じゃあ、おれはちょっと他の人たちと相談してくるから。
お前達はここにいるんだぞ。

うん、行ってらっしゃいイヴァン。

ふぅ…おっまたせー！あれ？イヴァンは？

ちょっとこの先の事について皆さんと相談しているよ。
僕らの中で一番大人だし、そういうのはイヴァンに任せようかなって。

そうねぇ…あっ！それより！
何でも救援者が妙に沢山いるらしくてね、名簿が作られてるんですって！

へぇ

…なんだけど、あたしたちの名前がどこにも無い気がするの。
ミカヤ、何か心当たりない？

どれどれ。
…あぁ、比較的早く救援に来たんだねぇ、僕ら

えっ…どれ？どこ？

うん、この、79番

…は？闇の？けんぞく…でいいのこれ？

よく読めました。凄いね、合宿の成果かな

それほどでも！

…じゃなくて、何コレ？何でこんな？え？

僕がつけた。

え。

だってほら、吸血鬼の王の娘と堕天使の子とかもう僕ら、どう見たって、ねぇ？

…その通りだけど厨二病ってレベルじゃないわね！？
そもそも見た目普通に人間だし！どう見たっても何も無いでしょ！？

えぇーいいじゃん、僕達めっちゃ格好良いじゃん。

格好良くないわよ！？

…取り込み中にすまんが。

ちょっとイヴァン？聞いてよ、ミカヤってば

猪鹿蝶の宿帳を見てたんだが、闇の眷属達とかいう落書きがあってな。心当たりはないか？

うん？僕が書いた。僕らの事だけどそれ。

……

……

……

…あ？んだぁ？アンタら…

ちーぃと若すぎる気もするが、中々どうして美味そうじゃねーか。

なぁアンタらさ、俺に一口齧られてみねえ？

よう。黒髪に金髪の組み合わせが素敵な嬢ちゃん。……いや、悪ぃな。俺と似たような髪の色だったから思わず声かけちまった(不意に声をかけてくるのは頭一つ……と半分位上背の高い男性だ。口元の笑みと、軽快な声が印象に残る……かもしれない

突然で驚かせちまったか？　そうしたら悪いな。俺ぁバロックヒートってんだ。こんな所で一揆だっけ？　大暴れなまつりが始まったモンで参加している奴らの一人ってこった。折角だし、息抜きねーかなぁと思った所で嬢ちゃん……と、推定ボディガード君。ま、2人を見つけたってワケだ

折角の長くなりそうな戦いだ。たまにゃゆっくりとしようや。つーわけで、よろしくな。えーと……(握手のために手を出し、ここにきて名前を聞いていなかったことに気付いたようだ

はじめましてっ！

私はエステルっ。
「宝石少女」なんて呼ばれてる宝石好きだよ！

これからよろしくねっ♪

さて…言い出したからには腕試しぐらいは自分でやりなよ？

ぐぬ…分かってるわよ！…さあ、かかってきなさい！

手加減なんて生意気なことすんなよ？

ふふん、ざーっとこんなもんよね！さ、ネクターを頂くわよ！

悪者の台詞だこれ…。

うん、いい線いってる！・・・・・よね？ラルフ？

おう！これだけ動ければ大丈夫だろう。心強い限りだ、よろしく頼む！

よぉしそれじゃ行ってらっしゃい！バックアップは黙って私に任せんしゃいっ！！パパの行動力とママの分析力を兼ね合わせたプレミアムブレンドガールに死角はないわッ！！

明らかに親父の血が濃そうだが・・・・・少しは母親の大人しさが欲しかっ・・・

黙れおっさん。さぁ次いくからねッ！！魔王パラダイス討伐への道は険しいのだ！！

王のこと魔王って言うの、やめねぇか・・・？

パラダイスってほんとフザけた名前よね！！あ、魔王城には厄介な奴らがいっぱいいるからね！なるべく誰かと一緒に進むようにしたほうがいいわよ！！あとこれ支給品！がんばってね！！

あら、ありがたく頂いておくわね。

さてと、とりあえず一休みでもす・・・

はい次いこ次ぃ！！