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![]() | 一揆参戦 1日目! - Diary |
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廃れ、朽ち果て、薄汚れた路地裏。表通りから漏れてくる、珠の切れかけた街灯だけが、暗闇の中で弱々しく光を放っている。 全てがしんと静まり返り、音をたてるものは何処にも無い。 そんな路地裏に入り込んでくる一つの人影があった。 幽鬼と見紛う様な、黒紫のフードを目深に被ったその影は、薄暗い路地にブーツの靴音を静かに鳴らしながらゆっくりとその歩みを進めていく。 腰には鈍い銀の光を放つトップブレイク式のリボルバー。 フードの幽鬼は歩みをそのままに、自らの腰に携えたそれを手に取る。 手早く銃身を折り、シリンダーを露出させる。 間を置かずに懐から弾丸を取り出すと、それらを一つ一つゆっくりと空のシリンダーに押し込んでゆく。その一挙動一挙動に、何処か暗い意志が見て取れる。 「あんたァ、人を殺すのかい?」 突然、路地裏に響き渡る声。 幽鬼もぴくりと動きを止めて、声のする方を見やる。 塗装の剥げかけた路地裏の壁。そこには、酒瓶を手に背を預ける、大層な髭を蓄えた壮年の男の姿があった。既に大分酔いが回っているようで、顔を赤くしながらうつらうつらと船を漕いでいる。 「そいつはよォ、人殺しの道具じゃあねぇか。そいつを準備してるってこたァ、今から人を殺しに行くってことだ。そうだ、そうに違いねェ」 泥酔した老人は下品な笑いを浮かべた後、ややあって勢いよく咳き込む。 「……だとしたら、お前はどうする」 数秒間の沈黙。無言のままだった幽鬼が、口を開く。この路地裏にはどうあっても似つかわしくない、凛とした女性を思わせるような声が路地裏に静かに響く。 「な〜んにも。アンタがこれから誰を殺そうが殺さまいが、しがない占い師の儂には関係ねェ話だ。ただよォ、ちょっと陳腐な物言いになるかもしれんがな、アンタから、職業柄、どうにも放っておけないモンを感じちまってなァ……待ちなって——」 最早老人の言葉に興味を示さず、無言のままに再び歩き出す幽鬼を見て、老人は慌てて語を継ぐ。 「——アンタよォ、死ぬ覚悟は出来てるかい?」 再び、幽鬼はほんの一瞬だけ、ぴくりとその歩を止める。しかし、相変わらず表情はフードに隠され、その色は伺えない。しかし、幽鬼が歩を止めたのもほんの一瞬。すぐ様、リボルバーを片手に靴音を鳴らし始める。 「なぁ、アンタは……」 空になった酒瓶を地に転がしながら、老人はまだ何か言っていたようだったが、去りゆく幽鬼の耳には既に届いていなかった。 返答の代わりに幽鬼が最後に路地裏に残していったのは、装填の完了を報せるガチャリ、という鈍い音だけだった。 ———————————————————————————————— 明るい日差しの差し込む一室。窓の外から漏れてくる陽光が、さんさんと室内を照らし出している。 室内のあちこちでは機械が忙しそうに音をたて、煙をあげてはがくがくと小刻みに震えていた。 そんな室内で、ガラス製で縦長の、巨大なカプセルのようなものを備えた装置に向かって腕を組んでいる少女が一人。 少女の肌は浅黒く、耳はやや尖っており、所謂ダークエルフであることが見て取れる。 見たところの年頃は13,4歳といったところか。まだまだ顔立ちも体型も、何処か幼さを残している。 「よし、これで大丈夫かな。あとはかるーく調整するだけだね」 うんうんと頷きながら、手元の設計図と目の前の機械を見比べる少女。 「これまでの貴女の成果を考えれば、この機械が安全な装置である確率は4.21%程ですよ、エレネ」 エレネと呼ばれたそのダークエルフの少女の横に、飛び込んでくる小さな影。大きさは20cmにも満たない。機械仕掛けの羽根を小さな駆動音と共にぱたぱたと動かしながら、小さな機械じかけの妖精は大型の機械を見て首を傾げる。 「だ、大丈夫だよ。今回は私の完全オリジナルって訳じゃないし。国の異世界転送装置をちゃんと参考にしてるんだから。うん、きっと大丈夫」 「エレネ、これまで何度か、貴女は同じようなことを言って失敗したことがあったと記憶しています」 むぅ、と柳眉を逆立てて抗議の声をあげるエレネに、妖精は淡々とした口調で語を返す。 「そ、そうだっけ……」 自分の頬を人差し指で撫でながら、エレネは機械妖精の方を見やる。 「はい、ただ今検索しましたところ、データに残っているだけでしっかりと87回——詳細な発言データを参照。まず1回目は2年前の——」 「いい、もういいよ、シェリーマ。思い出してきた。それ以上は遠慮しとく……」 頭を抱えてため息をつきながら、エレネは自身がシェリーマと呼んだ機械妖精の方に手を向けて制止する。 シェリーマ。5年程前に、旧世界の遺跡から発掘された、高度な技術によって造られた機械妖精。エレネが1年以上かけて修理し、今は一番の友人としていつも隣に居る存在だ。 