〜前回のあらすじ〜
王城のから少し離れたところにある深い森。そこに住むエンブリオが、謎の黒い影に襲われてしまう。

エンブリオを襲った影は『ローバル』。こことは違う異世界の、様々な妖精界ので発見された魔力を奪う存在である。

様々な妖精界を旅し、ローバルと戦っていたシュウスケとフィリアスはその気配を感じとり、2人は森へと向かっていた。









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*　　　　　　　　　　　　　　　　　　*　　　　　　　　　　　　　　　　　　*

ローバルは、最初は黒い影のような姿をしている。しかし、妖精などの魔力を持つ者から
魔力を奪っていく事で、姿を変貌させていく修正があるのだ。
ある程度の魔力を蓄えるとヒトのような姿になり、身体に蓄積する魔力に応じてさらに姿を変えて行くのだ。

　いま対峙しているローバルは、黄色い仮面のようなを付け、黒い身体に白い模様が入った姿をしている。
魔力が流れているが、さらなる変異をするには魔力が足りていないようだ。

こちらに気づいたローバルが、襲い掛かってくる。狙いは、こちらの魔力のようだ。

シュウスケはフェアリードライバーを装着しながら、ローバルの突撃を回避する。

そのまま背中を蹴り飛ばして距離をとり…バックル部分を展開する！

フィリアスが手を掲げ、魔力を放出する。　放出された魔力はシュウスケの右手に集まり…紫色の宝玉へと姿を変えた！

https://dl.dropboxusercontent.com/u/100145609/%E3%82%89%E3%81%8F%E3%81%8C%E3%81%8D/hensin5.gif

バックル部分にセットされた宝玉が魔力の光を放ち、シュウスケの全身を覆う基本強化外骨格を転送する。そこに、フィリアスの風の力が込められた装甲が転送され、装着された！

　　








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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　淡く輝く一陣の風が、森の中へと流れ込む。











　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木々の隙間を縫うように、草花揺らし、舞うように。


　








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　空へと抜け出た突風は、螺旋を描いて輝きを増し


　　









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　閃光となり、影を砕いた。

気付くと、白い女の子は何かをじっと見ています。
どうやら不思議な形のベルトが気になるようです。

荒事は嫌いなんですけれど、と暗い表情を覗かせた。

やわらかい表現に変えたシュウスケに柔和な笑みを返す。

「最近、見たことのないような人を多く見ますけれど同じような人達なのですかね……」
そう呟く事から、異世界人に意識せず多く会っているのかもしれない……。

自慢げなフィリアスを見ると釣られてかニコニコと彼女も笑っている。
……多分、笑っているだけで色々と理解は放棄してそうだ。

そして「どんな賊なのか」「何故、探しているのか」と聞かれると少し困った様な表情を見せる。

＊うーちゃんは　つれていかれてしまった！＊

ほうほう、と妖精——フィリアスの言葉に頷いてから、大きく頷く。

ぺこり、と一礼したのち苦笑を浮かべて。

こんな事態ですが、と苦笑しつつも興味津々な様子は隠し切れていない。

・・・と言いつつ にやけながらフィリアスの手を２人で取る


周囲の風の流れが変わった気がする

ひとまず水の入った即座に水筒を差し出した。
準備がいい、エシャロットもよく火傷するのだと思われる。

落ち込んでしまったイグニの頭をなでなでする。
いつもならこの通り普通に触れるようだ。

エシャロットは妖精さんが大好き。

その話にずいぶんと興味津々のようです。

ものすごく曖昧である。

フェアリードライバーのバックル部分を展開すると、電子音と共に穏やかな光を放ち始めた。

フィリアスから宝玉を受けとり、バックル部分にセットする。
シュウスケの全身に強化骨格が瞬時に転送され、戦闘準備が完了した！

フェアリードライバーのバックル部分を展開すると、電子音と共に穏やかな光を放ち始めた。

フィリアスから宝玉を受けとり、バックル部分にセットする。
シュウスケの全身に強化骨格が瞬時に転送され、戦闘準備が完了した！