「今我らは研究所を探索しておるんじゃが
ここで我らのルーツなんぞを知る事ができたら面白い、と思わん事もないな」

「エンブリオに関しては生物学の範疇に入るのだろうか…？
エンブリオはエンブリオで普通の生物とは独立していそうな気がする」

「妖精か…異なる4属性と一度に交戦するんじゃったかの？
操る属性や能力の方向性が特化型の場合、得手不得手はどうしても出るからのう。
だが中途半端なのが最も面倒だと思うぞ。下手をすれば特化型よりも戦果が出せん事も有り得る。
…ま、それも単体で相手取る場合の話じゃしな。
コア殿らのレベルの複数人で行動しておれば然程脅威にはなるまいて」

「ツン、デレ、素直、クール？」

「そういう属性ではないじゃろ」

「…想像以上に酷…いや、凄い設定出てくるんだね"らのべ"の世界観では…
俺が眼鏡外したら世界滅亡した件について、ぐらいしないと張り合えないんじゃないの？」

「張り合う必要はあるのか？
…しかし他人が考え付かぬような突拍子もない設定を考え付くというのも一種の才能とも言えよう。
そういう意味ではニンジャは才能の塊だな…まぁ、これは今更な話、か」

「うふふ。…ところでアナタが今のご主人様と契約したのはどうしてかしら？
積極的に契約に応じる種族でないなら、アナタとご主人様との間に何かの縁があったって事よね」

「彼らも馬鹿じゃない…むしろ知能は高い部類だから、話せば分かってくれるんですけどね。
基本的に超絶傲慢なだけで性格的に合わない種族が遥かに多いだけなのよ。それが致命的なんだけど…
もうちょっとこう、コミュニティ能力を身に付けて欲しいものねえ」

「(チラッ」

「…何でこっち見んだよコラ。
フン、テメェに言われなくてもこっちで勝手に寛ぐってんだよ」

「(…すぐ出てくとか言ってなかったっけ最初来た時)」

「(…案外早かったのう)」

「羽ばたくどころか風や気流を操作する事すらしておらんからのう。
鳥が何故飛ぶのかというのと同じレベルで当然のように浮遊しておるし…
鳥とは違って我はどういう原理で浮いているのかも知らんのじゃが」

「ネクターがなくとも"契約"ができぬだけで共存自体はできるのではないか…と思わん事もないが
彼らとしては生活水準等の著しい低下、我らからすれば生命エネルギーの確保手段の問題もあるわけで
切っても切り離せん関係じゃからのう。関係が悪化する可能性もあるしな」

ひの　しゅぞくでも　あついと　ねむれない？　じぶんで　あつく　したわけじゃ　ないからかな？
ぼくは　あついのは　かぜを　おこして　けっこう　なんとか　なったりする

たしかに　むらでも　みんな　けいやくした　だけじゃ　なくて　それぞれ　あいぼうと　くんれん　してた
いきを　あわせる　ためって　かんじ　だったけど　からだも　きたえられてた　かな？

けがを　した　ときは　きずを　なおせる　エンブリオが　ちょっと　うらやましい
まあ　そっちに　うまれてたら　かりにも　でられなかったかも　しれないけど…

せっかく　なかよく　なったのに　もえつきるのを　みるのは　なんか　いやだ
ひが　よわまりそうで　しんせんな　くうきが　ひつようなら　いってね