＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　リレッタのギルド日誌　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ギルドメンバーEno.31　ミーニー・フライバイ

フライバイ君は、犬だと思います。
まぁ、ヒトっぽいんですけどあれは多分犬なんです。

なんとなく近所にいたワンちゃんに似てる気がする。
よく人を舐めてるところとか。
時折すっごい賢い行動をするところとか。

というわけでフライバイ君は犬。
(何故か大きく書いてある。下線も引いてある。)

でも、あの子猫嫌い他のペット嫌い？みたいなので注意してあげないといけませんね。

おやつってお肉主体だけでいいのかな
つい最近野菜とかも取らせた方がいいって聞いたんですよね
聞いた事なかったですけど。
でもおやつだし好きなもの与えてあげていいですよね？

それこそ聞くべきかな。
人みたいだし。
あげたら食べそう聞いてあげよう

忘れないといいけど。
メモに書くことでもないよね。

買い物の時にでも聞いてみようかな。

（身軽に飛び出し、すぐにリレッタのもとへ降りてくる。甘えるように縋りつき）

（さりげなくリレッタの買い物籠を二つとも持とうとする。拒否されれば片方だけでも持とうとするだろう）

見知った顔に、声を上げようとしたアムルを、すかさず一緒にいた妖精が遮ります。
10ｃｍくらいの大きさの、ノノと名乗ったその妖精は、目の前をふわふわ飛びながら話を続けます。

なんか勝手に買い物カゴの周りをふわふわ飛んでチェックをはじめました。

そう宣言すると、ビシィ！と自分を親指で差して、とっても笑顔でこんなことを言い出します。

そう言って、ノノは買い物カゴの中に入りました。
わくわくした顔で、あなたを見上げています。

もっていってもいいみたいです。

リレッタの反応を見て、上機嫌に口上を並べていたがまさかの湯屋を知らない発言を聞くと
ナナシは盛大にずっこける素振りを見せた。

　声を掛けられ、振り返れば何やら眼鏡を掛けた親切そうな女性が。
　話を聞いてみれば、何やらこのリレッタさんという女性は最近起きてる強盗事件の注意喚起をしているらしい。

　エミリーもポシェットから１枚の名刺を取り出すと丁寧にあなたに差し出した。
　そこには『ディグリース・インダストリー　エミリー・ディグリース』と、言われた通りの名前が書かれている。

　エミリーは何やら薄いタブレットを取り出すと、リレッタが何が欲しいかワクワクしながら待っているようだ。
　危険な情報を教えてくれたお礼…というのもあるが、知り合った人間に自社製品を宣伝してプロモーションを狙っているらしい。
　彼女のドニャ顔からして、大層自信はありそうだが…適当にあしらってもいいし、何か好きなモノを頼んでみてもいいだろう。

ぽんぽん、と手を払って仲間の様子を見てまわる……。

——リレッタの周囲を赤いエンブリオが駆け回る……。