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一揆参戦 1日目! - Diary |
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(アマリアが一揆に参加することになったきっかけの、おはなし。) “かぜにのり とおくにきこえるは みどりにくちた いちのまちのけんそう あおにおぼれた にのまちは いつか くじらとともにそらへかえる” 「黄昏に染まるは、さんのまち…瑠璃色に眠るは、よんのまち…」 いつもと変わらない、穏やかな日の午後。 青い花がプリントされた白地のシーツの上で、わたしは寝ころびながら本を読んでいた。 口ずさんでいるのは、わたしが住んでいる、自然に溢れた小さな島に伝わる歌の1つ。 現在は一つの集落しかないけれど、昔の島は今よりもずっと大きくて、いくつもの町があったそうだ。 歌の内容は、かつて存在していたそれぞれの町のことだという話を、幼い頃に母さまから聞いた覚えがある。 「………」 眩しい日差しが差し込む窓の外には、雲一つない青空が広がっている。 この島には、雪が降らない。 雨が降ることも少ない。いつも晴れていて、暖かく穏やかな日が多い。 前に父さまと母さまと、リトとルセと…家族みんなで別の町へ出掛けた時に、わたしは初めて「雪」を見て、「四季」を知った。 「白に溶けたのは……、…?あっ、ルセからだ!」 開け放たれた窓から心地よい風がそっと吹き込んで、桜色のカーテンを揺らした。 不意に本からぱっと顔を上げて、わたしは飛び起きる。 今、部屋に風が吹き込んだ瞬間に、大好きな、懐かしい気配を感じたのだ。 わたしが視線を向けた先の机の上には、真っ白な体毛を持った一羽の小鳥がとまっている。 さっきまではいなかったはずだ。 『…久しぶりだね、マリー。元気にしてる?』 小鳥の嘴は一ミリも動いていない。けれどその小鳥からは、高くもなく低くもない、透き通った女性の声が、確かに聞こえてきていた。 ちなみにマリーというのは、わたしの姉と兄がわたしを呼ぶ時に使う愛称である。 「久しぶり、ルセ。わたしは元気にしてるよ」 『そっかそっか、それは何より!私の方も、順調だよ』 声の主は、わたしの姉のルセだった。 わたしの家には昔から、「15歳になったら、子供に旅をさせる」という伝統がある。 この島以外の各地に散らばってしまった人もいるけれど、わたしの家系は昔から魔法を使うことに長けた一族だったそうだ。 旅は、能力の修行と自身の成長のため。 そしてルセは現在、その旅の真っ最中で異世界へと行っている。 知らない世界——ルセやリトが自分の旅の話をしてくれるのが、わたしは好きだった。 ルセの声を聞くのは久しぶりで、嬉しくてはしゃぎそうになるわたしを、小鳥はただじっと黙って、サファイアのような青色のくりくりとした瞳で見つめている。 「そう、よかった!今日はどうしたの?」 『ん。この間、父さんからちょっとした連絡を貰ってね。その時は返事を迷っていたから、今日、改めて伝えようと思って』 「…父さまには、もう伝えたの?」 『うん。リトも一緒にいた。父さんは、返事を伝えたら困った顔してたけど』 そう言って、『ははは…』と苦笑するルセの声が追って聞こえてきた。 『マリーは、メルンテーゼって知ってる?』 「めるんてーぜ。…ううん、知らない」 ルセが言った言葉を、わたしはオウム返しに呟いた。聞き慣れない名前だ。 『マリーが今いる世界とは別の世界、つまり異世界。私が今いるのもそのうちの1つだっていうのは、知ってたっけ?』 「うん。それは知ってる。…メルンテーゼも異世界のうちの1つ、ってこと?」 『そう、その通り』 「…それで、ルセは父さまから何を頼まれたの?」 『それはね………』 小鳥は相変わらず、瞬き以外は微動だにしない。 そこから聞こえてくる姉の声に、わたしは耳を澄ませた。 『………というわけ』 ルセの話が終わると、小鳥はぱたた、と伸びをするかのように純白の翼を広げた。 「…えっと」 馴染みのない言葉が続けていくつも出てきた所為で、正直わたしの頭の中はこんがらがってしまいそうだった。 今の話を、わたしはどうにか頭の中で纏めようと試みる。 「つまり、メルンテーゼに住んでる人たちにとって大切なお花を、新しい王様が独り占めしようとしてみんなが困ってる、ってことで…いいのかな」 『………』 「…ルセ?」 急に小鳥から声が聞こえてこなくなったものだから、もしかして通信が切れてしまったのだろうかと不安になる。 『…ああ、ごめん。マリーがあまりにも理解するのが早いから、ちょっと驚いてた。てっきり何度か訊き返されると思ってたのに』 「…。…それでルセは、“一揆”に参加して欲しいって言われたけど、断ったんだ」 『うん。これからそっちに戻るのは大変だし…。どうせ暇そうにしてるリトが行けばいいじゃない、って言ったら、あの子も行けないとか言い出すし。で、父さんが困った顔してた』 「………」 わたしは視線を床に落として、しばらく悩んだ。傍から見れば眉根が寄っていたかもしれない。 「…それ、わたしでもいいの?」 『…、…マリー、まさか貴女が行くつもり?』 再び顔を上げてわたしが問うと、ルセは驚いたように訊き返してきた。 わたしは迷わずに頷く。 「わたしでいいなら」 わたしにでも出来ることがあるのなら。困っている人たちの手助けに少しでもなれるのなら。 いつも兄と姉の旅の話を聞く度に、わたしは憧れていた。異世界へ旅に出ることに。 伝統で旅に出る歳にはまだ遠いし、待っているのはわくわくするような楽しいことだけじゃない。大変だということもたくさん聞いた。 それでも、わたしは本気だった。 『……うーん…。…悪いけど私じゃ判断できないかな。詳しい情報は父さんに訊かないと…』 「父さま、まだ部屋にいるかな」 『ああ、いると思う。話し合ってたから…たぶんまだリトも同じ部屋にいるはず』 「…じゃあ、訊きに行ってみる」 『あ、ちょっと待って。マリー』 「なあに?」 『マリーが行きたいって言うのなら、私は反対しないよ』 小鳥から伝えられてくるのは、声だけである。 でも、わたしにはその瞬間、ルセが優しく微笑んでいるであろうことがはっきりと感じられた。 「ありがとう、ルセ」 『…んじゃ、近いうちにまた来るよ。お土産話を伝えに』 「うん。楽しみにしてるね。お土産話もだけど、ルセが帰って来るのも」 ぱたぱたと羽ばたきだした小鳥に向かって、わたしは笑顔で手を振る。 『またね。マリー』 「ん。また。………」 小鳥はそのまま飛び立つと、快晴の空へと迷うことなく飛び去っていった。 「…アマリアが代わりに参加する?」 