ガ、糧ト……
……我ガ、鍵ト……
……成リ得ル、ダロウカ……」

前世の記憶と感情らしい感情を喪失した船幽霊は、誰に向けるでもなく、そう呟いた。

その先に在るのは、安寧の日々か。
それとも、血を見る修羅場か。
どのような結果であれ、己が失った物が取り戻せるのであれば。

Icon

ふと、何かに気づいた。

Icon 。o○(……ソウカ……     )
   (……コレガ…『期待』、カ……)

PNo.934 フラック
からのメッセージ:
Icon フラック
「(お腹の音に反応し)そういや、腹が減ったなぁ…勝手に食料に手を付けるなって事だし…なんか食うもの取ってくるかな…」

PNo.1002 カナタ・A・ホシノ
からのメッセージ:
>Pno.1116  ドラジェ様
(海風にあたり、うつらうつらとまどろむカナタを気にする人の声)
Icon (軽く木槌を動かしたようにも、木槌が動いてカナタの腕を揺すったようにも見える)
Icon カナタ
「………ん、え、あ、はい。」

Icon カナタ
「……あ、えっと。お水、ありがとうございます、助かります……。
こちらのお船の、乗組員の方ですか?勝手にお邪魔してすみません、お気遣いありがとうございます……。」
>Pno.1116  ドラジェ様
(海風にあたり、うつらうつらとまどろむカナタを気にする人の声)
Icon (軽く木槌を動かしたようにも、木槌が動いてカナタの腕を揺すったようにも見える)
Icon カナタ
「………ん、え、あ、はい。」

Icon カナタ
「……あ、えっと。お水、ありがとうございます、助かります……。
こちらのお船の関係の方ですか?勝手にお邪魔してすみません、お気遣いありがとうございます……。」

PNo.1045 メルエット
からのメッセージ:
Icon メルエット
「もうすぐ、うごく」

少女が唐突に呟きます。

Icon ユーリス
「?? ……ああ、出帆するのですか。
 拠点というからには岸に留まり続けるものと思ったのですが、船は本来こういうものですしね」

PNo.1093 呼吸メーデ
からのメッセージ:

★ To Pno.1663 ユニ("Juni") ★


Icon ヨビスエ
「…………」

 ユニの視線を感じて、ヨビスエはユニに顔を向けると、 にまっと微笑みを返した。
 実はこの金魚鉢、屈折率や内部反射のアレコレにより、本来視野外のものも見ることができるのだ。

Icon ヨビスエ
「……ぐすん」

 ユニが己に何か話しかけようとしてくれてるのを察すると、
 果たしてこのおねえさんはどんなアプローチをしてくれるのかしらん、
 とワクワクした表情で待つ。
 表情はワクワクしているのに、涙をしゃくりあげる仕草が混じるのが妙ではあった。



 と、

Icon ヨビスエ
「んふ」

 何か食べたいか、という問いかけに、一瞬意外そうな顔をした後、面白そうに笑った。

Icon ヨビスエ
「ヤッター! ご飯もらえるんですか? 食べるよー、食べる食べる!
でもですねー、おねえさんの格好的にハンバーガーとかくれるんだとしたら――」
Icon

  ちゃぽん、


Icon ヨビスエ
「――このヌレヌレな鉢の中に餌撒きされちゃうと、ふやけて食べづらいかもなー。
金魚の福沢諭吉君は気にしないだろうけど、人間であるこの呼吸メーデちゃんはね。ぐすっ」
Icon 福沢諭吉
「…………」


Icon ヨビスエ
「それで……ご飯もらえるんですか、おねーえさんっ?」

 意地悪く試すような、でもそれよりはいくぶん軽い、イタズラを仕掛けるような表情で首を傾げる。
 傾いた鉢のふちから、また雫が跳ねた。
Icon


      ちゃぽん、

PNo.1116 ドラジェ・バッカニーア
からのメッセージ:
Icon ドラジェ
「い、いいかっこし……!リンス、おまえなぁ!」

言い終わらないうちに少女はみんなの視線の外へと。
集まる視線にこほんと咳払いをひとつ。
どこまでも広がる青い空。
そこに、対極の赤がばさりと翻った。

Icon ドラジェ
「……よし、いくぜ。」

Icon ドラジェ
―エスカベーシュ号、出航!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★PNo.1659 リンス・アライアス

