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一揆参戦 1日目! - Diary |
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「……マジか」 "マジ"とは現代日本の俗語であり真面目の略称であるとされているが、私の発した"マジ"とは「貴方は正気なのですか?」という質問でもなければ「貴様は真面目か」という突っ込みでもない。 この場合における"マジ"とは面倒な展開となった事による困惑から出た無意識の感嘆符であり、わかりやすく言えば「シットジャストガットリアル」である。 私の注意力が足りなかったといわれればそこまでなのだが、なにせ最近ロクに人を襲っていなかったせいで妖怪力だだ下がりの超空腹状態だったのだ。 例えば、目が覚めたら見知らぬ土地でしかも、ここにくるまでの三日間なにも食っていない状態。そんな時に目の前を足の生えたもつ煮込みが歩いてたら襲うだろ? 私だったらまず襲うね。そう、襲ったのだ。迂闊にもクラスメイト3人がこちらへと向かっていた事にも気がつかずに。 傍に立つ彼らの存在に気がついたのは通りすがりの青年を妖怪しらたまさんで絞め殺し、満足感に浸っていた直後だった。 彼らが見知らぬ人間だったら黙らせてしまえばよいだけの話だったのだが、その中には学園長の娘がいる。 今や学園による庇護が私の穏やかな人間生活に欠かせないものとなっている以上彼女に危害を加える訳にいかない。 というわけで、彼らと無言のまま微妙な距離をとって睨み合う緊張状態が続いてはや数分。いつだってベリーバブリーな私にとって、"ヘイ、何か言えよ"と騒ぎ出したくなるこの空間は異常にツライ。 ひとまず敵意がない事を伝える事ができればそれがよいのだが、事実を詐称しようにもどこから見られていたのかわからないのだから下手な事は言えない。 かといって、足元で肉の塊と化した青年を見せ付けながら「わはは。つい、うっかり。」なんて言おうものなら完全にヤバい奴リスト入りである。 一体どうすればよいのだ、と私の体に巻きついたままのしらたまさんに目で助けを請うてみるものの、このクソったれ視線すら合わせようとしない。 ……とりあえずアプローチの方向性を変えてみることにするか。 あたかも私が絶対正義のごとく尊大に振舞って、敵にまわすのは惜しいイイ女である事を知らしめてやればよいのだ。なぜなら私はイイ女。 思い切って勢いよく顔を上げる。さぁ、全員私を見るがいい! (あ……やべっ鼻血出てきた。) 難しい事考えすぎて興奮してしまった。や、違うんですよ。見てもらいたかったのはこれじゃなくてね。 別に危険な何かとかじゃあないからそんな真剣な目で私を見るな。見ないで。恥ずかしい。 半べそになりながら慌てて顔を隠す。これでは格好つかなすぎてイイ女作戦もクソもない。 ともすれば、まずは堅実にこの鼻血で無駄に強まってしまった彼らの警戒を解くのが大事だろう。そう、人間生活で鍛えられたユニークさを発揮する時が来たのだ。 もはやこの沈黙を破るのはこの私をおいてほかにはいない。 ゆっくりと足元の肉塊を指し示し、そして…… 「……これ、何味で食べます?……」 ……そして、再び無言。 冷たい汗が背筋をつたう。 「……ハハ。妖怪ジョーク(笑)……」 泣きそう。 今この瞬間彼らにとって私は最高にヤバい奴だろう。だがそんな事よりも、笑ってもらえなかった事が今、最高に悔しい。 しらたまさんの"お前、それはねぇよ"という視線が突き刺さる。一体何様なんだコイツは、こういう時だけ嬉しそうにしやがって。 すごく腹が立ってきた。大体なんで私がこんな目に遭わなければならんのだ。突然変なところに飛ばされて大変な事になっているのは全員一緒じゃないのか、ガッデム。 そうさ私はメンタルフェニックス上銜の月緒。その様は舞い蘇る不死鳥のごとく。蛇だけど。 もうどうにでもなってしまえばいい。死体の傍に屈み込むとその体をまさぐりはじめる。 「……うむっ……」 ——あった。腰に結び付けられていた小さな巾着袋を手に取って、その中身を確認するとクラスメイトの方へと向かって投げる。 ゆっくりと空中で弧を描きながら私と彼らのちょうど間に小さな音を立てて不時着したそれを、じっと見つめたまま誰も拾いに進もうとはしない。 「……それ……多分この辺で使えるお金じゃないかな……見た事もないようなものだけど……」 再び死体漁りをはじめながら背後で立ち尽くす三人へと語り続ける。 「……つまりここは日本ではないし、もしかしたら地球ですらないのかもしれない……なら、どう生きぬくべきか……という問題なのだけど……」 彼らが抱く疑念の方向を私から逸らしてみる。 