シルクの強化を兼ねた修理と、ついでに私の服の補修が終わりました。
　肢操術での操作もそこそこしやすくなりましたので、私でも見苦しくない程度には動かせそうです。
　日常的に数十体同時に動かしていた、かつてのマリーさんに比べれば全然ですけども。

　そのマリーさんはと言いますと、先日返り討ちにした狼をエンブリオとして従えて、尻に敷いてました。
　私には区別がつきませんが、マリーさんが言うには以前ゴブリンと一緒に奇襲してきた狼だそうです。
　落とし前はつけてもらうとか、代償は払ってもらうとか、どうも物騒な御言葉が聞こえた気がしますがきっと幻聴でしょう。
　色々と作業が続きましたので、きっと疲れによるものですね。

　相変わらずネクターはマリーさんに預けてありますが、どうも使う気満々です。
　次の戦闘、もしかしてちょっとまずい相手なんでしょうか。