「そう言えば聞き忘れていましたが、何故わざわざ自分で転送装置を? 国の所有している転送装置を用いれば異世界への転送が可能なのでは?」 小首を傾げながら、シェリーマは問う。エレネ達の住んでいる国は、旧世界の技術を応用した異世界転送装置を保有しているのだ。 「国の転送装置が使えれば、私だって使ってるよ。でも、国の転送装置が使えるのは選ばれた冒険者だけだし……だからこそ、この転送装置を自前で用意したの。何としてでもちゃんと完成させなきゃ」 目を閉じ、エレネは何かを想うようにそう呟いた。 「自分の母親のこと、ですからね」 エレネの母親は魔術師であり、冒険者だ。国からの招集に応じて選抜され、メルンテーゼという異世界へと旅立った。しかし、どういう訳か全く連絡がつかなくなってしまったのだ。 「うん。お母さんに何かあったのかもしれないし……私が探しに行かなくちゃ。お父さんは頼りにならないし……」 エレネは腕組みしながら、視界の端にある大きなバッグに目をやる。長旅の前にと、お小遣いをはたいて事前に用意しておいた食料や工具類だ。 「しかし、現在のメルンテーゼはかなり危険な状態にあるという話です」 シェリーマはエレネの正面にまで移動すると、そのまま装置の上のコントロールパネルに腰を落ち着けた。 「うん、知ってる。だから、お母さんも招集されたんだよね。お父さんも危ないから探しに行くのなんてやめなさいって言ってたけど……それでも、やっぱり私、お母さんを探しに行きたい」 しっかりとした意志の宿った瞳で、エレネはシェリーマの方を見つめる。 「親の言うことは何でも聞く貴女が、珍しいですね。反抗期というやつでしょうか。貴女の父親も同じことを言っていましたが」 「そうかもしれないね」 ふっと笑いながら、エレネは設計図を手に装置へと近づく。改めて設計図と実際の機械を見比べ、何やら納得したように頷くとシェリーマの方を見て微笑んだ。 「さて、動作チェック動作チェック。まだ1度も電源を入れてないんだ。シェリーマ、そこの赤いボタンを押してくれる?」 装置の脇にある計測器の横に立ち、エレネはシェリーマにそう問いかける。 「これですか、了解」 シェリーマはこくりと頷くと、上半身を使って赤いボタンをぽちりと押した。 人一人入れる程のカプセルの中に、青白い電流のものが生じる。電流はみるみる内に激しくなり、数秒後にはカプセル内部を埋め尽くす程に迸り始める。 「良い感じ、良い感じ。やっぱり今回は成功じゃない?」 「……だと良いのですが」 数値を見て無邪気な笑いを浮かべガッツポーズを取るエレネに、シェリーマは呆れた様子で返す。 装置内部の迸りと共に、ぐんぐんと上昇を続ける数値。 「エレネ、異世界への『門』は開かれたようですが、数値が上昇を続けています」 シェリーマが遠目から計測器を見ながら、そう口にする。 「ん? えっと、『門』の展開速度はちょっと想定外だけど、エネルギー量的にはこのくらいならまだ想定——」 ぼん、と大きな爆発音が装置の内部から聞こえたのは、エレネが上機嫌で計測器を眺めていたまさにそんな時だった。 室内にけたたましい警告音が鳴り響き、計測器が赤いランプの明滅を開始する。 「あ、あれっ……あれれ、な、何で!? さっきまでちゃんと動いてたのに……! と、とにかく装置を停止させないと……シェ、シェリーマ、そこの緑のボタンを!」 「……了解」 シェリーマも機械ながら少々慌てた様子で緑のボタンをぽちりと押す。 「えと、シェリーマ、ボタン押してくれたよね?」 どんどん上昇してゆく計測器の数値を見つめながら、エレネはそう問いかける。 「はい、確かに」 シェリーマは緑のボタンを懸命にぽちぽちと押し続けるが、一向に装置が停止する気配は無い。それどころか装置の駆動音は、より激しさを増し続けている。 「ま、まずい……こ、こうなったら動力源を止めるしか——」 そう口にしながら、装置に向けて駆け出すエレネを襲ったのは、耐え切れず割れたカプセルから放たれた強烈な閃光だった。 ————————————————————————————————— 広大な敷地に造られた巨大な城。 自然豊かな土地故か、空気も澄み渡り、清々しい気配に満ち満ちている。 つまるところ、このダークエルフの少女の心中とは真逆のそれであった。 「……で、貴女は何の準備もせずこの世界にやって来てしまった、という訳ね」 麦わら帽子を被った赤髪碧眼の女性ルリアンナは、目の前にしょんぼりと立っているダークエルフの少女——エレネをじい、と観察しながらそう確認をとった。 エレネの肩の上には、やれやれと言わんばかりの表情をしたシェリーマが座っている。 「貴女のお母さんの情報に関しては……何より協力者の数が多いからちょっと今この場ですぐに教えてあげることは出来ないわね。こちらでも調べておくけれど……と。あら、エンブリオとはもう結んでいるのね。だったらまぁ大丈夫だと思うけど……念のためっ……ラルフ! ラールーフー!」 ルリアンナが声高に叫ぶと、奥の方から隻眼の大男がやって来た。 