岩山観察日記：肆の巻

兵士との戦いはそれなりだった。
もっとも、こちらは誰１人として倒れては居ないのだが。
それでも岩山鉱助をそれなりに追い詰めるなど、
以前の世界では誰も出来なかった事だ。
やはりこの世界、高い実力を持った者が多いらしい。
彼の力も高まっている。契約をしたエンブリオの力も。
嗚呼、楽しみだ。彼はどこまで強くなるのだろうか。
どれだけの世界を私に見せてくれるのだろうか。
そして一行は、平原から森林へと足を進めた。
曰く、ここには強力な敵が出るらしいが……
彼にとっては、強い敵は褒美のような物だろう。
何しろ、それだけ戦いに餓えていたのだから。
見届けさせてくれ、岩山鉱助、君の生きざまを……
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俺の日記、その４

ここを通す訳には〜とか言ってた兵士をぶっ倒して
俺らは森林に入った。兵士はそんな強く無かったなー、
つまらねえ。もっと楽しめるかと思ったんだが。
にしても、俺が盾に甘んじてるのがちょいと不満だよなあ。
お姫さんの方がよほどイイ威力してるって感じでよぉ。
まあ、悪くはねえか。一番前で体はるのは得意だしな。
相棒のエンブリオもいい感じに育って来たみてぇだし、
俺はもっともっと強くなれる……！楽しみだぜ、
魔王をはいつくばらせる時がよォ！