くぅ~と響く空腹のサインに、思わず噴出した。

Icon ドラジェ
「おー、飯だ飯。最近みょうに腹減るんだよなぁ。」

Icon ドラジェ
「……って、女の子らしい食べ方ぁ?はんてー?」

Icon ドラジェ
「のんきなこと言ってんなぁ。飯はなくなる前に喰うもんだろ。」

大所帯で育ったせいか、早食いの傾向があるらしい。
ユニからテリメインバーガーを受け取れば、すぐにかぶりついた。
口のまわりはケチャップまみれだ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★PNo.162 近藤アントニオ

Icon ドラジェ
「ナマコ…クッション…??ナマコ、すげぇな…!」

Icon ドラジェ
「おう、俺が今のせんちょ……」

Icon ドラジェ
だーれがちっちぇえだー!!つつくんじゃねぇー!!

くわっ!!

---------------------

リンスとの会話と、「お風呂ほしい」の視線に気がつき――

Icon ドラジェ
「ふろぉ?風呂に入らなくても死なねぇだろ。
水なんて貴重なもんを無駄には使えねぇな。」

Icon ドラジェ
「海にはたんと水があるが――塩水じゃかえってべたつきそうだな。」

Icon ドラジェ
「…けど、なんで風呂なんてさがしてんだ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★PNo.328 ヒミコ

Icon ドラジェ
「おう、もう一人や二人ふえたところでかわんなぇからな。
まともなヤツに乗って貰えるのはむしろ助か――」

Icon ドラジェ
「い、いわねー!!」

リンスの言葉に、思わずそうツッコミます。
けれど、リンスとふたり並ぶ姿はまるでふたごのようで。

Icon ドラジェ
「か、勘違いするんじゃねーぞ。
こいつらとはここに来てからまだほんのすこししか関わってねぇ。
お前よりすこし前に会った、それくらいで。」

Icon ドラジェ
「――お前。ああ、そういえば、お前のことはなんて呼べばいい?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★PNo.499 装甲水鬼

Icon ドラジェ
「お、おう。」

その出で立ち、鎧から発される声に少しだけ驚いた様子を見せました。
じっとその話に耳を澄まします。

Icon ドラジェ
「……へぇ。目覚める前の記憶はのこってない、のか。」
Icon ドラジェ
「ま、エスカベーシュに興味が沸いたなら、ゆっくりしていきな。
掃除もしてもらえんなら助かるな。こいつも喜ぶだろうよ。」

そう言いながら手すりを軽くなでました。
「こいつ」とはエスカベーシュ号のことのようです。

Icon ドラジェ
「ま、そんなかんじで。よろしく頼むぜ。」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★PNo.775 アヒルのマヒル

Icon ドラジェ
「………ん?なんだこりゃ?」

ころりと転がっていたアヒルを、ぬいぐるみとおもったのでしょうか。ひょいと拾い上げます。

Icon ドラジェ
「うおっ、やわらけぇ…!」

もふもふ、もふもふ。
思わずその羽毛をもふりつつ、船から転がり落ちないように
甲板の中央のほうへと移動させました。

PNo.1138 チコ=S=ラスティーシャ
からのメッセージ:
Icon
謎生物は少女の手を離れ、甲板を楽しそうに転がり、跳ね回っている。

Icon チコ
「落ちない、ようにねー!」

少女は少し心配そうに声を掛けた後、すみっこに座って辺りを見回す。
故郷ではこれほどおおきな船はなかった為、物珍しいのだ。

Icon チコ
「これだけ大きいと、おそうじ、大変そう……」
Icon チコ
「でも、ちゃんとおそうじ、してあげないとね」

そう優しく呟きながら甲板を撫でる。





PNo.1213 弁天ちゃん
からのメッセージ:
Icon 弁天ちゃん
「ここが噂の海上拠点か……」
Icon
Icon
Icon 弁天ちゃん
「……ははーん、米酒とは関係ないな?」

PNo.1372 ウィス・ルーヴィス
からのメッセージ:
>リンスさん
Icon ウィス
ありがとございます! それじゃ、お邪魔させてもらうっすー!


