来週お休みなので二週分(更新直後には出来てないかも)
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ストーリーにはエロやグロに類するものもあるかもしれません・人によってはキツい/キモい表現が含まれるかもしれません。
ご興味持ってくださる方は自己判断の上あらかじめ了承してご覧下さい。

　　　　 　<表>06.krkrr　piece of perfect peace　　　——『じゃあコイントスで決めるか。表が出たらピエーロ、裏が出たら俺が決める』
　　　　　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/o06.html


　　　 　　<裏>05.wiminoiweave　euthanasia　　　——『手、震えてるよフライバイ。』
　　　　 　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/u05.html

　　　 　　<裏>06.wiminoiweave　euthanasia　　　——『俺たちの変わりにお仕置きを受けるのが存在意義なんだよ！』
　　　　 　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/u06.html


これまでのまとめ　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/flyhigh.html
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現在までのピース：5

A=Art（機巧画）　　B=??　　C=??　　D=Downfall（崩壊）　　E=??　　　　　 　　　　　F=??　　G=??　　　
H=??　　　　　　　　I=??　 　J=??　 　K=??　　　　　　　　　　L=??　　　　　　　 　　　M=??　　N=Note(手紙)　　
O=??　　　　　　　　P=??　　Q=??　　R=??　　　　　　　　　　S=Switch（スイッチ）　　T=??　　U=??　　
V=??　　　　　　　　W=?? 　X=??　　Y=Yes（賛同）　　　　　Z=??　　


＿＿W＿＿を＿＿E＿＿ほど巨大な＿Art＿『＿＿G＿＿の肖像』についての＿＿T＿＿

＿＿K＿＿の＿＿P＿＿は調和の中に＿＿L＿＿。
心根の良いものばかりが、自分の仕事を愛し、互いに思いやり、幸福を知っていた。
豊かさと平和の中　＿＿K＿＿に溢れた愛と美しさ『＿＿J＿＿』は
それがまさしく一つの＿Art＿であるからに他ならなかった。
＿Art＿の＿＿P＿＿は、争う訳が無い。
全ての＿＿P＿_には、それぞれに＿＿F＿＿とも呼べるなすべき仕事がある。
役割があるからこそ＿＿P＿＿は存在する。＿＿G＿＿は役割なき＿＿P＿＿を産み出しはしない。


＿＿K＿＿の＿＿J＿＿を完成されたものにするのは＿＿G＿＿の代行者＿Switch＿達。
＿＿G＿＿の力の使用権は部位ごとに役割分担され、それぞれ
肖像の右手にあたる部位、＿＿P＿＿の＿＿F＿＿を管理する器官の使用をホルベイニが許可されている。
同様に、鼻のサクラが＿＿K＿＿の自然の力の流れを
下腹のウィンジアが、出生の采配を
耳のコルアートが心を
頭のシュミンキが記憶を
首のターナが病やケガを
腹のデーラウニーが毒素を管理し
左足のターレンスが物と自然の負荷を感知し
右足のニューティアがエネルギーを作り出し
目のレンブランツが全てを監視する。
口のニューセリカは＿＿K＿＿中に声を届ける。
左手のヴィトレールは＿＿M＿＿を退ける。
もしもの時には胸のミンコウスキーが1000年に一度どんな＿＿R＿＿もかなえてくれる。

＿＿G＿＿という＿Art＿を構成する＿＿P＿＿は＿Switch＿に常に＿Yes＿。
＿＿P＿＿にとって＿＿G＿＿を実感させる＿Switch＿は＿＿G＿＿と同一の存在だった。
誰もが望まぬ＿＿F＿＿を避け、制御して貰うことができる。
一度学んだ知恵を失うことも無ければ、貧しさや寂しさを感じることも無い。
＿＿K＿＿には、＿＿V＿＿が産まれ得ない。＿＿G＿＿が不要と判断した＿＿V＿＿は存在し得ない。
悪事は消え、悪意は消え、＿＿V＿＿であったことも、忘れさせてもらえる。
＿＿K＿＿の＿＿V＿＿は、今も昔もこれからも、＿＿M＿＿だけだ。

昔、＿＿K＿＿には＿＿M＿＿がいた。＿＿E＿＿た全ての中で＿＿L＿＿た＿＿X＿＿達。
＿＿G＿＿は＿＿P＿＿以外の＿＿X＿＿達に＿＿H＿＿を見せた。
＿＿G＿＿の＿＿P＿＿ではなく、異物である＿＿M＿＿は、＿＿G＿＿の恩恵を受けられない。
＿＿M＿＿は＿＿G＿＿にも＿Switch＿にも決して＿Yes＿しない。
＿＿M＿＿は不幸でありながら、＿＿U＿＿だった。
けれどもその＿＿M＿＿も、もういない。
ヴィトレールの朝道騎士団が、＿＿L＿＿た＿＿M＿＿を退け、
＿＿Z＿＿へと追いやり、勇猛に＿＿Z＿＿に踏み込んで、＿＿K＿＿を＿＿J＿＿姿にしていった。

＿Switch＿は全て＿＿O＿＿のものだ。
＿Art＿を一つの方向から、＿＿J＿＿姿で見るべき為の＿＿P＿＿。
けれど＿＿G＿＿に内面と言うものがあるのならば、それは＿＿E＿＿だものではなかったろうか。
＿＿P＿＿が＿＿Z＿＿と呼ぶもの。例えそれが目に認められなかったとしても
＿＿G＿＿の肖像が＿＿A＿＿である以上、完成された姿は＿＿O＿＿だけの筈が無い。
そこには必ず＿＿T＿＿がある。そうでなければそもそも、＿Art＿が完成に到る事は無いのだから。


