なんとか"お話"は成功っと、なんだか調子もいいな
とか考えながらふと周りを見渡すと俺と同じように兵士と戦闘を行っている少女がいた
が、決着は早々に付いた、少女のほうが敗北したのだ
普段なら特段気にも留めないが、何気なしに声をかけることにした

「大丈夫か？どうやら酷くやられたようだが」

そんな言葉に対して少女は

「いたた…んー？まー何とか大丈夫だよーというか、お兄さんは誰？」

そんな声が返ってきた、まあ行き成り声もかけられれば当然の反応だろう

「ま、恐らく君と同じく一揆の参加者だよ、それにしても銃を武器にして一人とはね」

少女は見た目は十代そこそこ、髪の色は綺麗な橙色だ
そんな姿には少し不釣り合いながらも異様に似合う雰囲気の装飾銃が握られていた
そんな姿にちょっとした感想を呟くと少女は

「どうやらさー仲間を探すタイミングを逃しちゃってさー、というかお兄さんも見た限り一人のようだけどー？」

そんな返答が

「…まあ俺も似たようなもんだ、元々一人で進むつもりでもあったが」

「ふーん…ならさ私たちで組まない？ここで会ったのも何かの縁ってことで」

そんな提案をしてきた、まあそろそろ一人も辛くなってくる時だと思っていたしある意味ちょうどいいかと

「ふーむ…まあいいか一人より二人のほうが楽そうだ」

と返事をしていた

「でしょー？なら決まり！これからよろしくね！ああそうだお兄さんの名前は？」

「水橋準だ」

「準ね、うんよろしく！私はね、シトラスシトラス・パッシリアだよっ！」

こんな感じで…奇妙なパーティが結成された







ただ楽になるという理由だけで組んだのではない
少し…この少女のことが心配になったからでもある