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![]() | 一揆参戦 1日目! - Diary |
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7月14日。 事故が起きたのは午前10時過ぎ。日曜の朝の事だ。 その日の最高気温は30度を超えているものの、梅雨明けだというのにどんよりとした厚い曇り空だった。 自宅を出た四谷有は、急ぎ足で住宅街の細いうねり道へと向かった。 湿度は高く、少し急いだだけでじわりと汗をかくような暑さだった。 小さな鞄の中には入らなかったA4サイズの茶封筒が腕に張り付いてくる。有はそれを持て余しているように抱え直した。 住宅街を南へ縫うように走れば国道が見えてくる。国道を越えてすぐのところに私立大学がある。 有の目的はその大学だった。大学で講師をしている父の忘れ物を届けに行く予定だ。 今日は日曜だが、大学がオープンキャンパスを開くそうで、父はその講師に任されたそうだ。 忘れ物を届けるついでに大学を見学するつもりだった。自分も高校二年、進路を考えるようにと言われている。 国道が見えた頃に、空からはぽつぽつと雨が降り出していた。 雨の勢いは見る見る内に増していった。夏らしい通り雨といったところだろうか。 通りから大学まではもう目と鼻の先で歩いて三分とかからない。途中で雨宿りをするよりも、大学へ行ってしまう方が早い筈だ。 濡れてしまっても父を頼れる…とはいっても、手持ちの茶封筒の中は別だ。わざわざ取りに来るよう頼んでいるのだから、大事なものだろう。 慌てて着ていたパーカーの中に入れて雨を凌ごうとすると、不注意にも他の通行人にぶつかってしまった。 「あっ… すいません!」 ぶつかった拍子に、二つの茶封筒が地面へと落ちた。どうやら相手も同じ荷物を持っていたらしい。 濡れかけた地面から急いで拾うと、相手へ頭を下げながらパーカーの中に封筒をしまった。 当の相手は背中越しに小さく会釈するのみ。背格好は男のようであったが、傘を深めに差していたので顔は見えなかった。 彼は封筒を拾うと、信号を渡って行ってしまった。 男の背中を見ながらパーカーの中の封筒を持ち直す。手元の封筒が先程よりも少しぶ厚めに感じた。 もしやと思って、パーカーの中の封筒をよく見る。自分の持っていた封筒は、裏の左端に父親が書いただろうメモが残っていた筈だ。 パーカーの中の少しだけ濡れてしまった封筒にはそれらしいものは一切無かった。 どうやら、間違えて男の封筒を拾ってしまったらしい。 男は既に国道を渡りきって通りの向こうを歩いていた。 信号は既に点滅を始めている。有は急いで追いかけようと国道の信号を渡った。 「ちょ…、待ってください! これ———」 その時だった。信号はこちら側がまだ青の筈なのに一台の大型トラックがスピードを落とす事も無く向かってくるのが見えた。 ブレーキが利かないのか、道路を擦るようなキーキーと甲高い音は鳴っていない。だから、判断が遅れた。 雨で滑るように猛進してくる車を避ける術もなく、もうタイヤとの距離も一mも無かった。 死ぬ。そう思った時、自分を含めた世界が、まるで止まったように見えた。 向かってくる車も、通りの向こうで驚く通行人も、雨粒でさえも動きを止めた。 自分の身体も同様だった。身じろぎどころか、まぶた一つ動かす事も出来ない。 目の前に迫る一面の大きなトラック。写真のように止まったそんな景色を見つめながら、有は今までの人生を思い返す…いわば走馬灯を見ていた。 大学にいる父と、自宅で芸能人のスキャンダル番組を見ていた祖母と祖父、お盆に合う予定だった親戚いとこに、 夏休みに花火に行こうと約束した友人達、近所の叔父さんおばさん、小学から現在までのクラスメイト、小2の夏に飼っていたが逃がしてしまったカブトムシ…… ……………? ……お、おかしい。 いくら走馬灯とはいえ、割と思い出さずともよかったと思える範囲まで思い返す時間が流れた気がする。 タキサイキア現象だったか、危機的状況下で時間が遅く感じる事があるとは言うが、遅くどころか止まって見える。 死亡レベルの高い危機的状況下なら速度も比例していくのだろうか。 一体どうなってしまったんだ… と思った時。 「…どうも」 視界のぎりぎり端、通りの向こうの歩道で、人影が会釈をした。 まったく動かない目を凝らして見る。傘を深めに差した人影が振り返るようにこちらを見ていた。 左手に携帯電話を持っている。顔までは分からなかったが、声音は男で、落ち着きぶりからか有より二回りは年上に聞こえた。 「このままでは死んじゃいますね」 今日は暑いですね、と同じような抑揚で男は言った。 そのまま彼は人並みを越えて視界から消える…すると、止まっていた筈の視界が徐々に、ゆっくりと動き始めていった。 タイヤがゆっくりと有に向かって迫って来る。 やはり死んでしまうんだ。 嫌だ。嫌だ。死にたくない。 もうすぐ夏休みだ、やることはたくさんあったんだ。 花火だって、海だって行こうって友達と約束してた、お盆にはママの墓詣りにいくつもりだった。 今だって、パパの大学へ進路を考えにいこうとしてたのに——— 大声で泣き叫びたくても声も出ない、タイヤは既に有の身体に触れるかいなかの距離にまで近づいていた。 「……そういや助手が欲しいんでした」 後ろだろうか、急に男の声が視界の外から聞こえてきた。 声の抑揚は変わらないまま、まるで世間話をするように続ける。 「近々出張へ行くんです。その辺の猫でも使おうかと思っていたんですが。 君は猫より便利そうですね」 「ここじゃない所で働いてもらうことになりますけど…まあ、生きたような生活は出来ますよ」 「このまま死ぬよりは、いいと思いますけど」 何でもいい。死にたくない。助けて。 出なかった声が、出た気がした。 その瞬間、すごい衝撃音と共に有の視界は真っ暗になった。 —————————————— 拝啓 パパへ お元気ですか。娘の有です。 これを読む頃には、私はそっちに戻っているでしょうか。 …今この手紙を書いてる頃、私は絶賛昏睡状態中とのことです。 この事故の後、私にはちょっと説明するのが恥ずかしいぐらいに信じられない事が起こりました。 今の状況を何かの形でまとめないと、現実を抱えきれずにいっそ死にそうなので書こうと思います。 