カラー暦4000年、＿＿K＿＿は＿Downfall＿した。
あるはずの無い＿＿F＿＿は、夢が覚めたみたいに姿を現した。
思えば＿Note＿の中に既に＿＿C＿＿が居た。
＿Downfall＿する＿＿K＿＿を見詰めながら、ホルベイニは彼の言葉を思い出す。


『＿Switch＿に＿＿B＿＿でもいない限り、＿＿K＿＿のバランスが＿Downfall＿することはありえない。』


この＿＿T＿＿は、たった一つの武器　即ち＿＿I＿＿による、知恵と勇気の＿＿C＿＿の物語。
あるいは、＿＿C＿＿からの＿＿Q＿＿。


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（前回コピペ元ミスって最後の一文とか切れてました）
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http://ikki.x0.com/r/c/c31.html

言葉のわりには随分いきいきと敵の気配を探っている。

疲労した様子で上着を取り、部屋を出ようとしたグリゴリだったが、フライバイの様子の変化に歩みを止める。
そのまま口を挟む事はせずに上着を着て、ドアと壁の段差に頭と肩を預けて体重を逃がす。
最後の軽口まで聞き終わると、ようやく口を開いた。
　

乱暴に頭を掻き、ため息を一つ吐く。
壁から体を離し、フライバイの方に向き直り、腰に手を当てる。
　

日頃フライバイにするような邪険な態度ではなく、雑ではあるが丁寧な言葉を使う。
もう一度ため息をつくと、しばらく考え込む。
　

懐を漁り、太陽のメルンストゥーラを取り出す。
コイントス。表。誕生を意味するストゥーラ。
　

メルンストゥーラをしまうと、軽く肩を竦めてみせる。
　

片手を軽くひらひらさせて、ドアを開く。
出て行く直前に思い出したように振り返る。
　

いつもと同じ口調。
それだけ言うとドアを乱暴に閉じた。
　

その直前に、上着のフードの中にエンブリオがいたのがもしかしたら見えたかもしれない。

[>ミントブルーの髪の少女が、じっと見ながら何か喋っている。

[>恐らく独り言のようだが、はっきりと聞こえてくるほど声が大きい……

アールは目の前に現れるなり怒鳴りだした少年に目を見開くが、怯む様子はなくきょとんとした視線を向けた

金銭の価値がわからない田舎者は無防備にポーチから金を握り締め出してみせるが、
少年に渡すことはせず手の内に収めたまま少年を見据えた
———見据えたまま、金を大人しく元の場所に戻し、首をかしげながらなにやらぶつぶつ言っている

満身創痍の少年を眉をひそめて見下ろす
その手に握られた刃物には見向きもせず、少年の傷の心配ばかりしているようだ

白い封筒を臆することなく手に取る。ただし、周囲を用心深く見渡しながら。

順次手紙を広げ読み進める男。いつもの貼り付けている笑みは変わらず。やがて最後の行に目を通すと、商売兼寝所としているテントの中へ潜り込んだ。

再び顔を出したその手には妙に膨らんだ封筒。封筒には上質の紙が数枚と宝石が入れられ、封蝋が施されていた。紋章は百の足を持つ虫。ただし宝石は先の青ではなく美しい緑。いわゆる翡翠、である。大きさはブルーオパールより一回り小さい。


お客様へ

まずは有難いお話についての御礼を。
遣り甲斐のあるお仕事光栄に存じます。
されど、商いさせていただきますには懸念が二点ほど。


其ノ壱　所有権

代金を支払うにはそちらの『所有権』を明確にして頂く必要が御座います。
『所有権』とは即ち商品を支配している証。空飛ぶ鳥を指差し、「あの鳥を売ってやろう、ただし捕まえるのはお前だ」と仰るのであれば商売とは呼べませぬ。


其ノ弐　引渡しの保証

代金を『回収』とありますが、その際に商品が傷つけられてはたまりませぬ。
『回収』後の商品の無事、同時に商品価値が落ちた場合の補償が必要で御座います。
当方に商品が渡るまでの責任をもって頂きたく存じます。



通常ならばこの二点は確認するまでも御座いません。互いの信用に関わります故。

しかしお客様の素性が全く判らない以上、
取引不成立のリスクが私どもにのみ存在しております。

故に、引渡しと支払いについて提案させて頂きます。

『最初の取引について、該当者に宝石３つ相当渡し、
引き渡し確認後に２つ相当を次の該当者に上乗せして渡す』

これは値段と条件の交渉には該当せぬはずで御座います。商売の前提、でございます故。それができぬならば当方が納得できる形で所有権及び引き渡しの保証を証明して頂きたく存じます。お手数をかける代わりに、手間賃と宝石の質の証明として小さな翡翠をお納め致します。

何卒、よろしくお願い致します。


　　　　　　　　　　　　　　キーン商会代表　ナンテ＝リオルグランテ＝キーン　

数枚の紙に添えられた宝石は質は高いもののサイズの小ささから市場へ回せばブルーオパールの半額、といったところであろうか。男は封筒の周囲を飛ぶエンブリオへ静かに掲げていた。

背負った薙刀を引き出し、構える