この前オーブン壊しちゃったし、今日は簡単冷たいお菓子にしよう。

生クリームを用意して、ふわふわにして、

バナナに乗せて、上から融けたチョコレートをかけて・・

簡単チョコバナナサンデーの出来上がり。


うん、さすがにこれは失敗しないね！




・・・・・色が地味。

そうね・・・・何か赤いもの加えてみようかな。

でも、赤いものはこの前つかっちゃったし・・・

黒いものも色が映えないし・・・・・

この黄色いのもバナナと被っていまいちよねぇ・・・・




いっそカラフルなチョコスプレーをかけてみようかな。

うん、これは綺麗♪

お菓子が美味しかった、萌え仕草に悶えていた。
要因はいくつかあるが、彼は気を抜いていたのだ。
そう薦められたお茶を警戒せずに飲み干してしまったのだ。

　子供の頃は特に甘いものが貴重で中々食べられなかった為、甘いものは特に好きな方だ。
バニラの甘い香りと味を想像しただけでも食欲が掻き立てられる。
だが、それよりもうさ耳の少女の指の絆創膏と顔の下半分を覆っている布が気になった。

　話を聞いて、気になったことは解消されたが、話を聞いてるだに少し危なっかしい印象を受けた。

　そう言って、袋からゴソゴソとエメラルドのペンダントを取り出した。

　草木や水に強い憧れのようなものを抱いている所為か、草の匂いに強く惹かれてしまった。


コク・・・とカップに口を付け一口。
草の味だ。
美味しい、とはとてもじゃないが言えない。


だが、草木に憧れのような強いものを抱いている心が無理矢理に独特な味と判断させたのか、意外にもそのまま飲めないほどではなかった。
合間に食べるバニラの甘くて美味しいクッキーが中和したのもあって、前回のエクレアよりはスムーズに完食できた。

　前のエクレアの時より自然に笑顔が出た。
お茶が美味しいとは言い難かったので、少し疑問調になってしまったけど。