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一揆参戦 1日目! - Diary
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前日のお話  



カグヤは激怒した。必ずかの邪知暴虐の王を除かねばならぬと決意した。カグヤには政治がわからぬ。
カグヤは山の竹取である。竹を切り、筍と遊んで暮らしてきた。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感だった。
特に王の悪意に対しては余計に敏感だった。育ての親の洗脳…否、教育の賜物だった。
今日未明、カグヤは山を出発し、野を越え山を越え、竹籠と増税反対のプラカードを手に街へやってきた。
カグヤには父も、母も無い。ついでに嫁の貰い手も無い。育ての親の祖父とは数年前に死別していた。
天涯孤独の身の上である。街へは竹細工を売り、糧を得るために、そしてデモ行進参加の為にやってきたのだ。
しかし、街を歩いているうちにカグヤは、街のようすを怪しく思った。やけに殺気付いている。
そのくせ人の姿は少なく妙にひっそりともしているのだ。のんきなカグヤもだんだん不安になってきた。
道端であった若い衆を捕えて、何があったのか、と質問した。若い衆は首を振って応えなかった。
首を絞めた。竹を利用して己より長身の者の首を締め上げるカグヤ得意の殺法だ。
意識が落ちないようにワザと筋を外して絞めているのですごく苦しい。
たまらず若い衆はわずかに答えた。
「近く、一揆が起ります」
「何故起こすのだ」
「王がネクターを………」
「おどろいた、王は乱心か、やったー!」
聞いたカグヤは狂喜…否、激怒した。「呆れた、王だ生かして置けぬ。」
体裁を整えた後、若い衆を放り投げて自宅へ飛んで帰ったカグヤ。
祖父の形見の竹光を手にそのまま王城へ殴りこむ算段であった。
「一揆など待ってられるか。勘違いしないでよね、王を私の手で仕留めたいだけなんだからね!」
そんな事を大通りで叫ぶものだから、たちまち彼女は巡邏の警吏に捕縛された。
「ええい、はなせ王朝の犬が!」
「ならぬ、あのような事を大通りで叫んでただで帰れると思うか、この得物で何をするつもりであったか。言え!」
警吏は静かに、けれども威厳を似て問い詰めた。
「世界を暴君の手から救うのだ。」と、カグヤは悪びれず答えた。
「竹光でか!無理だ!」

尤もな返答をされ、牢屋に叩きこまれた。




「半日ほどそこに居ろ、頭を冷やせ」
「くそー!だせー!王朝の犬ー!」
乱闘の中で竹光をへし折られ、牢の中で叫ぶカグヤ。
「うう、やっぱり竹光じゃだめか…」
叫ぶことにも疲れ、がっくりとうなだれる。
お爺様の形見の竹光。お爺様ご加護があるかと思い持って来たがてんでダメであった。
思い入れのある得物であったが、やはり王に刃向う為にはあまりに脆い。
力…そう、王と戦う為にはもっと力強い武器が必要だ。

「武器…武器だ…理不尽に立ち向かえるだけの…力が欲しい…!」
悔しさに震え、格子に拳を打ち据えたその時、何処からともなく声が聞こえた。


「…武器が……ご入り用ですか?」


振り返ると、何時からそこに居たのか。
輪郭の曖昧な人形のようなものが立っていた。首をかしげつつも声の出所を探っていると。

「武器がご入り用なら、都合しますが…いかがいたします?」
人形の方から声がした。頭を抱えるカグヤ。
「おどろいた。私は乱心か」
「いいえ、乱心ではございませぬ。…って、それはもう良いですから」
コホンと軽く咳払いした後、人形は続けた。
「私の名前はシィ。流れのエンブリオで、剣のレンタル屋をしております」
「買った!」
「レンタル屋ですって、貸すだけ!話を聞いて!」
「借りたああああぁー!!」
「聞けぇえええええッ!!」
脊髄反射で反応するカグヤを拳骨で黙らせ先を話す。
「私共の提供する剣は古代の剣匠が創り上げた魔剣ぞろい、扱うにはそれなりの代償が要ります」
「…剣なんて何処に?」
正座をさせられ、大人しくなったカグヤが疑問を口にする。
そう、小さなエンブリオが剣などを持っているはずもなく、狭い牢の中には剣らしきものは一切見当たらなかった。

