「おー、よく分かってんじゃねーか…流石だぜ。
…オッサンはともかく、あのアマに抱くだろう感情は大抵他の連中も同じだろうしよ。
そこまで考えてコントロールしてるってんならもう脱帽するっきゃねーが」

「結局はロックの有無に関わらず、感じ方、受け取り方の問題でもあるからな。
結構な数揃えないと検証は難しそうだ…ンな事してる間に一揆終わっちまいそうだぜ」

「確かに、最近じゃそういう拍子抜けするようなパターンは滅多にお目にかからねぇな。
っつっても仮にそんなのが居たとして、この局面まで生き延びられんのかって話だが…
元々クセのある連中が原因の、クセのある騒動と依頼だ。そういう人物が自然と集まるのも道理だろうよ」

「まぁなぁ、無いもの強請りしても仕方ねぇか。正直強請りたい状況なんだが。
しかし一日限りのランダムチームアップによる模擬戦か、やりたがる奴は多そうだな…
一揆、成功して終わりゃパパッと片付きそうな気もしてきたな…管理側はその辺の手回し早そうだしよ」

「一つのエリアを廻るのにおよそ10日間、が何エリアあるんだったかね？
…妨害なしでただ歩くだけでも、踏破するなら少なく見積もったって半年は掛かりそうだ。
…しかし侵攻エリアも増えたモンだなマジで…観光にゃ適さない場所もあるが
泊りがけのツアーでもやりゃあ結構な収入になりそうなトコばっかだぜ」

「一撃離脱された側にも何かしら貢献できる事があればいいんだがな…留守番は勘弁だぜ。
…別件の仕事は半分は片付いて最低限のノルマは達成した。
中途半端にしねぇように俺もそろそろ一揆に注力するかね…」

「まーた丁度いい職人が見つからなかったぜ…
やっぱ人の多いエリアに居続ける事が王道かねえ。後は自分から求める事か。
素材や金を腐らせるぐれぇなら多少対価大目に盛ってでも理想に近づけた方が
その先にも繋がるだろうし、出し惜しみは禁物だな」