「……うん」 わたしの兄、リトの驚いた声を聞きながら、わたしは緊張した面持ちで足元の床を見ていた。 「ぬう……」 父さまも、なんともいえない唸り声を上げている。 きっと普段から渋い顔が、より一層渋くなっていることだろう。 二人の反応は予想していた通りだった。この後きっと反対される。…それでも。 わたしは黙って次の言葉を待った。 「…僕はいいと思うけど。どうせ15になったらどこか旅に出なくちゃいけなくなるんだし」 「…!リト…!」 だからこそ、返ってきたリトの言葉にわたしは目を丸くした。 「だがなあ…まだ3年も早いんだぞ」 「僕の時なんか、僕が11の時からさっさと旅に出ろって言ってたくせに…」 「アマリアは女の子だからな…」 「………」 そう言って悩み続ける自分の父親を、リトは呆れた顔で見やる。 「どのみち修行しなくちゃいけないんだから、多少早まったっていいと思うよ。あっちの世界にはエンブリオが居るそうだし、一揆にはマリーぐらいの歳の子も結構参加するんでしょ?」 「ああ。居ることは居るだろうが…」 「…あ、あの!」 胸がどきどきと高鳴る。 口を挟んでいいのかどうか悩みながらも、わたしは声を上げた。 「困ってる人たちがたくさんいるって、ルセに聞いたの。だから……っ、わたしでいいのなら、そういう人たちのために力になりたい!」 「………うむ…」 胸の前で組んでいた腕を解き、父さまはふう、と息を吐く。 しかめられていた眉は、力なく下がった。 「……アマリアがそこまで言うのなら、仕方がない」 「!父さん…!」 「よかったね、マリー」 「…うんっ」 リトの柔らかな微笑みを見て、わたしも思わず笑みを零した。 「ただし…アマリア。一つだけ、いいかな」 「あ…っ、はい!」 父さまに呼び止められ、慌てて緩んだ頬を引き締める。 「…アマリアなら、充分、一揆に参加している人たちの力になれるよ。…頑張っておいで」 まっすぐに見つめた父さまの顔は、穏やかに、優しく笑っていた。 それから温かく大きな手が、ぽんぽん、とわたしの頭を優しく撫でるのを感じた。 わたしは一呼吸、大きく息を吸ってから、 「はい…っ!」 背中を押してくれる父さまの言葉に、満面の笑みで応えた。 |
Message |
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さっくん(576) からのメッセージ >>
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Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
アマリア は以下を装備!
【防具】 丈夫なワンピース( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 レースの髪飾りと襟飾り( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
▼アマリアの行動!
4 行動の間、アマリアはAGI25%強化! ▼ラルフの行動!
アマリアに 129 のダメージ! |
▼アマリアの行動![AGI+25%:3]
Critical Hit!! ラルフに 395 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アマリアは攻撃を回避! |
▼アマリアの行動![AGI+25%:2]
アマリアのAGI25%強化が残り 6 行動に延長! ▼ラルフの行動!
アマリアに 133 のダメージ! |
▼アマリアの行動![AGI+25%:5]
ラルフに 331 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アマリアは攻撃を回避!
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▼アマリアの行動![AGI+25%:4]
Critical Hit!! ラルフに 387 のダメージ! ▼アマリアの連続行動!
ラルフは攻撃を回避! ▼ラルフの行動!
アマリアに 131 のダメージ! |
▼アマリアの行動![AGI+25%:3]
ラルフに 339 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アマリアに 131 のダメージ! |
▼アマリアの行動![AGI+25%:2]
ラルフに 331 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アマリアは攻撃を回避!
▼ラルフの連続行動!
アマリアは攻撃を回避!
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▼アマリアの行動![AGI+25%:1]
Critical Hit!! ラルフに 411 のダメージ! ( アマリアのAGI+25%が消滅! ) ▼ラルフの行動!
アマリアは攻撃を回避!
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▼アマリアの行動!
Critical Hit!! ラルフに 505 のダメージ!
ラルフに 162 のダメージ! ▼アマリアの連続行動!
Critical Hit!! ラルフに 413 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アマリアは攻撃を回避!
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4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
アマリア(931) は ルリアンナ材 を獲得! アマリア(931) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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特にありません。
特にありません。
特にありません。
ヴァルト(1038) がパーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
Next Battle |
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Area Message !! |
Character Data |
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