「…これを」
シィが手を振ると、何もない空間に光の渦が現れた。
「代償を恐れぬというのなら、この中に手をお入れなさい。剣が貴女を選びます。」
「…剣が私を選ぶ?」
「そう、魔剣は人を選びます。相性があるんですよ、合わなければ力を振わないばかりか、災いにすらなりえます。」
再び手を振る人形、光の渦がカグヤの目の前まで浮かんできた。
「さあ、いかがなさいます?武器が、力が欲しいのなら手を伸ばしてください。ただし相応のリスク…ってちょっと!?」
言い終わる前に、カグヤは手を光の中へ突っ込んでいた。
「いや、まだリスクの話してな…まってまって!そんなすぐ決めちゃっていいの!?」
「大丈夫だ!問題ない!」
「嘘つけ!?」

光の渦が音もなく、しかし激しく荒ぶりはじめる。周囲に閃光をばら撒き、まるで静かな嵐のように。
「怪しく思わないんですか!?自分で言うのも何ですが、流れのエンブリオなんて怪しさ満点でしょう。少しは疑るとか…。」
「良いの…暴虐の王を除く為なら………あとさっきの王朝の犬をシバく力を手に入れる為なら、私は悪魔にでも魂を売る!」
「悪魔はあんただ!?どんだけ根にもってんですか!?」
「うーらーみーはーらーさーずーにーおーくーべーきーかー!」
「ああ、ダメだこの人…私は人選を間違えたかもしれない。」
光の渦が更に勢いを強める。
「致し方ありません、たとえ貴女が狂気の人でも、剣は貴女を選ぶ…もう後には引けませんよ」
少しづつ、光の渦から何かが引き出されるのがシィの目に映る。
「…さあ、出ますよ?貴女の剣が。」
「剣………」

カグヤの脳裏に浮かぶのは、先程の乱闘の中、へし折られる竹光。
ダメなのだ。細く脆い武器では。そして、思い入れのある武器では。
太く。強く。そしてたとえ折れたとしても、心まで共に折られない、代わりのある武器。

「……剣だって?」

「……………え゛?」
光の渦から出た物体は、剣の刀身にしては丸く、柄にしては明らかに太い。
シィは目を疑った。渦から出たそれはあの「剣蔵」には絶対に入っていない物だった。剣などではなく、それはまぎれもなく。



「はは、コイツをくらいな」

太く、固く、雄々しく、それでいて珍しくもない………竹槍だった。




「なんでじゃあああああああああああああああああああああああ!?」
「よし、お礼参りだ、見てろ王朝の犬ぅううううううううううう!!」

交差する驚愕の顔と狂気の形相。渦より生まれ出た竹槍は、鉄の格子を軽々と打ち破る。

「うわぁ、凄い威力なりぃ。あの犬っころをコイツで串刺しにしてやるううううう!!」
喜々として外に飛び出していくカグヤ。
反対にシィは真っ白になりピクリとも動かない。
取り残されたシィが茫然と壁を見やって数分後。

再びカグヤは牢屋に叩きこまれた。

「畜生おおおおおお!なんでじゃあああああ!?」
「こっちのセリフだあああああああああああ!?」
二人分の絶叫が響き渡る。

「何で?なんで竹槍!?なんで牢屋破れるくらい強いのに警吏程度に負けてるの!?」
「奴は………つよい(確信)」
「確信してる場合か!?嗚呼、異常だ…変なエラーが起きたんだ…
 こんな変な異常に作品を巻き込んだってあの人に知られたら…ぅぁぁ」

