No.1890 ダンウィッチホテルINDEX >>
[設立者] ENo.1890 触手姫

薄暗く陰鬱とした雰囲気を漂わせるンガイの森の中。
深く生い茂った樹々のすき間から、古い洋館がポツンと建っているのが見える。

重い扉を開けて中に入ると、長い黒髪の影のような女が出迎えてくれる。

??? >>
ようこそ、当ホテルへ
私は副支配人兼コック兼メイドを勤めます舞野蔵子と申します
舞野蔵子 >>
そしてこちらがお客様のお世話をいたしますメイド達になります
何か御用の時には私かこの子達にお申しつけください
影絵メイドA、B、C >>
…………
……
舞野蔵子 >>
それではどうか、ごゆっくりとお寛ぎの程を……

そう言って深々と一礼すると、女は音もなくいつの間にか姿が消えていた。
さっきまで一緒にいたはずのメイド達も溶けてしまったように、どこにもいない。

誰もいなくなったホールには、どこからともなく夜鷹の鳴き声と、それに呼応する様に
野犬達の遠吠えが聞こえてくる。



そう、ここはダンウィッチホテル——



※注意事項※
森の中にある何の変哲もないただの古いホテルです。
節度と良識をもってどうかご自由にお使いください。
ただし、お客様同士のトラブルについては厳禁とさせて頂きます。
なお長期のご利用の場合はSAN値の残量にご注意ください。
地下室は立入禁止です                    ……ナカニダレモイマセンヨ?

※従業員※
舞野蔵子
明らかに日本人には見えない長い黒髪の影のような印象の女性。
当ホテルの副支配人兼コック兼ルームメイドを勤めております。
影絵メイド
ホテルで働くメイド達。複数いるらしいが見分けがつかない。



参加者からのメッセージ

クティラちゃん(1890) からのメッセージ >>
【食堂】
巨大な長テーブルの上には各種とりどりの燭台が置かれ、ロウソクの灯火がこの部屋の中をぼんやりと照らしている。
椅子の数は全部で四脚。席には美しく折りたたまれたテーブルナプキンが置かれている。

厨房の方からは調理された料理の数々のいい匂いが漂ってきている。

影絵メイドC >>
どうぞ、席にお着きください。
もうまもなく料理の方も完成いたしますので

メイドに促され席に着くと、いつの間に置かれたのか目の前にはグラスが置かれている。
その中には琥珀色によく似た飲み物が注がれる。

影絵メイドB >>
食前の蜂蜜酒でございます。
さほど強くはありませんので、どなたでもお飲みになれるかと思います


一瞬、グラスの中の液体が複眼の瞳を映し出したようだが、当然、周囲にはそんな巨大な昆虫の姿はない。
ロウソクの揺らめく炎が見せた錯覚か何かだろうか?

だが、屋敷の外でかすかに翼のはばたく音が聞こえたような気もする。
どことなく不気味な雰囲気を感じた君はこのまま料理を運ばれてくるのを待ってもいいし、部屋に戻ってもいい。

イサナ(721) からのメッセージ >>

※ メイドAが部屋に来る少し前 ※

ホテルの一室。その床には血まみれで倒れこむ女の姿が。
その右半身は醜く焼け爛れていた…
アルケウス >>
ふー 参ったね、どうも。 監視してたバイヤーを死なせちゃったおバカさんにはどんなお仕置きが待ってるんでしょうか? ワタクシ、とても気になります。
アルケウス >>
よし。逃げよう。何処かメルンテーゼの果てで、昔みたいに日陰に隠れて虫と雑草を齧る生活に戻ろう。契約で生命力を増やして伸し上がる夢を見たアルケウスは死んだ。身の丈に有った生活を送る人畜無害なアルケウス復活。アルケウス復活。
          ビクッ
アルケウス >>
すまねぇな、オレは行くぜベレーネのアネゴ。
オレは達者で暮らすよ。どうか成仏してくれよ。
アルケウス >>
……………
ベレーネ >>
ばぁ♪
アルケウス >>
……………はふぅ 
ベレーネ >>
消えちゃった。気を失うと姿が散り散りになるのね。
それにしても、ずいぶん女々しい消え方しますねぇ。
ベレーネ >>
ゴホッ ゴホッ… ちょっと古傷が開き過ぎて… うぐっ

ベレーネは血溜まりに再び倒れこんだ。
ほどなくして館のメイドが部屋を確認し、血塗れで気を失う彼女を見つけるのだが…

続く


らいち(1006) からのメッセージ >>
ツナ >>
おー、お茶菓子も美味しかったし、ご飯も楽しみだねー
ツナ >>
食堂も見てみたいし、折角だから食堂行こうか食堂!! 

ツナは紅茶を飲み干すと、部屋の出口へ……

ツナ >>
ああ、物置なんだ……じゃあ、これも突っ込んどいてよ

ツナはワインの瓶が一本入るくらいの木箱を荷物の中から取り出すと、無造作にテーブルの上に置いて部屋から出ていった

重さも大体それぐらいで、お札で封がされている

ツナ >>
(……あれ? 食堂ってどっちだっけ? まぁ、他の宿泊客が向ってる方に行けばいっか)

イシュメール(1800) からのメッセージ >>
食堂に向かう道すがら、イシュメールは怪訝な顔をしながら考え事をしていた。

イシュメール >>
それにしても、わざわざ宿泊客を一箇所に集めて食事だなんて。
貸切ならいざしらず、個別に客の台帳を取っている宿でそんな事をするのは珍しいな。
というより、最初にそんな説明を受けた覚えはないぞ…?

いや、そんなことよりも、この宿に到着した頃はすでに日がとっぷりと暮れていたはず。
それから一眠りした後なのだ。
下手したら、もはや夕食というより夜食の時間とでもいうべき時刻になっていてもおかしくない。

時間の感覚がどこかあやふやになっているような気がする。

イシュメール >>
どこかに時計はないだろうか。
食事の前にちょっとだけ時間を確認しておきたいな。

そう思い、踵を返そうとした、その時——。

  キイ… キイキイ…

イシュメール >>
この鳴き声——!!

間違いない!
階下へ向かう階段の近くで聞いた奇妙な獣のような鳴き声——。

イシュメール >>
食堂の方向か!!

イシュメールは鳴き声のする方向に向かって駆け出した!
そして、ドンと乱暴に扉を叩き開ける!!



参加キャラクター : 4名