日記をおやすみ、するわけにはいきませんよね。
でも、ちょっとショックなこともあったんです。

戦争だから人が死ぬ、なんて当たり前なんですけど、
それでもあたしは、あたしの生きてきた世界では実感なんてなくって。

このままで居られるのかな、って思うと……。
色んな人に相談したほうが良いんでしょうか。

体と、心を休めないと持たないかもしれませんし。

前に見つけたところに行ってみましょうか。
知らない人と話すのも面白いかもしれませんし、
あたしは色んなことを知るためにもここに居るわけですから。

そう考えると、少しだけ、ポジティブになった気がしました。
これから先、何が待ってるかわかりませんけど……。

　一瞬眉をぴくりと動かして微妙そうな顔をしたが、それも一瞬のことですぐに不自然なくらい満面な笑みに戻っていた———

　クロエは髪の結び目をさわりながら、少し残念そうにつぶやいた。

すごく力説をしているようだ

少女の言葉にはっと息をのみ、同情した様な目を向ける

どこか、同じ境遇の者との出会いを喜ぶ様な響きを含む、心配そうな声をかける

多少の恥ずかしさで言葉を濁し気味では有るがしっかりと同意を表す。
そして、少女が指した歯車を見て目を輝かす

興味深々と言う風に身を乗り出す。