ここは一揆参戦者の為の喫煙所。
喫煙者なら出入り自由なプレハブ小屋。
殺風景な部屋に簡素な灰皿とパイプ椅子。
カラカラと調子の悪そうな換気扇が回っている。


・煙草が吸いたいけれど灰皿ないか！？
・PT行動中は遠慮してしまう……
・煙草が切れた……誰か持ってない？
・攻城戦の前には一服だよね！
・携帯灰皿の中身捨てる場所は……
・火貸してくれよ！
・なんとなく煙に塗れて駄弁りたいetc

煙草、葉巻、パイプ、煙管……
煙と共に好きな事を吐き出して行ける場所。

決められたルールは二つだけ。

・退出時は必ず消火を確認する事。
・換気扇は絶対に切らない事。

　　　　　　以上

＞カノン嬢

＞闇氏

　などとナスルは些かぐったりした様子で管を加えては、
　瓶の中を泡立てて煙を晴らしている。
　喫煙所の主を視界におさめ、目を眇めて笑いかけた。

>>ウィル

>>カノン

　∈(´'▽'`)∋＜でもここで悪運を使ったんだからあとはきっと良くなるむー……。
　と、二度目にする大凶という二文字から、
　目を逸すようにして告げるナスルであった。

　胸元を叩きながら、ナスルは灰皿の方に紙巻きを投げ込んだ。
　……水煙草のように一気に吸ったせいで、既に半分が灰と化していた。

>>闇
　

>>テオ

　尾を掴んだ相手の反応に思わず破顔するナスル。
　しかし、いや、とかぶりを振ってもう一度掴みたい衝動を抑えると。
　もう一度腹を撫で、ゆっくりと離れた。