当面の計画を立て、新しい仲間と共に旅に出る事となった。
賞金首の情報を得ながら敵を倒し使えそうな物資や金を貯める。
しかし、一揆参加者達の実力はさすがだ。
色々な場所で様々な種族が多種多様の武器を持ち力を蓄えている。

知らなかった事も多かったしな…

エンブリオと呼ばれる精霊や動物を使役する事で力を得る事ができる。
また、使役したエンブリオによって得る力も変わり、技や魔法などが使えるらしい。

ペナもサチも理解しエンブリオを使っている…

アンジェすらエンブリオを貰っていたらしくエンジェルというエンブリオを見せてくれた。
未だに自分のエンブリオを持っていないままでは、賞金首狩りの前に俺がクビにされちまう。
奪われる前の装備があればどうにかなったかも知れないが今の壊れかけの銃では役立たずだ。

「ちゃっちゃと1匹ゲットしておかないとな」

誰にも気づかれない用に呟いて銃を構える。
今日も敵との戦いが始まる。

ウふフフふ、ガんばロウね

画面に表示された文字には気づかない…。

やれやれとばかりにため息をつく。

ヘクターの肩に、宥めるように手を置く。
視線は同じく、魔女へと注がれる。

そうして、一礼。