＼＼ 品行下劣注意 ／／
Attention　　　　　　　　　　　　〜　見事なまでのシリアスフラグクラッシャー回だが、どこもおかしくはない　〜
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【-メルンテーゼ・道中の安宿-】

全力で楽しみたい方は、下記の時系列順に読むことを推奨しますンゴ。

Eno1641（カツヱ）日記 → Eno1639（たつき）日記 → Eno1640（巳南）日記　


・前編 Eno1641（大楠カツヱ）
　http://ikki.x0.com/r/k/k1641.html

・後編 Eno1640（巳南）
　http://ikki.x0.com/r/k/k1640.html

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よよよよ…と、床に座り（わざとらしい）嘘泣きを始めた。

手をこまねき、茶々を呼ぶ。

なんですのー？と、ぱたぱた羽根を動かし、たつきの元へと飛ぶ。

妖精は誇らしげに、両腕を天に突き上げた。

（主に戦闘に不慣れな龍貴に向けて自分の意図を伝え、間合いを取る）

日が落ち、営業を終了した茶屋の店先。

戸締りを終え、家路につこうとするあなたの背中に「よう、少年！」と軽い声がかかった。
振り返った先には、見覚えのある黒髪の男と金髪の男が並んで佇んでいる。

茶を提供するときに「また後で」と声をかけられはしたが、
まさかこうして待っているなんて。
二人は驚くあなたに歩み寄ると、にこにこと笑いながら言葉を続けた。

そう言って小首を傾げてあなたの反応を待つ。
と、そこに金髪の男が割って入った。

ついで男はあなたを見下ろす。

そう言ってあなたの肩にガシッと腕を回すと、そのまま半ば強引に
旗亭の立ち並ぶ通りへと向かって歩き出した。

そこで男は思い出したように「あ」と声をあげた。

（俯きがちになった龍貴の頭に、ぽんぽんと大きな手の感触。
顔を上げればその時にはもう、いつも通りの腕組みの位置に戻っているだろう）