おっちゃんと戦うことになったが、なんやかんやでお眼鏡に適ったらしい。
今となっては希少なはずのネクターまで預けられちまった。
どうやらすっかり一揆に参加するものと思われているらしい。
今更なりゆきで付いて来ちゃいましたー、とは言いだせない感じだ。
……まあいいか。
ここまで期待されちゃ裏切るのも寝覚めが悪そうだ。
テキトーに付き合いましょうかね。

それにしてもあのおっちゃん、出来る風体の割にそれほどでもなかったが、ありゃあからさまに手加減されてたんかな。
それとも休もうとしてルリちゃんに引っ張られてったあたり、休みなしで試験しまくってんのかな。
どうでもいっか。



「あいや待たれよ」
しばらく行くとそう声をかけられ、その主を探すと奇妙なシルフを見つけた。
逆さまで木の枝にぶらさがり、やたら精悍な瞳でこちらを見ている。
なんかよくわからんことをまくし立ててきたが、要約すると契約しませんかとのことだ。
俺はヴィルメッタだけでも十分だと思っていたが、変なシルフはすごい必死だし、ヴィルメッタもこれはチャンスだと言う。
まあ確かに色々とタイミングが良かったからこいつとは縁があるということなのだろう。
結局契約を結ぶことにした。

なんでもこのシルフは名をサスケというらしい。
常に逆さまで移動し続ける変なやつだ。
なんとなくこいつからは変態のにおいがする。

ケンドリックが道を進み続けていると、前方から話し声が聞こえてくる

どうやら少年とシルフが言い争いをしているようだ、そのまま気づかないまま彼らはケンドリックに近づいていく

だいぶ近づいたところで少年はケンドリックに気づいやようだ

少年はがっくりとうなだれている

すり寄って来たケット・シーの頭を撫でるケンドリック。
ヴィルメッタも一緒になって新たな仲間に夢中である。