よわい？

　　　　　　　　　　　つよく



　　　　　　つよく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちから

　　　　　　　　　　　ちから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちから

　　　　　　　しせ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちから

　　　　　　　　　　　　　　　くろいはこ



　　　　　　　　　　いし



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はこのなかみ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きんいろの








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぺりどっと


　　　　　　　　　　　　　——永遠の絆







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人は言った

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『紡いできたきずな』



きずな






紲






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しばるもの








あなたは
　　　　　　だれ？
わたしは




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気が付けば私は、空を舞っていた。
いいや、堕ちていた。

襲われた？
今は、一人なのに。

ザザ、ザザザザザザザザザザ！

足を全身を襲う衝撃と痛み。
どん
背中を強く打ちつける。

痛い。
肺が詰まって息ができない。
立ち上がらないと、『次が』——

——こない

呼吸が戻る。それでも、他に生き物の姿は見当たらない。
遠くに打ち上げられてしまったのだろうか。
よくわからないが、今のうちに怪我を
怪我を治

治せない


なおせ、ない


あれ？


もう一度鎖の先の発動鍵に、意識を向ける。
陣が、展開されない。

魔法が、使えない



***つづく

目の前の彼女から、魔力を感じる。
それはどことなく私の物に似ているようにも思えた。
『星』。私の属性。彼女は、どうなのだろう。

ヘイアンは、情報を集めろと言っていた。
この子と少し話してみても、失敗する事はないだろう。

近寄り、背後から声をかけてみる事にする。
当然、彼に言い渡されたように、『仮面』をかぶって。

おそらくこれなら、角はたたないはず。

少女の前に現れた、学生服姿の少年。