【二日目：[平原]広庭１】



一見なんにもなさそうな平原だったけど、少し先に歩いたら猫とポテトのおじさんのエンブリオが出てきた。
あとなんだかみどりいろのどろどろねばーってしたやつ。

戦闘の後、早速ツヅミが猫を捕まえてたけど、もしかして犬より猫派なのかな…？うーんっ！



練習試合のお相手をしてもらった鳥を連れたおにーさんには見事に技を封殺されちゃった。
魔法攻撃が格好よかったな。




そうそう、今日は初日に僕が声を掛けた人のことも書かなくちゃ。



不思議な服を着て不安げにひとりぽつんと大樹の下に立ってた
呪文みたいな言葉を話す、僕より少しだけ年上にみえる不思議なおねーさん。


腕が沢山生えててて、更にはその腕に
果実をたわわに実らせた蔓を生やしてたマッスルボディの緑のおにーさん。


頭に獣耳と鹿の角っぽいのが生えてる（鹿獣人？）
ふわふわしたピンク色の綿菓子みたいな可愛い雰囲気のテンテン。


孤児院で「シスター」をしてるっていってた
金色の髪に蒼瞳、それに真っ黒な長い服を着た優しそうなマリア。


ツヅミと同じくメイアのところで知り合って同行している
料理が上手な金色の羽根の鳥獣人のセラ(お肉料理お肉料理！）



それから———
ホケン・ジョーからの命令で監視対象の兎獣人メイア。



いまのところ要人暗殺をするような危ない人には見えないけど、どうなんだろう？
メイアの経営している移動喫茶にも次第に訪ねて来てくれてる人が増えてきたみたいだ。
メイアの組織の仲間ではなさそうだけど、一応チェックしておこう。



あとは僕もまだまだこの世界で知らないことやわからないことが沢山あるから、色んなコミュニティに参加して情報を集めてみようと思う。
気になった人にも積極的にどんどん声を掛けて行くつもり。



でも今日は疲れたし明日も早いから
とりあえず……おやすみなさい。

どうやら襲いかかってきた獣もろもろを片付けたばかりだったらしい様子の少女が、何気なしに貴方を見た。……数秒の沈黙を経て、少女は手に持った鞭をしまい込む。

少女は貴方がこの戦いの同志であると判断したようだ。好意的な笑みを浮かべつつ、軽く手を振っている。

自身の事情や心情を説明しつつ少女、イリスはぱっちりと開いた碧眼でリオンを見ていた。リオンの特異な外見（獣耳）に対して、特別な印象を抱いているという様子は見えない。……見慣れているのだろうか？

少し慌てたように付け足して、気恥ずかしそうに視線を逸らした。大人びた振る舞いをしているが、所々で見た目相応の反応が出ている……。

リオンの身体をじっと見る。

そう言うなり、蔦に生っている紅い実をひとつもいで齧った。


PL：初回からメッセ返送ミスりました、すみません…っ。

（じたばたじたばた）

（頭上のもふもふは、さりげなく遠くへ移動していく！）

〜1時間経過〜

（ぱたりと振られた尻尾にめんくらった顔をし）

（見た目の愛らしさから誤解をしているようだ）

目の前で、ふわふわと尻尾を揺らしながら

何か思うところがあるのか。
ハルは少々黙り込み、目線を下に向けて立ちすくむ。

トガノは特に変わった様子は見せず、微笑を浮かべて言う。
その態度からはどこか余裕のようなものも感じられるかもしれない。
そのままトガノは一度、ハルの方へと目線を向ける。
…反応はない。