明後日の方向を向き、顔面を蒼白にして震え始めるシィ。
そして、何かを決意したようにカグヤの方に向き直り。
「致し方ないです。貴女、えーと…お名前なんでしたっけ?」
「畜生ぉ、違う、違うんだ…私は負けてない…あの犬っころがズルしたんだぁぁ…ずるっこぉぉ」
「聞けえええええい!!」
容赦のない平手がカグヤを襲う。カグヤは200のダメージ!
「カグヤは力尽きた…」
「力尽きてないで聞いてください、カグヤさん。どうやらその武器には重大な問題が発生しているようなのです。」
「え?そうなの?……いや、そうだよね?でなければ私があんな駄犬に負ける訳ないもんね!」
「え、どんだけ自信満々ですか、貴女…。」
「いやーおかしいとおもったんだー」
「もうそれでも良いから聞いてください…。問題のある武器を渡したまま放置したとあっては我々の信用にかかわるのです。」
「なるほど、それで?」
「武器の異常調査のため、しばらく貴女に同行する事にします。」
「……ぇー」
「………地味に傷つくッ」
ガックリと肩を落とすシィ。

「いや、本当お願いしますよう。色んなサポートつけますからぁ、エンブリオとしても働きますからぁ」
「うーん…仕方ないなぁ。今回だけだよ?」
「いや、こんなこと今回以外にあってたまるか…」
更に肩を落とすシィ。そんな彼女を横目に立ち上がるカグヤ。
「よし、そうと決まったらとりあえずここを出よう」
「また戦うんですか?」
「いや、悔しいけどまだ奴には勝てにゃい。」
「…にゃいて。」
「近い内に一揆がおこるらしいから、それに参加してみようと思うの。赤信号、皆で渡れば怖くない!」
「そんなロクでもないセリフでサムズアップされても。」
「あわよくば、どさくさに紛れてあの犬を…うへへへ。」
「少しは懲りましょうよ!?」
「ようし、そうと決まれば脱出するぞぉおおおお!!」
「ちょ、声大き……」

「お前は半日くらいおとなくしてろぉおおおおおお!!」

「うひゃあああああああああ!!」






つづく?



Message
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パーティメッセージ


ラッキー(1705) >>
ラッキー >>
さあ、王の首を取りに!
いざ王城!





Main Action 1
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 特にありません。



Battle!!
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王城前







 攻城戦を開始!


第1705一揆小隊

1ENo.1705
カグヤ・ラッキーA


VS 剛拳のラルフ

1ラルフ


Nurture your mind with great thoughts; to believe in the heroic makes heroes.


ラッキー >>
ふ、長年王家と敵対してきた私をテストとは片腹痛い。

この竹取流槍殺法で仕留めてくれるわッ!


ラルフ >>
手加減なんて生意気なことすんなよ?



ラッキー は以下を装備!
【武具】 竹槍「唐竹」( 竹槍 / 20 / - / - / - )
【防具】 甚平「石鉢」( 服 / 20 / - / - / - )
【装飾】 羽織「新月」( 装飾 / 20 / - / - / - )








Turn 1

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー2762 / 2762

229 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラルフ2308 / 2308

187 / 187

+7



ラッキーの行動!
ラッキー >>
疾きこと天の川の流れの如く!
七夕殺法、星流れ!
クイック!!
ラルフは攻撃を回避!
ラルフ >>
おおっと!


ラルフの行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーに 171 のダメージ!






Turn 2

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー2591 / 2762

210 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラルフ2308 / 2308

174 / 187

+7



ラッキーの行動!
通常攻撃!
Critical Hit!!
Critical Hit!!
ラルフに 713 のダメージ!


ラルフの行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーに 179 のダメージ!






Turn 3

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー2412 / 2762

221 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラルフ1595 / 2308

161 / 187

+7



ラッキーの行動!
ラッキー >>
剣だって?こいつ(竹槍)を喰らいな!
フェアウィンド!!
ラッキーのAGIが上昇!


