※【ENo.55:シャルロッテ・フレワーズ】の日記からの続きです
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　SummerVacationに参加することになった私達は、準備をするために、私の部屋に集まった。

　ロッテちゃんもイベントが楽しみなのか、なんだかそわそわした様子だ。
　勿論、私も凄く楽しみだ。
　具体的に何をするのか、ちゃんと決めたわけじゃない、行き当たりばったりの予定だけど…
　それでも、ロッテちゃんと一緒に遊びに行けるなら、と思うとわくわくする。
　タンポポ荘に入居してからは、ロッテちゃんと一緒に居る時間も増えたし、結構仲良くなれたとも思うんだけど…
　やっぱりイベントっていうものは、それとはまた別に、特別な思い出になる気がするのだ。

　ロッテちゃんは少し考えてそう言った。

　夏…と言えば、花火大会だったり、肝試しだったり、色々あると思うけど、海ほど夏っぽいものもそうはないかもしれない。
　砂浜でスイカ割りをしたり、ビーチボールで遊んでみたり…
　そしてなんと言っても、夏の暑い日差しの中の冷たい海水が………

　一揆に参加するのに、当然、水着なんて持って来てるわけがなかった。
　村に戻って取りに行くこともできるけど、飛び出してきた手前、そんな理由で戻るのもなんだか申し訳ない気持ちになってしまう。

　折角ロッテちゃんに誘って貰ったのだから、お金の心配なんてしたくないんだけど…

　ロッテちゃんが器用なのは知っていたけど…ううん、ロッテちゃんは凄いなぁ

　…その場ではすっかり忘れていたけど、服を作るということは、当然サイズも測らないといけないわけで……
　うぅ……ロッテちゃん相手とはいえ…恥かしかったです……

　---ロッテちゃん---
　クーリアから発せられた甘くやさしいその響きは
　シャルロッテの理性を蕩かした

　叫びと共に勢いよくクーリアに飛びつき
　執拗に頬擦りを繰り返す

　密着したクーリアから漂う心地好い香りが
　シャルロッテの理性をさらに蕩かす

　未だ興奮は醒めず頬擦りは続く
　すりすり‥‥　すりすり‥‥

　そんな状態がしばらく続いた後
　シャルロッテはハッと我に返り、そそくさとクーリアから身を離した

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　お菓子作りの誘いに顔が綻びる

角だ。翼だ。角と翼がある女の子がいる。
あきらかに人間ではない。あのカカシやナビと同じ……。
……いや、違う。分からないけどきっと別物だ。

ともかく。『人外』である少女に、私は声をかける事にした。
単純に、好奇心を惹かれたからだ。

顔は笑顔だが、声はどこか掠れ気味である。心底残念だったようだ・・。
　

　

と口では言うが、その判断に結構な自信がある様だった。

そういうと何処からか本を取り出した！

そういうと何処からか本を取り出した！

ミスした本も進めてきた！

飲み物まで勧めてきた！

言葉少なだがその言葉に棘はない。

そこまで述べてからじ、と色の違う瞳でクーリアを見遣る。
思わしくもない沈黙の後、口を開いて。

平原を歩いていると、急にドンと何かがぶつかった・・・

女の子がぶつかってきたらしい。
クーリアはたいしたことはなかったが、女の子は派手に飛ばされている。

銀色の髪の女性が声をかけてくる。

顔をキョロキョロ、手をバタバタ。かなりあせっているように見える。

何か勘違いしているみたいだ。一生懸命ペコペコと頭を下げている

戦闘が終わるや否や、物を蹴るかの如き容赦の無さで、倒れる兵士の身体を蹴りつける。
それが呻き声を出せば、少しの沈黙の後に。