手記-メルンテーゼ　**/**/**

ネリちゃん（サラマンダー＠ぷりちぃ）と、原っぱの隅っこでのんびり昼食の支度を行い
さて頂こうと、屋台で買った海鮮串焼きに手を伸ばしたら、猫が銜えていた。
おさかなくわえたケット・シーだった。
裸足で追いかけることなく、その場で蛇人の力を知らしめし、何故か有耶無耶のうちに一緒に昼食を取っていた。
ケット・シー曰く、「ドラ○エのスライム、ポ○モンのポッポ コラッタみたいな感じでつれてくにゃー」とのこと。
意味は分からなかったが、ここでの常識の一つかもしれないし、
エンブリオとの契約が、この世界では非常に強い影響を持つことは、身に染みて分かっている。
ありがたく契約を交わすことにした。

これだけの力を民から奪おうとする王は、一体何を考えているのだろうか。
"一揆"に義憤を持って参加した訳ではないが、王の思想、または背後に糸を引くものがいるのか、
深淵の英知を知りたがる蛇の民としては、王の心中を覗いてみたいものだ。

メモ
・ニッキー オニキス色のケット・シーだからニッキー。
・ウインサムチラーブ 赤や黄の強い百合。マイナーなのか、改良品種の一つなのだろうか。
　派手派手しくない、野性味のある印象を受ける。