どうか娘は疲れていたんだと思って、この手紙の内容はそっと黒歴史として心に仕舞っておいてくれると助かります。 事故当時、よくわからないけど、私は自称魔法使いに助けられ…いや、人質に取られ、 今現在、異世界にいます。 そこで、動く腐ったぬいぐるみの助手を務める事になりました。 何でも、これが自称魔法使いのこの世界での姿…ネットとかゲームで言うとこのアバターってやつらしいです。 名前を教えてくれなかったので、見た目が腐ったぬいぐるみだから「腐肉」と呼んでます。 …娘が厨二病にかかったとお思いでしょうが、どうかそっとしてあげてください。 信じてほしいのですが、あなたの娘は正常です。どうか優しく接してあげてください。 話を戻します。 その自称魔法使いの話だと、私の精神だか魂?だけを異世界に持ってきたという事で そちらの世界にある身体は、彼の管理下にあり、まあまあ無事だということです。 ちゃんと医療も受けてるという話を聞いてます。前にも書いたけど、昏睡状態ってやつだそうです。 …正直な話、どこまで信用していいかわかりません。 彼は異世界の研究をしてるとのことで、私は今その手伝いをさせられるそうです。 昨今就職難と騒がれてるけど、嫌な将来が安定したようです。 具体的な内容は、… ————
言い終わらないうちに、有は腐肉に向かって消臭剤をぶちまけた。 ——— ……落ち込んでばかりだけど、一応ギリギリ私は元気です。 いつかは絶対そちらに戻れるよう頑張ってますので、私を応援してて欲しいです。 敬具 |
![]() | Message |
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メッセージは特にありません。 |
![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() ![]() 攻城戦を開始!
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腐肉 / 四谷 は以下を装備!
【防具】 ぬいぐるみ「いぬ」( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 実験用マウス遺体( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
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![]() ▼腐肉 / 四谷の行動!
ラルフは攻撃を回避!
▼ラルフの行動!
腐肉 / 四谷は攻撃を回避!
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![]() ▼腐肉 / 四谷の行動!
ラルフに 485 のダメージ! 腐肉 / 四谷のHPが 495 回復! ▼ラルフの行動!
腐肉 / 四谷は攻撃を回避!
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![]() ▼腐肉 / 四谷の行動!
ボロウライフ!!
Critical Hit!! ラルフに 588 のダメージ! 腐肉 / 四谷のHPが 600 回復! ▼ラルフの行動!
腐肉 / 四谷は攻撃を回避! |
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![]() ▼腐肉 / 四谷の行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 617 のダメージ! 腐肉 / 四谷のHPが 629 回復! ▼腐肉 / 四谷の連続行動!
Critical Hit!! ラルフに 496 のダメージ! ▼ラルフの行動!
腐肉 / 四谷に 164 のダメージ! |
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![]() ▼腐肉 / 四谷の行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 618 のダメージ!
▼ラルフの行動!
腐肉 / 四谷に 152 のダメージ!
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4 CP を獲得! |
![]() | You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
腐肉 / 四谷(1325) は ルリアンナ材 を獲得! 腐肉 / 四谷(1325) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 特にありません。
![]() [魔Lv.10]デビル を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [魔Lv.11]デビル を成長させました!(Lv.11→12、CP-11) [魔Lv.12]デビル を成長させました!(Lv.12→13、CP-12) [魔Lv.13]デビル を成長させました!(Lv.13→14、CP-13) [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。
![]() 合成 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
![]() 特にありません。
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
腐肉 / 四谷(1325) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! ![]()
![]() 城門から城までは長い道が続く。 周りはとても広い庭になっていて、手入れもしっかりしている。 色彩豊かな庭園が続く——— |
![]() | Next Battle |
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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