お初にお目にかかる。おれは鉱蛙と申す者だ。
ちなみに、こう書いて「こうあ」と読む。
それで、おれとエンブリオの関係なんだが、最近少し困っていてな。

気がついたらおれの体に生えていた苔が、おれが最初に契約したエンブリオだった。名は苔坊と名付けた。苔の分際で意志はあるようで、おれが呼びかけるとその通りに動いてくれる。

最近戦いに身を投じたせいか、奴さん、見る見るうちに成長し始めたのだが、その弊害なのか、時折おかしな事が起こるのだ。例えば……

う、また……！

こおおぉぉぉ〜〜やってよおぉぉぉ〜〜！
このケロちゃんの脳味噌に忍び込んでよおおぉぉぉ〜〜〜〜！
好き勝手操れちまうってんだよなああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜！
全く間抜けなご主人だよなああぁぁ〜〜〜！？
俺に寄生されてるって事も気がつかないなんてよおおぉぉ〜〜〜〜！

……う、すまん。意識が飛んでいた。

このように、時折ふと気絶してしまうのだ。
こんな体験がある者は、この中には居ないかな？

迦楼羅殿には色々元気付けてもらってしまったな。おかげで大分気が楽になったよ。ありがとう。　今度、自分の契約者も連れてきて紹介……

……………

ここに、あの人を連れてくるのは。勇気がいるなぁ…

エンブリオだよね？と聞かれるとよくわかりませんが
契約できちゃってるのでエンブリオでいいんだと思いますぅ

まぁ、中に人がはいってるようなゆるキャラ感があんまりないもんねぇ

ゆるキャラ感はある方ですよぅ！