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![]() | 一揆参戦 1日目! - Diary |
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「カツン…カツン……」 暗く湿った石造りの螺旋階段を少女が降る。 明かりと言えば手に持つランプだけだというのに 足下など意にも介さぬように躊躇いなく進んでいく。 そして、一番奥の鉄の扉の前に辿り着いたとき、フッとランプは消えた。 「ギギギギギギギィィ……バタン」 少女が扉を開くと、そこは存外広い空間であった。 所々に雑然と書物が積まれており 片方の壁には本棚、もう片方には薬棚が並び 奥には流し台などがあるようだった。 その中央に、部屋の大部分を占める作業台があり 書類やら実験器具やらに埋まったその手前を 右往左往する灰色の塊が見える。 「こらこら、その扉はそんなに建付け悪くなかった筈だぞ?」 少女が部屋に入るとその塊は首だけ振り返り、そんなことを言う。 熱心に何かをやっているようだったが、そこまで集中している訳でもなかったらしい。 それに少女は 「様式美ですから」 とのたまう。灰色の塊が苦笑して向き直り 「それを言うなら形式美だろう。そういった誤用の乱用こそ形式美に反するんじゃないのか?」 そう指摘すると 「言葉は誤用により、新しく生まれたり意味が変わったりするのが様式美でしょう?」 しれっとそんなことをいう。 負けず嫌いでも意地っ張りでもなく、彼女は本気でそう思っているのだ。 人とは違う永い時を生きる存在、エンブリオにはそのように見えるのかもしれない。 灰色の塊——もとい、リカー=I=ストゥーヴァはそう思うことにした。 だからってわざと間違えては欲しくないものだが。 「まあ…それはそうと、何でもかんでも擬音を口に出して表現するのはやめてくれ… ときどき何か物凄い、居た堪れない気分になるから」 若干疲れたような声でリカーは話を続ける。 「それで?まだ食料の備蓄も減ってないし、頼む用事もないけれど今日はどうしたの」 反論をいちいち聞いていると、いつまで経っても本題に行き着かないのが分かっているので 先に用件を聞いてしまうことにする。 得てして長命な存在は時間を無駄に使おうとする。 それが長い時間を飽きることなく呆けることなく過ごす秘訣なのかもしれないが 限られた時を持つ身には付き合いきれないこともあるのだ。 「ああ、そうでしたわ。王様が譲位なされました」 人形のような見た目をした少女は、まさにいま自分の意思で思い出しましたという表情でそんなことを口にした。 王の譲位——つまり、王が代替わりをしたということだ。 確かに、そうたびたびあることではないが、王も人間である。 老いもするし、自分が亡くなる前に後継者を選ぶのも自然な流れだ。 しかし有力者や偉い役人などは戴冠式などに呼ばれることもあるだろうが リカーのような一研究者にそういう機会はまずない。 為政者の更新など、庶民には祭りにはなっても実際の生活に及ぶ影響は対してない筈だ。 そしてリカーはそのような祭りには興味がないし呼んでくれと頼んでもいない。 ではなぜ、この生活の最低限の雑務の手伝いくらいしか頼んでいないエンブリオは そんなことを伝えにこの地下深くの研究室まで足を運んだのだろうか。 思い当たる節は一つある。いや、一つしかない。 その考えを肯定するようにこちらが何かを言う前に彼女は口を開いた。 「はい。研究室はお取り潰しになりました」 それも何か用法として間違っている筈なのだが リカーにはもはやそれを指摘する気力はなかった。 言いたいことは分かっている。 研究室の解体、研究員の解雇、研究費の没収…まあざっとこんなところか。 それ以外には研究成果や記録も資金の回収のために取り上げられるかもしれない、いや実際に行われるだろう。 研究の中断、断念…それは研究者としては耐え難い扱いである。 いままさに食事中の料理を持っていかれるに等しい…場合によっては調理中かもしれないが。 「それで…上の連中は何て言ってきてるんだ」 努めて冷静に状況の詳細を尋ねる。 直接の通達よりお手伝いのエンブリオのお知らせの方が早いくらいだから存続を掛け合うのも無駄だろう。 だったら猶予期間や持ち出し可能資料などの確認をする必要がある。 こういった場合に後手に回っていいことなど何一つない。 ならば今できることを一つずつ把握するべきだ。 「えっと、それが…」 そこで途端に、珍しく歯切れの悪い物言いをする。 なんだかんだで有能なこの子ならば、既にその辺りの情報も集めてきているのだと踏んでいたのだが。 「お取り潰しは決まったんですけど、というか"ネクター"に関わる施設は全て廃止になるそうで…」 とんでもないことをさらっと言われる。 "ネクター"に関わる施設はすべて廃止——これはつまり人とエンブリオの関係にかかわる全ての機関の麻痺である。 この世界では農業従事者だって建築関係者だって勿論、研究者だってエンブリオと共に生きている。 特に研究者はエンブリオがいないと文字通り生きてはいけない。 主に毎日の生活管理のために。 そんなエンブリオとよりよい関係を築くためにはネクターの研究、管理は欠かせない。 つまりその全てを廃止する以上、これまでの社会形態は壊滅すると言ってよい。 幾らなんでも暴動が起こるだろう。 まずは王城ゆかりの——それもネクターの研究とかしててそこにネクターがありそうな施設…つまり此処みたいな場所である。 「ああ…だからお前がきたのか」 助手の有能さに感謝しつつも絶望を隠せない体でダルそうに腰を伸ばす。 普段伸ばしていない筋肉が剥がれる音を感じつつ、必要そうな資料だけ物色していく。 どうせ略奪されるものなら使える人間が持っていった方がマシだろう。 既に暴動側の思考に移行しつつ大量の資料が作業台に積みあがっていく。 「それじゃこれ、呑んどいてくれ」 次の指示を待つように入り口に待機している少女に、望みどおり指示を伝える。 「ひょっほほえ、ほおいれふお」 テキパキと口に詰めながら少女は何か苦情を言う。 当然聞き取れないので無視しつつ 「そう言えば、此処を出て活動するならお前にも何か呼び名が必要かな」 そう、思いついたことを口にすると 「今の今まで本当に必要ないと思ってたんですね…」 少女はガックリと肩を落とし、じと目で睨む。 「うーん…何がいいかなぁ」 ちょっと思案をしかけたところで、階段の方から足音が響いてきた。 「どうやらその余裕はないらしい」 ドールの手を引いて流し台の下に滑り込むと同時に、大量の足音が研究室に踏み込んでくる。 「あってよかった緊急避難経路&自爆装置、ってね」 何やら爆発音と崩落音と怒号が混ざったものが遠ざかっていくのを聞きつつ 暗く長い夜の坂のような道をリカーは滑り出したのだった。 (リカーの自叙伝『如何にして私は毒と薬を見分けるか』第二章序文より) |
