ちょっと遠出をしたらもう兵士に会っただと・・・
しかもある意味で本格的な兵士だった。
技はシンプルなのに、いやシンプルだからこそ単純な強さがあるってもんだな。

名前はくっそシンプルなのに、能力がアレな田中。
あいつぁ元々、実弾兵器を取り扱うんだが
いちいち銃火器持ってきたら嵩張るだの規約がどうとか言って
結局あの馬鹿デカイ棺桶の中にはあまり物は入ってないんだよな。

誰に能力開花指導を受けたかというと、まあ似たような能力の上位互換能力を持った化物マダム。
大将に借りがあるからそれを返すつもりで指導したんだとよ。

「あー、しかし肉壁役も楽じゃねえな。
その内固定砲台型も考えるっつーから俺を台にするつもりだろうなふざけんな。」
岩に腰掛け水辺に素足を浸からせ、沢庵を音を鳴らしながら食っては
麦茶で流し込むミュゼであった。