『もしもし。オレ。オレオレ。詐欺師のたかし。



問2

　たかしくんは友達のまさるくんのお母さんに、オレオレ詐欺の電話をかけました。




　　　　まさるくんの家　　　　　　　　　　　　　　　　　浮気現場　　　　　たかしくんの家

──────●───────────────●──────●──────
　　　　　　　　　　　　<─── 900km ───>　　　　　　<─ 100km ─>　




たかしくんが電話をかけた5分後に、まさるくんのお母さんは1000km離れたたかしくんの家に向けて出発しました。
　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2
たかしくんの家にたどり着くまで、まさるくんのお母さんは初速0m/分、加速度6m/分で移動するものとします。

また、たかしくんはまさるくんのお母さんが出発した10分後に出発しました。

たかしくんの家から100kmの地点に、まさるくんのお父さんが会社の後輩であるかおるさんと浮気をしている現場があります。
まさるくんのお母さんがこの現場を目撃しないようにするためには、たかしくんは時速何kmで移動すればよいでしょうか。
（小数点以下は四捨五入すること）


なお、まさるくんのお母さんは空気抵抗の影響を受けないものとします。(5点)

色々と疑問があるのかディンに食いつくように質問をする。

ナナシの言葉通りに全てに疑い出したディンを呆れた様子で見つめて嘆息する。

と、含みを持たせるように溜めると一気にディンの後ろに回り

とんっ　とディンが体勢を崩して転ばない程度に湯屋へ向かって押し出す。

続けてとん、トン、とん と、どんどんと。

もし危うく体勢を崩してもどこからか吹いた風がふわりと体勢を立て直させる。

気づけば周囲には花とチラシが舞っていて、さながら道化が織り成すちんどん屋の様相を見せていた。

ここで気づく。竹馬の下部にある糸電話の存在に。

渾身の一声を糸電話にぶちまけた。おどかすつもりなのだろうか。

竹馬を見上げ貴方に話しかける一人の少女が居た

まっすぐ貫くような視線を貴方に向けてくる少女
前回の仲間、シエラその人である

ぐら、と一瞬揺れた気がした竹馬を急いで押さえる。
とはいっても、まるでしがみつくような始末だけれど。
その胸元、つぶれそうになっていた糸電話から再び声が聞こえて、急いで手に取り耳に当てる。
勿論竹馬にはしがみついたまま。

（長い棒の先に包みをくくり付けてなんとか渡した）