普通ならば「いやいやいや誤魔化されねーよ!?」とでも言われそうなものだが、それだけ異常な事態なのだということは彼らも認識している事が伺える。 どうやらこれ以上は目ぼしいものはみつけられないと判断し、立ち上がる。もっと金目のものの一つでもあれば説得力は増しそうなものだと思ったのだが。 「……倫理なんてものは整った基盤と保全された秩序の中でしか人を救ってはくれない……何もかも異常な今はもう、"それ"しかないと思うんだけど……?」 地面に転がる巾着袋を指さして、じっと彼らを見つめる。絶対的な恐怖と困窮は時として人に危険なファシズムさえも信仰させる。 果たして彼らは目の当たりにした異常な現実と、私の存在どちらを認めるだろうか? 幾重にも重なる不安は、いとも簡単に人の道徳律を踏み砕く。 「……それを拾えば私達は仲間だ……ただ、お互い支えあっていこうというだけだよ……何もおかしい事なんてないだろ?誰だって一人では生きていけないのだからね……」 そのままゆっくりと右手を彼らの方へと差し出すと、全員の視線が地面の物体から私の方へと集まってくる。 私という存在の位置づけはもはや、突如として向き合わされた"生きる"という目的下において危険とは相反した役割を担おうとしていた。 ゆえに、彼らの答えなど聞くまでもなかった。 正直、水無月宗斗が反発しなかった事は意外ではあったのだが、我ながらうまく事を運べたものだと思う。 後はそれぞれが勝手に友情だとか絆だとかいうものを築いてくれれば、やがて彼らの"常識"は大きく変化するだろう。 ——尤も、この場を凌げれば充分であった私にとってはどうでも良い事に過ぎないのだが。 |
Message |
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Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
月緒 は以下を装備!
【防具】 二階堂学園制服( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 しらたまさん( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
▼月緒の行動!
Critical Hit!! ラルフに 689 のダメージ! ラルフに麻痺を1追加! ▼ラルフの行動![麻痺:1]
月緒に 108 のダメージ! ( ラルフの麻痺が解消! ) |
▼月緒の行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 1342 のダメージ! ラルフに炎上を1追加! 炎上により 192 のダメージ! ▼ラルフの行動![炎上:1]
月緒は攻撃を回避! ( ラルフの炎上が解消! ) |
▼月緒の行動!
ラルフは攻撃を回避! ▼ラルフの行動!
月緒に 110 のダメージ! |
▼月緒の行動!
蛇眼 Critical Hit!! ラルフに 935 のダメージ!
▼ラルフの行動![麻痺:1]
月緒に 112 のダメージ! ( ラルフの麻痺が解消! )
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4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
月緒(1744) は ルリアンナ材 を獲得! 月緒(1744) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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特にありません。
ゴレム と物理契約しました!(CP-10) [物Lv.10]サラマンダー を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.1]ゴレム を成長させました!(Lv.1→2、CP-1)
合成 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
みさ(1742) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
Next Battle |
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Area Message !! |
Character Data |
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