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「基本行動」を確認! 「攻城戦」を確認! |
一揆参戦 1日目! - Diary |
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眼の前に広がる、音と光の芸術を前にして、俺は大きく頷いた。 懐から、複雑な装飾の施された銀色の硬貨を一枚取り出す。これこそが俺が今座っている機会を動かすための鍵だった。 スリットに硬貨をインサート。重い起動音とともに、眼前のディスプレイは次の対戦相手を告げる。 グリップを握り締める。さあ、戦いを始めよう。 そんな矢先、懐に仕舞っていたポータブル鳥居が振動し、先ほど獲得したコミカルな狐の似姿が動き出した。 次の瞬間に己の身に降りかかるであろう災厄を予測した俺は、不承不承ながらもグリップから手を離し、代わりに頭へと手をやった。 そして—— 「こらー! 修行サボって、何遊び呆けてるんですかあ、あなたは!」 俺にだけ聞こえる大音量が響き渡った。 いくら周囲が騒然としたゲームセンターだからといって、突然ぬいぐるみから大音量が聞こえてきたら騒ぎにもなるだろう。 俺の上司はその辺りの配慮は忘れていなかったようだ。 「よく俺のいる場所が分かりましたね」 「しっかりポータブル鳥居を携帯しながら何言ってるんですかあ。それに、どこにいようとあなたは遊び呆けているでしょうに」 「ははは、違いない」 「ははは、じゃありません! いいからさっさと帰って来なさい!」 ふむ、どうしたものだろうか。 「まあ、落ち着いてください。俺がここにいるのもただ遊んでいるわけじゃあないんです」 「……聞きましょう」 「そも、俺達黒狐は平和の象徴じゃあありませんか」 「……そうですよう。だからこそ、日々の修行が」 「ならば、平和とは何か? それを知らねば、俺達は何をすればいいのか分からないではありませんか」 「…………」 「だからこそ俺は、こうして平和を学んでいるのです。このような娯楽、平和でなければ——」 「はあ、もう分かりました。いいですからちょっと急ぎで帰ってきてくださいな。あなたに用事がありますので」 「用事、ですか。修行じゃないならまあ、分かりました。ああでも——」 この対戦が終わったら、と言おうとして、画面を見ればYou Loseの文字。 長々と話しすぎてしまったようだ。もったいない。 肩をすくめて、すぐ戻る旨を伝えて席を立った。 *** 「メルンテーゼ、ですか。聞いたことありませんね。繋がってるんですか?」 「ええ、あちらの世界から直々に救難信号が届きましたので」 「ははあ、こりゃあ随分と大規模にバラ撒いてるみたいですね。そんなに深刻なんで?」 「軽く遠見した限りでは、最悪の場合死に至るとか」 「世界が、ですか」 「そういうことです」 「大問題じゃあないですか」 「だからあなたを呼んだんですよう。ちょっと行ってきてくださいな」 随分と軽い調子で言ってくれる上司を睨むが、いつもの狐面に隠されて表情は窺えない。 「……言いたくはないですが、俺より適任がいるでしょうよ。三尾の俺より」 「いやあ、それがいないんですよう。あんまり霊格高い子をポンポンと外に出すわけにも行きませんしね」 「俺が弱いからオッケーってことですか」 「そういうわけじゃないですよう。むしろ、戦闘能力であなたを選んだんですよ?」 ピクリ、と思わず耳が動いてしまう。 「……それは、どういう意味で?」 「言葉通りの意味ですよう。見た感じ、危なそうな世界ですしね。ほら、尻尾が多くても文官気質な子が多い中、あなたなら適任かな—って」 「軽いですねえ……ま、でも退屈はしなさそうな世界なんですね?」 「だと思いますよーう。サービスで修行扱いってことにしてあげますから、ちゃちゃっと行ってきてもらえません? 実際、いい経験になると思いますよ。もしかしたら尻尾増えちゃうかも」 「はあ、分かりました。行きましょう」 「尻尾振りながら言うセリフじゃないですよう」 これだからうちの上司はやりづらい。 けれどまあ、確かに悪い話じゃあないみたいだ。 山に籠って修行漬けの毎日なんて俺の趣味じゃない。 言っちゃなんだがそれなりに腕にも自信はある、一度存分に暴れまわってみたかったんだ。 ……口元に扇子を当ててふふふとか笑っている上司の思い通りに動くのは、ちょっと癪ではあるけれど。 *** 「ここがメルンテーゼ……随分とまあ、ファンタジーなことで」 狐の俺が言うことでもないか。 さて、まずは戦う準備をしないといけない。 すらり、と懐から竹筒を取り出す。 「うようよいますね……」 管狐、というものがある。 イタチだのといった小型の妖怪を筒に込め、使役する妖術だ。 俺はさらに自己流にアレンジし、詰め込まれた妖怪の妖力を銃のように撃ちだす、言うなれば管狐銃といった戦い方を編み出している。 この技法には弱点とでも言うべきか、詰め込まれた妖怪の消耗が激しいという特徴がある。 通常では特に気にするほどのものではないのだが、低級妖怪は生まれ故郷を大きく離れると妖力を回復することができない。 今回のように世界を超えるなんてなおのことだ。 そのため、俺が戦うには原生の妖怪を捕まえなければいけないのだが—— 「これが、エンブリオってやつですかね」 妖怪——いや、こちらの世界の言葉ではエンブリオ。 俺が降り立った場所には、エンブリオが数種類、無数なほどに漂っていた。 そのうちの一体が俺に興味を持ったのだろう、近寄ってくる。 姿は……西洋での妖精に近いようだ。 「お前でいいか。一緒に来ますか?」 コミュニケーションが取れているのかはよくわからないが、キャッキャと笑って管に入っていったのだから、良いのだろう。 これで準備は完了した。 それじゃあ—— 「まずはあの城を目指せ、でしたね。行きますか」 |
