さて、と。とりあえず落ちついたわ。
一番近くにいたポポとガルニックはいたけど、他の皆はまだ見当たらない・・・大丈夫だといいけど・・・
まぁ、一期一会よね。縁があるならそのうち神様が導いてくださるわ。

ええと、私達はセルフォリーフの探さく中に（なんだかよくわからないけど）ここ、メルンテーゼに飛ばされてしまったようです。
なんかね、すごかったのよ。
地面が急にぐんにょりしだして、足元がすごくあいまいになって・・・
あ、あとなんか必死でもがいてるとき、変質者に首根っこつかまれて背中を指でやたらこちょこちょされた気がするんだけど、
正直あれも全部ゆめだったのかもしれないわ。
どこまでがゆめだったのかしら。
もしかしたらここもまだゆめのなかだったりして・・・？

まぁでも、考えたって始まらない。（特に私のざんねんな頭じゃ、ね。）
今からここの皆でイッキってのをするらしいから、とりあえず参加してみることにするわ。
“郷に入らば郷に従え”だったっけ？（いらば？はいらば？・・・まぁどっちでもいいわよね。）
どこに行ったってこの道理はたいていまちがいないものよ。

さあて、剛拳のラルフ！
何人目の相手だかしらないけど、こっちは容赦しないわよ〜〜！




親愛なるパパ、ママ、さすがにそろそろ家出を疑われてそうなグランマ、
どうも帰りはちょっと遅くなりそうだけど、まぁそのうちなんとか帰るわ。
巨大生物のおみやげは、ざんねんだけどあきらめてちょうだいね。
愛してるわ。

Day1.　Marygold


追記：
セルフォリーフでの日記帳なくしちゃって何日目だったかおぼえてないのよ。
だからメルンテーゼ一日目ってことでかんべんしてね。
セルフォリーフでの思い出はちゃんと私の頭に入ってるから、思い出話はちゃんと私が帰った時にするわ。
だからいい子にしてるのよ、チビたち。あんまりグランマを困らせないように、ね。

遠くで銀髪の男が、なにやらキョロキョロしている。

こちらに近づいてきた！

手に持っていた、携帯電話のような端末に、赤い花が映しだされた。