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隊商ギュネス　業務日誌記入用紙
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■本部より連絡欄■（記入者：ジェイ）

　　"一揆"の発生とその加勢について了承した。
　　なお、遅れながらこちらにも情報が入ってきた。
　　王の交替は半世紀ぶりとのことで、
　　"国"ではなく"世界"に唯一の王がいるというケースがそもそも珍しいが、
　　狭いとも言い難いメルンテーゼでその王に対する革命行動となると
　　お前の想像以上に大掛かりなものに発展してくる可能性もある。
　　緊急時には印を発動させることを忘れるな。
　　なお長期に渡りこの日誌が途切れた場合も緊急事態とみなす。

　　引き続き報告を待つ。

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■報告事項■

　①一揆を影でサポートする参謀とその大男について
　②今後の同行者について

■詳細■

　①一揆を影でサポートする参謀と大男について
　　　この一揆への参加を表明する者に対し
　　　実力テストのようなものをしている二人組に遭遇。
　　　参謀を名乗るルリアンナという少女と、
　　　ラルフという隻眼の大男で、
　　　大男と模擬戦闘をすることで合格となればネクターを貰えるというもの。

　　　両人とも素朴な出で立ちであるが、
　　　行動理念や出自などに底知れないところはあるが、
　　　全面的に信用に足る相手かは不明である。
　　　ただネクター及び支給品と称し材料を２つ無償で受けたたため
　　　とりあえずは有難くいただいておくこととする。


　②今後の同行者について
　　　小生同様に上記実力テストを受けた数人と、
　　　縁あって今後行動を共にすることになりそうである。
　　　詳細は追って連絡する。


■その他感想等■

　　２日目にして既に記入が面倒なので、この日誌が途切れても
　　別に緊急事態ではないってことにしといてくれると嬉しいです。
　　実際そんな危ないことにはならないと思うので、
　　副隊長ももうちょい適当に構えておいてください。よろしく。

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五人組は平原の真ん中に立ち、辺りを見回した。
平原といっても、そこは城門から城へと続く長い道のようで、
手入れの行き届いた広い庭であった。