「・・・此処は何処なの？」

「私は確か・・・探し物の手掛かりを得るために、ある場所に向かう途中・・・・・・・」

「空間転移？偶発的に起こる現象じゃないわね、誰かが意図的に私を此処に飛ばした？何のために？」

「おぉー！！」

「ははっ！もしかして私、凄い所に来ちゃったのかも。あれだけ立派な城なら、宝物庫に相当のレアアイテムが有るに違いない。」

「その前に情報収集ね。」

「あらま、鬼児とは珍しい」

「おっと、こんにちはお嬢ちゃん！」
　声の主が音もなく姿を表した。怪しい仮面の男である。

「突然声を掛けてごめんねー。
　こっちの世界じゃ鬼児は珍しい存在でな」

「おねーさんは刀を使うんだ。所謂、鬼剣士ってやつ？」

あら？御機嫌よう、お姉さん

はぁ……はぁ……。ええと、あの、すみませんが、この辺りで動く人形を見かけませんでしたか？

あれは……角？

初めまして、素敵なお嬢さん。
その頭に付いている角は…飾り物とは違いますよね？

もう少し言い方考えた方がいいんじゃないかな…

こんにちは。
僕達はこの近くで行われてるっていう『一揆』を見に来たんだけど…お姉さんも、かな？

見たところ、貴女は剣士…ですかね？
そちらの武器は愛用品なのでしょうか？

あっ、あ、あの・・・

その・・・。いきなりすみませんでした。

その角・・・。えっとステキですね。あれ、何話しているんだろ。

サニーと言います。ごめんなさい、失礼しました〜。

さぁ、お互い全力で舞い乱れましょう。

手加減なんて生意気なことすんなよ？

こんなんじゃ暴れ足りないわ。

うん、いい線いってる！・・・・・よね？ラルフ？

おう！これだけ動ければ大丈夫だろう。心強い限りだ、よろしく頼む！

よぉしそれじゃ行ってらっしゃい！バックアップは黙って私に任せんしゃいっ！！パパの行動力とママの分析力を兼ね合わせたプレミアムブレンドガールに死角はないわッ！！

明らかに親父の血が濃そうだが・・・・・少しは母親の大人しさが欲しかっ・・・

黙れおっさん。さぁ次いくからねッ！！魔王パラダイス討伐への道は険しいのだ！！

王のこと魔王って言うの、やめねぇか・・・？

パラダイスってほんとフザけた名前よね！！あ、魔王城には厄介な奴らがいっぱいいるからね！なるべく誰かと一緒に進むようにしたほうがいいわよ！！あとこれ支給品！がんばってね！！

ありがとう。大切にするわ。

さてと、とりあえず一休みでもす・・・

はい次いこ次ぃ！！

ん〜　心地良い！