一揆参加に関しての腕試し、ということで剛拳のラルフという男と手合わせをした。
結果は言うまでもないが、無事合格。

…そのラルフは、最低限の腕を試すだけの単なる小手調べとはいえ、一揆参加希望者の全ての相手をしているらしい。
あの男の実力は計り知れないものがあるだろう。
敵には回したくないものだ。


その後、ルリアンナという娘の勧めもあり、チームとして行動するメンバーと引き合うことになった。

まだ子供にしか見えないが、異国の衣を纏いし少女・きずな
謎の操り人形・クウェンタリィ
農夫の亡霊・たけまる

…この世界では珍しくないこととはいえ、さすがの私も一瞬声を失ってしまった。
このような面子で、この先進むことができるのだろうか…？


いやいや、私としたことが、まだよく知りもしない者のことを容易く断じてしまうところだった。

彼らとて、熱き思いをその胸に秘め、立ち上がった同志なのだ。
姿かたちは異なろうとも、その気持ちに私とどれほどの差があろうというのだ。
私こそ、彼らから学ぶべきことは多いことだろう。
そして彼らに足らぬところがあれば、私が補えばいいのだ。


まずは共に旅してみよう。
自ずと道は示されよう。

そうして我々は星屑の水辺と呼ばれる地へと足を進めたのであった。

あたりの空気がひんやりと変わった

どこかでしゃれこうべがカタカタ音を立てている

あたりの空気がひんやりと変わった