ねむたいきつねにっき１
『天狐元素の世界に召喚されるの事』

その日は暖かい日でした……いつものように縁側で丸くなって日向ぼっこしていたら突然浮遊感が……
(ぁ……落ちる夢……？)
ウトウトしていた私は身体を強張らせ、せっかく気持ちよくねてたのに……と思いながら目を開けるのでした。
そこで私が見たのは大きなお城、今まで私が居た家は姿形も無くて……
「……まだ、ゆめ？」
どうやら私はまだ夢の中みたい、だから夢の中で寝ちゃって新しい夢を見よう……次はおあげをたくさん食べる夢を見たい……そう思っていたところに声をかけられました。
目の前にあかげの……おさげの？　ルリさん？　アンナさん？　がいて……なにか言ってました……
その後りょうさんがたラルフさんが出てきて……戦うことに……なんだか逃げれないふいんき……
なんで夢の中で戦わないといけないのか……私は戦いが苦手なんだけど、夢の中だし大丈夫……だよね？
着崩した巫女服のままのろのろ立ち上がってお札を手に取ります、その時気付いたのですが一羽の小鳥が私の肩にとまりました、赤毛の人がいうには“えんぶりお”だそうです……
「……それじゃ、おねがいします」
ぺこりと礼儀正しくお辞儀をしないとね、夢の中だといっても痛いのはいやだし……あ、もしかしたら勝負に勝ったらおあげうどんの夢が見れるかも……
そんな事を考えながら私の戦い(夢オチ希望)が始まるのでした。