Message |
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Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
クロ は以下を装備!
【防具】 羽織( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 ポータブル鳥居( 装飾 / 20 / - / - / - ) 第364一揆小隊側の前衛がいないため隊列が詰められた! |
▼クロの行動!
クロに祝福を2追加! クロのHPが 189 回復! ▼ラルフの行動!
クロに 150 のダメージ! |
▼クロの行動![祝福:1]
ラルフは攻撃を回避! ( クロの祝福が消滅! ) ▼ラルフの行動!
クロは攻撃を回避! |
▼クロの行動!
クロに祝福を2追加! クロのHPが 189 回復! ▼ラルフの行動!
クロに 144 のダメージ! |
▼クロの行動![祝福:1]
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 748 のダメージ! ラルフは攻撃を回避! ▼クロの連続行動!
クロに祝福を2追加! クロのHPが 190 回復! ▼ラルフの行動!
クロに 140 のダメージ! |
▼クロの行動![祝福:2]
ラルフは攻撃を回避! ▼ラルフの行動!
クロは攻撃を回避! |
▼クロの行動![祝福:1]
クロに祝福を2追加! クロのHPが 190 回復! ▼ラルフの行動!
クロに 142 のダメージ! |
▼クロの行動![祝福:2]
ピンポイント!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 907 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 999 のダメージ!
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 862 のダメージ! ▼クロの連続行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 768 のダメージ! ▼ラルフの行動!
クロに 154 のダメージ! ▼ラルフの連続行動!
クロに 141 のダメージ!
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4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
クロ(364) は ルリアンナ材 を獲得! クロ(364) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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たくあん を買おうとしましたが、財布にはPSではなく石が。
ドール と物理契約しました!(CP-10) [物Lv.1]ドール を成長させました!(Lv.1→2、CP-1) [物Lv.2]ドール を成長させました!(Lv.2→3、CP-2) [物Lv.3]ドール を成長させました!(Lv.3→4、CP-3) [物Lv.4]ドール を成長させました!(Lv.4→5、CP-4)
作製 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
特にありません。
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
クロ(364) は [水辺]星屑の小川 【進攻度1】(好戦度+1) を選択しました!
城のほうから流れるきれいな小川。 流れる水はひときわ輝いて見える。 川を辿り、攻城を進める——— |
Next Battle |
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DUEL!! |
Area Message !! |
Character Data |
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