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![]() | 一揆参戦 1日目! - Diary |
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ずっと胸に抱いていた懐中時計を見る。5時。 こんなに朝早くから喧騒が周りを包み出すなんて、イリスは想像だにしなかった。 寝心地の悪い中何度も寝返りを打って、ようやく微睡みに沈めたと思ったのに……。
誰に文句を言えるわけでもない。 自分がこうして今横たわっているのは、自分の屋敷ではなく、メルンテーゼなるよくわからない世界の、粗末な大きなテントの中に備え付けられた、これまた粗末な二段ベッドの中なのだから。 此処での通貨を持たず、一文無しの自分に食事と寝る場所をあてがわれただけでも感謝すべきなのだ。
眠りを貪る誘惑がこの劣悪な環境ですら生きていることに驚きつつも、そうはしない。 それが無駄な時間になることは明白だったし、今無駄な時間を過ごすことは得策ではなかった。 自分が今置かれた状況は、呑気には構えていられない。 朝食として出された僅かな食事、おにぎりなる初めて見るそれは幸いにも口に合い、口を動かして少しずつ胃の中に収める度に思考が冴え渡り始める。 自分の状況を今一度確認する。 ひとつ、自分の住まう世界とは明らかに違う場所、メルンテーゼなる場所にどうやら『飛ばされた』事。 これについては未だによくわかっていない。いつもの汽車に乗っていただけのはずなのに、意識が薄れ、目覚めた時には鬱蒼とした森の中で倒れていたのだ。 ふたつ、飛ばされた際従者であるアリスとはぐれてしまったこと。 目覚めた時にはすでにこの忠実な従者の姿はなく、どこに居るか行方も知れない。ともに行動をしていたのだから、この世界にいる可能性は高そうだが……。 みっつ、どうやらこの世界では軽い戦争状態が続いており、その傭兵を請け負うことで多少なりとも生活が保証されそうなこと。 幸いなことに戦いの心得は多少だが持っている。食うや食わず、空の下で不快な思いをしながら寝る境遇にならずには済みそうだ。 よっつ、あの二段ベッドはもう一工夫すれば寝心地が改善できそうであり、快適な睡眠を貪れそうなこと。 もっと早くに気づいてしまえばこんな寝不足の体を引きずる羽目になどならなかったのに……。 それだけ昨日は頭が混乱していたのだろうか。 以上の整理を済ませ、イリスが出した答えはこの騒動に自分も参加することだった。 当面の生活は此処で頼らないといけないだろうし、そうなると戦いへの参加は必須。そうでなければ追い出される。 実戦で力を振るう事に不安こそあれど、いろいろな場所に足を伸ばせれば従者の行方や、もしかすると帰る手段の手がかりも見つかるかもしれない。 悪いことばかりではない、と自分を奮い立たせた。 大した量もない(それでも7歳の娘からすれば十分な量だったが)朝食を済ませ、湿らせたハンカチで手を拭けば、すぐにその手はポシェットの中に伸びている。 取り出した懐中時計。正確に時を刻むそれは、6時を指している。
イリスにとって世界で一番大事な物、それがこの懐中時計だった。 従者、アリストクラット・シャット=ブランシュ。彼女からプレゼントされた物だ。
傍に居ない今、彼女の存在を感じられるのはこの小さく精巧な機械じかけただひとつ。 逢いたい気持ちと、不安な気持ちがないまぜになる。 きっと大丈夫だと思う心と、万が一と弱気になる心は、齢7つの少女を痛めつけるには十分すぎた。
たとえ泣いても事態は好転しないと知っている。だから泣かない。 それに泣くことはプライドが赦さなかった。 自分は誇り高きゼペット家の娘なのだから。 華々しい政治の表舞台に立つことが決して無い三女とはいえ、それでも人の上に立つ器量が無いわけではないと自負している。 少なくとも、自分の最も身近にいる従者に対してぐらいは、立派に主人としての姿を、たとえ今その姿が傍になかったとしても保っておきたかった。 胸元に懐中時計を抱きしめて、数秒。 「おはようっ」 ぽん、と肩を叩かれ、反射的に振り返った。 そこにあった太陽のような笑み、土の香りは、イリスに昨日の出来事を想起させる。 麦わら帽子を被った、赤い髪、碧眼の女性だ。名はルリアンナ。 イリスが今日、寝不足とはいえ野宿をせずに済んだのはひとえにこの女性の存在があったからだ。 「おはよう」 「よく眠れた?」 「えぇ、どうもありがとうアンナ。助かったわ」 眠れなかったと正直に申し出るのも気が引けて、少し無理に微笑んで見せる。 その無理な笑みの真意を彼女は気づいたかどうかは定かではないが、詮索する様子もないのでよしとした。 「昨日の話、考えてくれたかな?」 話と言われてイリスはすぐに思い当たる。 このキャンプに身を寄せる、そんな相談が纏まり、最後に付け加えられた提案だ。 ——よかったら一揆に加勢してほしいの。考えておいてほしいな。 先ほどそれについて、考えを纏めたばかりだ。思い悩む必要もなかった。 「……うん。さっきそれを考えていたの。加勢させてもらうわ」 「ありがとうっ!! ……あら? 昨日は気づかなかったけれど、エンブリオと契約しているのね?」 「……エンブリ、オ?」 聞きなれない単語に首を傾げる。
「だったらまぁ大丈夫だと思うけど……念のためっ。ラルフ! ラールフー!! いまこっち来れるー?」 「あ、あの。契約って一体——」 ラルフと呼ばれた隻眼の大男がこちらへと向かってくる。 何が始まるのか、予想ができない。顔にこそ出さないが、内心は不安でたまらない。 「おう、新たな勇敢なる者か! いいだろう、まずは腕試しだ。ネクターも多くないが……何より、無駄な怪我人は減らしたいからな」 「腕試し? ネクター? ……アンナ、説明が欲しいのだけど」 「話は簡単。貴方の力……見せてちょうだい! 十分な実力なら、ネクターを預けるわ」 「いえ、そういうことではなくて……あぁ、もう、いいわ。後で聞く」 「ここじゃあなんだ、少し場所を移すか」 まだ周りには食事中の者も大勢いることも配慮して、人気のない場所へと三人は移る。 自然とお互いに距離を取り、いつでも戦える準備を整え、対峙する。
自然と体が震える。初めて訓練を受けた時、3つの時だっただろうか。 その時もこんなふうに体が震えたものだった。 ——まずは恐怖を消し去りなさい。人を攻撃することに慣れるのです。 初めに指南された内容は今でもはっきり覚えている。 罪悪感を消すのに、1年以上費やしたものだった。 防御の姿勢こそ見せるもののあとは一切手出しをしない指南役を、貧弱とはいえ皮の鞭で打ち据え続けた。 ——怖いでしょう? 意地悪をしているわけではありません、お嬢様。貴女がこれから学ぶ事は、そうしなければならないのです。 それが終われば、更に訓練は実用的な物へと移る。 即ち、人を殺す知識を、技術を。 ——お嬢様。貴女は恐怖を、罪の意識を消し去りました。しかし心の奥底ではその火種をくすぶり続けさせることです、お嬢様。これから私共が貴女に指南致しますのは、いたずらに人を殺すための知識技術ではありません。ゼペット家のために振るわれる最後の手段、最後の刃です。けれども明確な悪の刃でございます。それを努々お忘れなきよう。