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![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() ![]() 攻城戦を開始!
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![]() リカー は以下を装備!
【防具】 戦闘用強化白衣『ルバシカ』( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 形状記憶抗魔染料『サラファン』( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
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![]() ▼リカーの行動!
Critical Hit!! ラルフに 231 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼ラルフの行動![魅了:1]
リカーに 137 のダメージ! ( ラルフの魅了が解消! ) |
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![]() ▼リカーの行動!
ラルフに 204 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼ラルフの行動![魅了:1]
リカーに 133 のダメージ! ( ラルフの魅了が解消! ) |
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![]() ▼リカーの行動!
秘薬・死に至る良薬 Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 812 のダメージ! ラルフに衰弱を1追加! 衰弱によりSPが 17 減少!MSPが 5 減少! ▼ラルフの行動![衰弱:1]
リカーに 129 のダメージ! ( ラルフの衰弱が解消! ) |
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![]() ▼リカーの行動!
Critical Hit!! ラルフに 239 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼リカーの連続行動!
ラルフに 193 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼ラルフの行動![魅了:2]
リカーに 118 のダメージ! |
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![]() ▼リカーの行動!
ラルフに 209 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼ラルフの行動![魅了:2]
リカーに 122 のダメージ! |
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![]() ▼リカーの行動!
Critical Hit!! ラルフに 245 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼ラルフの行動![魅了:2]
リカーに 120 のダメージ! |
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![]() ▼リカーの行動!
ラルフに 212 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼リカーの連続行動!
ラルフに 201 のダメージ! ラルフに魅了を1追加! ▼ラルフの行動![魅了:3]
リカーは攻撃を回避! ▼ラルフの連続行動!
リカーに 125 のダメージ!
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4 CP を獲得! |
![]() | You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
リカー(2065) は ルリアンナ材 を獲得! リカー(2065) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 特にありません。
![]() アニマ と魔法契約しました!(CP-10) [魔Lv.1]アニマ を成長させました!(Lv.1→2、CP-1) [魔Lv.2]アニマ を成長させました!(Lv.2→3、CP-2) [魔Lv.3]アニマ を成長させました!(Lv.3→4、CP-3) [魔Lv.4]アニマ を成長させました!(Lv.4→5、CP-4) [魔Lv.5]アニマ を成長させました!(Lv.5→6、CP-5) [魔Lv.6]アニマ を成長させました!(Lv.6→7、CP-6) [魔Lv.7]アニマ を成長させました!(Lv.7→8、CP-7) [魔Lv.8]アニマ を成長させました!(Lv.8→9、CP-8) [魔Lv.9]アニマ を成長させました!(Lv.9→10、CP-9)
![]() 特にありません。
![]() レーン(451) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
レーン(451) は [平原]広庭 【進攻度2】(好戦度+0) を選択しました! メビウス(872) は [平原]広庭 【進攻度2】(好戦度+0) を選択しました! カグヤ(1705) は [平原]広庭 【進攻度2】(好戦度+0) を選択しました! リカー(2065) は攻城エリアを選択しませんでした。 ![]()
![]() 庭園を進んでいくと、先に人影が見えた!
兵士が武器を構える。
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![]() | Next Battle |
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![]() | DUEL!! |
練習試合を開始!
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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