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*SIDE*レイヤ
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　─物語は１度終わりを迎え

　─物語は再び幕を開ける

　─物語は終局へと走り出す


ジェイド王国アカデミーの錬金術師、サクラ・エゾヤマ（EN・457）は日本から異世界に飛ばされてきた兵庫（EN・457）と道産子を元の日本へ戻す方法を見つけるという卒業試験をクリアするために、
ジェイド王国の端で隠遁していたジェイド王国、国王の友人の錬金術師、レイヤ・センドウに師事を受ける。

最初は錬金術の事以外では折り合いがわなかった二人だが、とある事件で大怪我を負ったサクラをレイヤが助けてから、すこづつ距離が縮まりはじめる。

そのあと、兵庫に騙されてデートしたり、クリスマスプレゼントを渡したり

確実に距離を縮めて行く二人

だが、またとある事件によりレイヤに隠された秘密が明らかになり状況が一変する。

昔の研究の事故により、レイヤの命は後、1年持つか持たないかということが発覚。

悩んだ末に、サクラは卒業試験を放棄して、レイヤの命を救うための薬を作ることを決意する。

レイヤは、その決意を受け、それを最後まで見守ることにするのだった。


*SIDE*セツカ

少年は、愛する少女を失い、慟哭した。

それを糧に、青年は強くなった。

そして、愛する少女と再び出会う事が出来た青年は。

再び少女を失った。

だが、青年は諦めない、可能性がある限り。


ジェイド王国の騎士であるセツカは、サクラの卒業試験の護衛として派遣された。

そこで彼は、何故か異世界に飛ばされてきていた従姉である深雪（EN・100）と出会う。

が、深雪と出会っ事よりも、深雪と一緒に居た保護者の少女…ノウァが問題だった。

彼女は、彼が失った愛する少女にそっくりだったから。

実際は、そっくりどころかパラレルワールドの少女そのものだったわけだが。

そして、ノウァと愛する少女…鏡の魔女「フィー」から託されていたペンダントによって再び自分の愛したフィーと再開する。

だが、ペンダントに封じ込められたペンダンを狙う者たちが居た。

彼らは、600年前にその国の王女に顕現した悪の王を封印するという理由で白き魔女によって王国ごと封じられたヴィオレット王国の王と王女とその兄。

王は、悪の王の悪意に染まり、復活を果たすためにペンダントを狙う。


幾度目かの襲撃でセツカは再びフィーを奪われた。

それでも、彼はフィーを取り戻すため、そしてすっかり忘れていたが護衛の仕事もあるし、レイヤの弟で昔、救った事のあるユカラに慰められてなんとか立ち直る。

*SIDE*道産子

兵庫にアタックして今度こそ付き合ってもらうんや！


俺はやりますよ！ウサギ先生！

子供が手を振り近づいてくる。

セツカの横を少し離れて通り過ぎたが、振り返り。