ラルフの行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーは攻撃を回避!






Turn 4

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー2412 / 2762

162 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラルフ1595 / 2308

148 / 187

+7



ラッキーの行動!
ラッキー >>
剣だって?こいつ(竹槍)を喰らいな!
フェアウィンド!!
ラッキーのAGIが上昇!

ラッキーの連続行動!
通常攻撃!
Critical Hit!!
Critical Hit!!
Critical Hit!!
ラルフに 820 のダメージ!


ラルフの行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーに 179 のダメージ!






Turn 5

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー2233 / 2762

103 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラルフ775 / 2308

135 / 187

+7



ラッキーの行動!
ラッキー >>
剣だって?こいつ(竹槍)を喰らいな!
フェアウィンド!!
ラッキーのAGIが上昇!


ラルフの行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーに 180 のダメージ!






Turn 6

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー2053 / 2762

44 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラルフ775 / 2308

122 / 187

+7



ラッキーの行動!
通常攻撃!
Critical Hit!!
ラルフに 666 のダメージ!


ラルフの行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーは攻撃を回避!






Turn 7

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー2053 / 2762

55 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラルフ109 / 2308

109 / 187

+7



ラッキーの行動!
通常攻撃!
Critical Hit!!
Critical Hit!!
ラルフに 713 のダメージ!
ラッキー >>
腹を抉るように…突くべし!突くべし!

ラッキーの連続行動!
通常攻撃!
Critical Hit!!
Critical Hit!!
ラルフに 771 のダメージ!


ラルフの行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーに 185 のダメージ!

ラルフの連続行動!
ラルフ >>
どおぉるぁぁッ!!
タックル!!
ラッキーは攻撃を回避!



ラルフ >>
よぉし、いいだろう。ぜひ俺達の力になってくれ!
ラルフは構えを解き、軽く拍手をした!





戦闘に勝利しました!!

NameHP / MHPSP / MSPPSP
ラッキー1868 / 2762

66 / 229

+11
NameHP / MHPSP / MSPPSP



ラッキー >>
筍を掘るよりたやすい…!



4 CP を獲得!




You can advance!!


ルリアンナ >>
うん、いい線いってる!・・・・・よね?ラルフ?


ラルフ >>
おう!これだけ動ければ大丈夫だろう。心強い限りだ、よろしく頼む!


ネクターをいくつか預かった。


ルリアンナ >>
よぉしそれじゃ行ってらっしゃい!バックアップは黙って私に任せんしゃいっ!!パパの行動力とママの分析力を兼ね合わせたプレミアムブレンドガールに死角はないわッ!!


ラルフ >>
明らかに親父の血が濃そうだが・・・・・少しは母親の大人しさが欲しかっ・・・


ルリアンナ >>
黙れおっさん。さぁ次いくからねッ!!魔王パラダイス討伐への道は険しいのだ!!


ラルフ >>
王のこと魔王って言うの、やめねぇか・・・?


ルリアンナ >>
パラダイスってほんとフザけた名前よね!!あ、魔王城には厄介な奴らがいっぱいいるからね!なるべく誰かと一緒に進むようにしたほうがいいわよ!!あとこれ支給品!がんばってね!!

  ラッキー(1705)ルリアンナ材 を獲得!

  ラッキー(1705)ラルフ鉱 を獲得!

 


ラルフ >>
さてと、とりあえず一休みでもす・・・


ルリアンナ >>
はい次いこ次ぃ!!


そう言って、2人は去っていった。




Main Action 2
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取引


 特にありません。


エンブリオ


 特にありません。


生産行動


 特にありません。


パーティ


レーン(451) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!


その他


紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・  CPが 27 増加!




Let's Ikki !!

レーン(451)[平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました!

メビウス(872)[平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました!