——ゼペット家を護る悪の刃が一人。それが貴女ですお嬢様。振るう場所を、お間違えにならぬよう、ご忠告申し上げます……。
今までずっと握りしめていた懐中時計をポシェットの中に戻す。 その時を、待つ。 「それじゃっ……はじめっ!」 ルリアンナの声が高らかに響き、戦いの火蓋は切られた。 |
![]() | Message |
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![]() イリス(12) >>
なんと声をかければいいか、迷っているようだ……。
![]() ![]() コミュニティに 5 件のメッセージ! |
![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() ![]() 攻城戦を開始!
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イリス は以下を装備!
【防具】 お嬢様の服( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 ポシェット( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
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![]() ▼イリスの行動! 軽やかに地を蹴った。 クイック!!Critical Hit!! ラルフに 116 のダメージ!
ラルフに麻痺を1追加! しなる鞭が弾けるような音を立て、強烈に体を打ち据えた。 Critical Hit!!Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 163 のダメージ! しなる鞭が弾けるような音を立て、強烈に体を打ち据えた。 Critical Hit!!Critical Hit!! ラルフに 134 のダメージ! イリスの次の連続行動が早くなったかも! ▼ラルフの行動![麻痺:1]
イリスは攻撃を回避! ( ラルフの麻痺が解消! ) |
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![]() ▼イリスの行動! 素早く鞭を抜き放つ。 クイック!!Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 169 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 135 のダメージ! Critical Hit!! ラルフに 118 のダメージ!
ラルフは麻痺に抵抗! ▼イリスの連続行動! 冷たい視線が敵を射抜いた。 必殺技が発動!効果増幅Lv.3!!ヴァイパーアイ!!! イリスのAGIが上昇! ▼ラルフの行動!
イリスに 189 のダメージ! |
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![]() ▼イリスの行動! 軽やかに地を蹴った。 クイック!!Critical Hit!! ラルフに 114 のダメージ!
ラルフは麻痺に抵抗! Critical Hit!! ラルフに 141 のダメージ! Critical Hit!! ラルフに 121 のダメージ!
ラルフに麻痺を1追加! ▼ラルフの行動![麻痺:1]
イリスに 171 のダメージ! ( ラルフの麻痺が解消! ) |
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![]() ▼イリスの行動! 軽やかに地を蹴った。 クイック!!しなる鞭が弾けるような音を立て、強烈に体を打ち据えた。 Critical Hit!!ラルフに 112 のダメージ!
ラルフは麻痺に抵抗! ラルフに 121 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 154 のダメージ! イリスの次の連続行動が早くなったかも! ▼イリスの連続行動! 軽やかに地を蹴った。 クイック!!ラルフは攻撃を回避!
▼ラルフの行動!
イリスに 183 のダメージ! |
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![]() ▼イリスの行動! 軽やかに地を蹴った。 クイック!!Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 181 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 136 のダメージ! ラルフは攻撃を回避! ▼イリスの連続行動! 軽やかに地を蹴った。 クイック!!しなる鞭が弾けるような音を立て、強烈に体を打ち据えた。 Critical Hit!!Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 167 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 132 のダメージ!
ラルフは麻痺に抵抗! ラルフに 123 のダメージ! 敵の自由を奪うべく、手を縛り上げた。 イリスの次の連続行動が早くなったかも!▼ラルフの行動!
イリスは攻撃を回避!
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4 CP を獲得! |
![]() | You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
イリス(12) は ルリアンナ材 を獲得! イリス(12) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
![]() | Main Action 2 |
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![]() | Let's Ikki !! |
![]() | Next Battle |
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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