ルリアンナさんとラルフさんのお許しを得て、無事に一揆への参戦を認めてもらうことができました！
一時はどうなる事かと思っていましたが、思いの外余裕を持ってどうにかできてしまったことは意外でしたね・・・。

ネクターと今後使えるであろう素材もお二人からいただき、いよいよ一揆の本番です。
周りには私と同様に試験を受けて、無事合格している方々も数多くいるみたいです。
私なんかが余裕を持ってどうにかできたわけですから、当然と言えば当然のような気もしますが・・・世界が違うせいで基準が少しおかしいだけという可能性もありますね。
とはいえ、共に一揆に参戦する方々の中にはこのメルンテーゼとは異なる世界から来た方もかなり多いようです。もしかしたら何らかの要因でこの世界に引き寄せられているのでしょうか・・・だとしたら兄さんもこの世界に一緒に・・・いえ、近くにいなかった以上は考えにくいですね。

しかし本当に人数が多い・・・今私から見えているだけで下手したら1000人を越えてるんじゃないかってくらいの大人数です。中には獣人さんや妖精さん、機械さんも見受けられますね。見た目からはとても戦えなさそうな方まで・・・本当に色々な方がいらっしゃいます。
これだったら私なんか必要無かったんじゃ・・・いえ、相手の力量が未知数である以上、少しでも戦力は多い方が良いと思うことにしましょう。
せっかくやると決めたのですから、ここで降りてしまっては他の方々にも示しがつきません。
戦闘外でも何か皆さんのサポートができるかもしれませんし、遅れを取らずに進んでいくことにしましょう。万が一、私にしかできないことも・・・無いとは限りませんし。

どうやら攻城のための道はいくつかに分かれているようですね。
バラバラに集められて、そのまま整えることも無く好きなやり方で進軍させていく方針のようです。確かに異なる世界からの参戦も多い以上、下手に統率を試みるよりも個々に任せた方がうまくいく可能性も高い気がします。
私はあまり自信も無いですし・・・堅実に、あまり険しくなさそうな道を進むことにしましょう。

どうか、皆さんも道中お気を付けて。
願わくば、誰一人欠けることなく終わりを迎えられますように・・・。