声のする方に笑みを浮かべ手を振り返すと、船に乗り込み甲板まで移動すると、外の景色をながめ


Icon ウィス
「おぉー、ホントいい景色っすねー
こんないい景色が気軽に見れるなんてキミが羨ましいっすよ。」

PNo.1663 ユニ("Juni")
からのメッセージ:

小さな船長が出港を告げる。
それは思いの外堂に入った号令で、隅の方でリンスが黄色い歓声をあげた。
隣で静かに佇んでいた天使は息を吸うと――

Icon ユニ
「……」

Icon ユニ
エスカベーシュ号、抜錨。
 ――微速前進、航行を開始します

――少しだけ張った声で、船長のオーダーに応えた。

船は天使の言葉に応えるように動き出す。船体が一瞬、碧の輝きを纏ったかと思うと、
鉄と木の擦れるような音をあげ、海賊船エスカベーシュ号は意思を持つかのように動き出す。

それはやがて、外海へと皆を導くだろう。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■ 女の子の練習 ■


Icon ユニ
「かしこまりました。……みなさんも、よければご利用下さい」

食事の用意を頼まれた天使は、
おなかを鳴らして待つ子どもたちの為にハンバーガーを用意する。

――テリメインバーガーの海上店舗を利用したことのある者なら見たこともあるだろうか、
どこからか鈍い金属色の大きな箱を取り出し、その場に設置すると
すぐにその中から、まだ出来たてほかほかのハンバーガーが取り出された。

……ちなみにこの天使は同居人からもしっかりお金を取る。あしからず。

Icon ユニ
「……」

まだ『女の子らしさ』にこだわっているらしいリンスは、すぐに自分の食事には手を付けず
審査員としてドラジェの所作に厳しく目を光らせている。
いつのまにか巻き込まれた他の面々の注目も集まる中、
ドラジェにハンバーガーを手渡したユニも、なんとなくその輪の中に留まっていた。

……

ガブリと――

案の定、目の前の少女は豪快にハンバーガーにかぶりつく。
――可憐な容姿とは正反対の、粗雑で、まさに男らしいその食べっぷりに、みるみるリンスが
不満そうな顔になっていくのが見えた。

Icon ユニ
「ドラジェ、ケチャップまみれです」

審査員の厳しいチェックなどどこ吹く風という様子で
ユニは、ずいっとドラジェに顔を寄せると、取り出したナプキンでその口の周りを拭い始めた。

有無を言わさず口に当てられた白い布の下で、少女がむぐむぐとくぐもった声をあげるのを、
顔を寄せる天使は少し楽しげに見つめる。

Icon ユニ
「……はい、きれいになりました」

はずかしいのはドラジェの方だと思うのだが、天使の顔はみるみる赤くなってしまっていた。
微かに耳に届く浅い呼吸。彼女が満足げにドラジェに微笑みかける頃には――

――その背後で、何者かが怒りを爆発させようとしていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■ PNo.162 近藤アントニオ ■
■ お風呂がほしい! ■

アニーと談笑していたリンスが、突然何かとても物言いたげにユニとドラジェを見た。
目が合う。首を傾げてみせる。これはどういう視線だろう。

いち早くその視線の意味に気がついたドラジェが即座に不服そうに唸ると
なるほどと、ユニもその視線の意味を察した。

Icon ユニ
「ドラジェ、お風呂を探す理由は清潔を保つために決まっています」

遅れてユニも三人の会話に割って入る。

Icon ユニ
「ドラジェとリンスは気にしない様子でしたので、あえて考えることはしませんでしたが、
この船を宿泊施設として開放する以上は、避けては通れない問題でしょう」

天使は少し思いを巡らせるようにそう言うと、アニーに会釈をした。

艶やかな黒髪が揺れる――ドラジェの言葉によればどうやらこの船にお風呂は
ないようだが、目の前の身ぎれいな天使を見るとにわかには信じられない話に思われた。
それとも一人だけお風呂を確保しているのだろうか。

Icon ユニ
「ユニ、と言います。以後お見知りおきを。
今この船にお風呂はありませんが……そうですね、ユニは設置に賛成します」

Icon ユニ
「実を言えばユニも、時折みなさんの身体を洗浄したいという気持ちがありましたから。
……勿論ドラジェさえよければ、ですが」

天使はなんとなく誤解されやすそうな台詞を淡々と言うと、でも、と言葉を続ける。

Icon ユニ
「どのようなお風呂を希望しますか?できれば、
全個室に設置するのは少々骨が折れますので、単一の施設を皆で共用――」

Icon ユニ
「――」

Icon ユニ
「――共用するものだと、助かりますが」

なんとなく歯切れ悪く、天使はそんな質問をした。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■  Pno.934 フラック ■

