七日目。

水辺を歩いていたら、この前とはまた違うエンブリオさんたちの巣に入り込んでしまったみたいです

……私、そういうのを見つける特技でもあるんでしょうか

ああもう、何だかすごく怒っているみたいで

エンブリオさんたちがものすごい勢いでこっちに向かって来ています

話し合いは無理そうですっ！

（日記帳らしい手帳の字はゆがみ、其処で中断したのか文は途切れている）

彼もぴょんぴょん飛び跳ねながら、我が事のように喜んだ。
子供なのもあって大きくはっちゃけてはいるが、彼もまた、大人の頃とそう変わりはないようだ。

水が入らないようにしていたのか、少し隠れていた機械の彼がふわりと出てきた。