がしゃーんがしょーん。

攻城兵器「れんたろう」。
王が変わるまで、城を攻めるなど考えたこともなかった一揆軍は、攻城砲を作ることを思いつくが、その開発は企画の段階から混乱の一途をたどる。

戦略の幅を持たせる為に、自走式にしよう。
戦略の幅といえばやはりAIが必須ですね。
馬鹿野郎、昔からロボットは操縦するものと相場が決まってるんでぃ。
よくわかんないけど、とりあえずでっかいのがいいよね。


議論は踊り、企画は遅れ、開発は進まず、いよいよ蜂起を明日に控えた今日、攻城砲の試作品を目の当たりにした開発スタッフ達は全員が同じ想いを共有し、その危機感を連帯した。すなわち、

「「「・・・バランス悪っ！！」」」


れんたろうとしては、自分らでこさえといてそれはないわぁ、と思うところもあるのだが、使命を持って生まれた以上、使命に死ぬ日まで生きるのみ。

うちが強う生きなあかん、と心に誓った。