やはりそれは先ほど外でテリメインバーガーを売っていた人物に相違ないようにみえる。
が……どうも雰囲気が違う。

店にいた時はもっときらきらとした笑顔で出迎えてくれたはずの彼女は
今は、蝋燭から火が消えたかのように物静かだった。
しかし、それはけっして元気が無いというわけではなく――

Icon ユニ
「ええ、見ての通りここは各々自由に過ごす場ですから――
――今日からはあなたにとっても、ここは『家』になりますし、
自由に過ごして頂いて構いません。……勿論ルールの中で、ですけど」

そう言って、天使はかすかに微笑む。
――もしかしたらこっちの方が彼女にとって『素』の状態なのかもしれない。

Icon ユニ
「ユニ、と言います。探索者協会に属する探索者で、テリメインバーガーの店員で、
そしてあなたの隣人になります」

丁寧な物腰の天使は胸に手を当ててそう語った。



■  Pno.1045 メルエット(ユーリス) ■

古風な話し方をする少女と、わいわいと騒がしい少女。
お互いにそんな彼女たちを気にした様子の、まるで保護者のような二人。
天使はそっと青年の隣まで来る。

Icon ユニ
「いいえ。ユニはお客様ではなく、この船の乗員です。
主にみなさんのお世話と、船の設備管理を任されている――つまり、管理人、でしょうか」

小首を傾げる――さらりと流れる、絹のような黒髪の彼女は
ハンバーガーショップの店員のような奇妙な衣服と、大きな白い翼、頭上の輪が印象的だった。
……天使? 年は恐らく青年より少し上くらいだろうか。

Icon ユニ
「あの子、リンスの言っているように部屋は広くありませんが、
なにか住居に支障がありましたらご相談下さい」

今まさにメルエットを質問攻めにしている少女よりはまともに会話できる人物に見える。



■  Pno.1473 アイリーン・ガラルド ■

Icon ユニ
「……」

Icon ユニ
「勿論構いません。エスカベーシュへようこそ、アイリーン」

明らかにふざけている様子のリンスを見つめる彼女は、補足するようにそう言い加えた。
物静かな面持ち、どこか育ちの良さを感じさせる丁寧な物腰は、
このわいわいと騒がしい船とも、その奇天烈な格好からもかけ離れているように感じられる。

Icon ユニ
「ユニ、と言います。
この船と、この子たち、そしてみなさんのお世話をしています」

船員で間違いないらしい。変な格好はしているものの、アイリーンより少し年上と思われる彼女は
明らかに子供である目の前の少女や自称船長よりは比較的まともなように感じさせる。
大きな白い翼と頭上の輪は天使のようで、自ずと彼女の執事を想起させた。

Icon ユニ
「? 支配人、つまり船長はドラジェ――先程挨拶していた赤い外套の子ですが……
お聞きになれませんでしたか? 先ほどの挨拶」

やはりあの子が船長らしい。目の前の彼女が冗談を言っているのでなければだが
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line1
コミュニティメンバー
line3
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PNo.1659 リンス・アライアス
PNo.104 リール・ラ=ミウ

PNo.162 近藤アントニオ

PNo.328 ヒミコ

PNo.499 装甲水鬼

PNo.600 マグノリア・ジーニアス

PNo.621 パノ・ボリツ

PNo.622 フランチェスカ・ヘルゼ

PNo.706 宝瓶のアクアリウス

PNo.775 アヒルのマヒル

PNo.837 キララ=C=ティルフォ

PNo.923 ベレッタキューニフ

PNo.934 フラック

PNo.1002 カナタ・A・ホシノ

PNo.1016 シアノ・レイバー

PNo.1045 メルエット

PNo.1093 呼吸メーデ

PNo.1116 ドラジェ・バッカニーア

PNo.1138 チコ=S=ラスティーシャ

PNo.1177 シャズィール=シレス・オサ・プルゥ

PNo.1213 弁天ちゃん

PNo.1299 オリナ・クレツキ

PNo.1372 ウィス・ルーヴィス

PNo.1473 アイリーン・ガラルド

PNo.1663 ユニ("Juni")
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