ラッキー(1705)[平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました!





[平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0)





城門から城までは長い道が続く。

周りはとても広い庭になっていて、手入れもしっかりしている。


レーン >>
この場所のデータは保存しておきましょう。
レーン >>
へいへいほー


 

色彩豊かな庭園が続く———




Next Battle

第1705一揆小隊

1ENo.451
レーン=カレルレン


2ENo.872
メビウス・ツェペシュ


3ENo.1705
カグヤ・ラッキーA


VS Encounter

1ケット・シー

2ケット・シー

3ケット・シー




DUEL!!




Area Message !!




Character Data
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ENo.1705 カグヤ・ラッキーA* 各種宣言をする >>


進攻エリア:[平原]広庭
CLV131愛称ラッキー
一揆1守護幸星メディルサーカス
MHP2762STR67INT48
MSP229VIT51MND48
PSP11TEC89AGI79
CP76料理Lv.1作製Lv.1
PS0合成Lv.1付加Lv.1

本名/カグヤ・ラッキー・エース
年齢/14くらい
身長/155ぜんご
体重/45ていど



むかしむかし、たけをとってくらしているおじいさんがいました。
ある日の事、お爺さんが竹藪に行くと根元が光っている不思議な竹…ではなく、竹にめり込んで輝く不思議な赤子を見つけました。

「oh…こいつはワンダフルなバンブーだ。どら、いっちょ切ってみんべ」

何を血迷ったのか、振り下ろされる大鉈。
そこには一切の情けも容赦もありません、彼の眼には赤子が竹に見えているのでしょうか、ありえない間違いです。
しかし、一直線に赤子に振り下ろされた一撃は何かに弾かれたように不思議な軌道を描き、隣の竹に突き刺さりました。

「ヒューッ!、なんてラッキーなベイビィだ。気に入った、もってかえんべ」

ラッキーで片づけて良い問題ではありません。
そしてむしろ、ナチュラルに誘拐宣言をするこの爺に見つかった時点で相当アンラッキーなベイビィなのは間違いありませんでした。
こうして爺にかどわかされた赤子は『ラッキー』と言う名を付けられ、そのまま役所に届が提出されました。

が、『キ○キ○ネーム ダメ ゼッタイ』の標語の元、役所にシャットアウトされ
爺は表現の自由を訴えながらも渋々それらしい名前に改名せざるえませんでした。

「おのれ王朝の犬、許すまじ」

どす黒い怨嗟の声をその身に受けつつも、
それとは無関係に赤子はすくすくと健やかに、美しく育ちました。
白く美しい髪は人の目を引き、美しい瞳は宝石に例えられるほど。
十を越える頃には近隣でも有名な器量良しとなっていました。

そして年頃になると、

「お爺様、王が乱心なさいました。今が命殺る好機です。草葉の陰より見守っていてくださいませ。」

何故か立派な反王朝系女子になっていました。
お爺さんの形見の刀を手に飛び出していく娘に「またか」と肩を竦める村の人々の態度は、この光景がほとんど日常になるほど繰り返されていることを意味していました。
「黙ってりゃかわいいのになぁ」と、溜息をつく男子もチラホラいましたが大概の人はすでにあきらめていました。
いつもとなんら変わらない日常、彼女の一揆はここから始まります。


パーティメンバー
ENo.1705
カグヤ・ラッキーA

ENo.451
レーン=カレルレン

ENo.872
メビウス・ツェペシュ

ホーム

ホームは設定されていません。


アイコン
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エンブリオ
Noエンブリオ名 / LV
1 物理シルフ Lv.10
2
3
4
5
6
7
8
9
10

アイテム
Noアイテム名種類強さ付加1付加2付加3
1竹槍「唐竹」竹槍20---
2甚平「石鉢」20---
3羽織「新月」装飾20---
4ルリアンナ材材料20---
5ラルフ鉱材料20---
6
7
8
9
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11
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16
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