「さて、まずは腕試しだ。ネクターも多くないが、何より無駄な怪我人は減らしたいんでな」 体格に見合った、低く響き渡るような声で隻眼の大男——ラルフはそう口にする。 「え、えっと……腕試し、ですか? 私、腕相撲とかはちょっと……」 丸太のような太い腕を見せつけながら構えるラルフに、エレネはおそるおそる話しかけた。 「現実を見て下さい。どう考えても戦闘ですよ、戦闘」 「うえぇ……せ、せめて機械の修理勝負だとか、そういう……」 「寝言を言ってないで、構えて下さい。お母さんを探し出すんでしょう? その為には、この試験をクリアしないと」 「……そうだよね。分かった。怖いけどっ……」 エレネは腰に携えていたテイザーガンを震える手で何とか抜き放つ。 王城前で、エレネの初めての戦いが始まろうとしていた。 |
![]() | Message |
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![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() ![]() 攻城戦を開始!
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エレネ は以下を装備!
【防具】 動きやすい服( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 髪飾り( 装飾 / 20 / - / - / - ) 第382一揆小隊側の前衛がいないため隊列が詰められた! |
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![]() ▼エレネの行動!
ラルフは攻撃を回避! ▼ラルフの行動!
エレネに 210 のダメージ! |
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![]() ▼エレネの行動!
Critical Hit!! ラルフに 741 のダメージ! ▼ラルフの行動!
エレネに 207 のダメージ! |
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![]() ▼エレネの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 893 のダメージ! ▼ラルフの行動!
エレネに 203 のダメージ! |
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![]() ▼エレネの行動!
ラルフに 692 のダメージ!
▼エレネの連続行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 761 のダメージ! ▼ラルフの行動!
エレネは攻撃を回避!
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4 CP を獲得! |
![]() | You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
エレネ(382) は ルリアンナ材 を獲得! エレネ(382) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 特にありません。
![]() ドール と物理契約しました!(CP-10) [物Lv.1]ドール を成長させました!(Lv.1→2、CP-1) [物Lv.2]ドール を成長させました!(Lv.2→3、CP-2) [物Lv.3]ドール を成長させました!(Lv.3→4、CP-3) [物Lv.4]ドール を成長させました!(Lv.4→5、CP-4) [物Lv.10]シルフ を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.11]シルフ を成長させました!(Lv.11→12、CP-11)
![]() 作製 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
![]() 現在のパーティから離脱し、ひとりになりました! ライアー(760) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
![]() | Next Battle |
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![]() | DUEL!! |
練習試合を開始!
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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