「炎の巨人はその強さも神話級らしいな。ただ殴るだけで一帯が焦土と化すほどだそうじゃ…
しかしあれだけの巨大な炎の塊…制御が効かなくなるなどないじゃろうな…？
召喚者の意識や集中力が途切れる事で召喚対象が暴走・制御不能に陥る事例は多数あると聞く。
あの魔女の事じゃから我らを試しておるうちはまだ大丈夫じゃと思うが
メルンテーゼが火の海になるなど考えたくはないのう…」

「まーどっちにしろ飽きられたら世界終焉なんだから
最前線のヒト達には頑張ってもらうしかないねー。
彼らも十分神話級の化け物だし対抗できるんじゃない？」

「他力本願に過ぎるが仕方ないだろう。我々は我々に出来る事をやろう。
それにしても…野生のエンブリオやクリーチャー達の動向が妙な感じだとは思わないか…？
今までは単純に自分のテリトリーに侵入してきた敵を排除するために襲い掛かってきたり
城内のアンデッドやコンストラクト等は命令を遂行するだけだったが
昨日から、何かこう切迫しているというか、焦燥感のようなものを感じる…」

「多分だけど魔女絡みなんじゃないかしら？
あんなもの見たらそりゃあ誰だって逃げ出したくなるわよ。
…でもご主人が、今までは日が変わる毎に新しいエンブリオやクリーチャーが
出現していたけど、今日はそういうのが一切見られないって言ってたわね。
もっと別の理由があるのかしら…？」

「敵対したのは裏庭が初めてじゃったが、封印されていた状態も含めると4形態目じゃな。
戦闘力53万ではきかなくなっておるがあと何回変身を残しているんじゃろうな…」

「打ち止めなんじゃないかなー、某宇宙の帝王(自称)も第4形態までだったじゃん。
サイボーグ化して復活しないとも限らないけどｗｗｗｗｗｗｗｗ」

「今整理し直してもどちらが悪か分からん鬼の所業じゃったが、近頃はどうなんじゃろうな。
天蓋庭園で再開した…学者？露出狂？だとかは生存させるよう動いていると聞き及んでおるが。
共に戦うからこそ取れる戦法も少なからずあるじゃろうし、無碍に退場させるよりは
彼らの特徴を活かせるような立ち回り方をしたいものじゃな」

ほかの　せかいでの　くらしを　えらばれたら　ぼくたち　やっていけなく　なっちゃうしね
まあ　この　せかいが　とくしゅ　みたいだし　よそで　やっていける　きが　しないだけって　きも　するけど…

たしかに　けいやくして　ちからを　つかうのは　ちょっと　たのしい　かんじも　するなあ
あいぼうと　けいやくする　まえは　せいぜい　はやく　とぶのに　べんり　ぐらいの　かんかく　だったんだけど

「けいやくで　つながったら　なかま」　みたいな　いしきが　すりこまれるとか　そういう　ことかな
もともと　むれを　つくる　しゅぞくの　エンブリオなら　そういう　じっかんが　あるかも　しれないね

ちからが　うばえる　なんて　はなしに　なったら…　まあ　あちこち　ひさんな　ことに　なるよね
にんげんも　なかまが　そうなるのは　いやだろうから　けいやくを　いっぽんに　しぼったり　しそう