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![]() | 一揆参戦 4日目! - Diary |
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風は弱まった。 アイヴォリーがシルフの恩恵で得た“追い風”は戦闘が終わったことでその効果を失ったらしい。厳しい表情で膝をついていたアイヴォリーは何とか立ち上がる。 「……メイリー、大丈夫か?」 「アイこそ大丈夫なのっ?! 結構な攻撃だったけど……。」 彼女の傍らまでたどり着いて大きなため息をひとつついてから、アイヴォリーは彼の相方に声をかけた。メイリーの方はそれほど傷を受けていない。アイヴォリーが攻撃を受け止めている間に十分相手の体力を削れたようだ。 「ヤレヤレ……ナンダカンダッつって、ホンキで殴ってきヤガッたからな……。」 そう言うと、アイヴォリーは足元に倒れている二人の男を見下ろした。お仕着せなのか二人とも同じ制服らしき衣装に身を包み、槍と軽鎧で武装している。明らかに門番かそれに類する兵士だった。 兵士ならば本気で殴るも何も、彼らは職務を忠実に遂行しようとしただけなのだから当然なのだが、アイヴォリーの声には多少の驚きが含まれていた。彼にしてみれば、これだけ早い段階で迎撃が出てくるとは思っていなかったのだ。もちろん、通常であれば王城へ侵入した者に対してなのだからこれでも遅いくらいだろう。だが、今の状況は非常に特殊で、王の側に与する人間が本当に他にいるのかどうかも怪しいと考えていたアイヴォリーにとっては、実際に迎撃が出てきたことに多少驚かされたらしい。 無論、どれだけ王の専制が横暴でその宣言が無茶苦茶であり、独占的なものであったとしても、普通に考えれば王のために戦う者たちがいるのは当然のことだった。だが、彼が事前に聞かされていたのは“王対その他の全ての住民”という荒唐無稽なものだったし、エンブリオという精霊を独占して使役出来るのであればそれも不可能ではない世界の規模だった。要するに、アイヴォリーにとってみれば思っていたよりも普通の反乱だった、といったところだった。 だが、それは他のことをも意味している。つまり、反乱側に対しての処遇だ。例えば、王が唯の冗談のつもりでも王の周囲にその状況を悪用しようと考える者が入り込む余地がある。王に対する反逆者など人間として扱われるかどうかも怪しいものだ。そういった意味ではアイヴォリーが最初に感じた不安が的中していた、ともいえる。要はより紛争状態に近いのだ。 「ブ、ブランチマン様……。」 意識を取り戻したのか、兵士の片方が何かを呟いた。考え事をしていたアイヴォリーが無造作に近寄って容赦なく胸の辺りを蹴りつける。小さくうめき声を上げると兵士はもう一度沈黙した。 「ちょ、ちょっとアイ、いくらなんでもやり過ぎじゃない?」 「トドメささねェだけマシだろ。コイツらが起きてくるマエにさっさと移動しちまおうぜ。」 兵士のことを気にする様子さえなく、アイヴォリーは兵士が口走ったのが誰なのかということを気にしながら彼女の背中を押してその場を足早に離れた。 + + + メルンテーゼ。元素の世界と呼ばれるこの世界では、いわゆる元素精霊をはじめとして様々な精霊たちが住人に恩恵を与えている。直接的に使役して、作業や戦闘をさせるような使い方はもとより、いわゆる恩恵、つまり小さな加護を与えるような目に見えないものやその者の方向性といったことまで、すべてがエンブリオと呼ばれる精霊の影響を受けている。だがそれは逆に言えば、自らに適したエンブリオと契約を結べなければ自らの鍛錬すらままならないということでもあった。 魔術に親和性の極めて低い、要するに魔法の才能が皆無のアイヴォリーにとっては、エンブリオだの精霊だのと言われても正直得心できるものでもない。彼にとって精霊とは、忘れられた遺跡の中で財宝の守護者として現れる炎の魔神であったり、また敵の魔法使いが厄介な下僕として呼び出すものであったりと、要は敵でしかない。無論精霊を否定する訳ではない──彼らが拠点として主に活動している、生まれ育った世界でも否定するにはあまりにも現実的に精霊の影響は存在している──が、それはもっと限定的で小さな影響しかもたらさない類のものだった。 もちろん、魔法が使えないからといってその効果が自分にない訳ではないし、森の中にあったエルフの村で生活していた経験から、精霊に接触する方法も知らない訳ではない。あのとき、裏切るために潜入していたにもかかわらず、彼を仲間として認めたエルフたちは何かとアイヴォリーに世話を焼いた。特にアイヴォリーが“鍵”、つまり対象への効率的な接近手段として選んだ長の娘は抜きん出て精霊を操ることに長けていた。二人でよく訪れた小さな湖の辺で、彼女が呼び出す水の精霊の煌めきによく目を細めたものだった。そのときに、彼女をはじめとしてエルフたちが彼に教えたことは、精霊に呼びかけるために必要なのは魔力でも決まった手順でもなくその呼びかけの強さだ、というようなことだった。 「つっても、なァ……。」 アイヴォリーが珍しく不安げに呟いた。メイリーの話では彼には今、風の乙女がエンブリオとしてついているらしい。確かに良く知る精霊の中からどれかに加護を求めるならばシルフが妥当だろうと自分でも思う。だが、世界を超えてこちらへとやってきたときに何となく風の吹く方へと進んだ覚えはあるものの、それが契約だったと言われても彼にはそうですかという他なかった。あのときに喉が渇いていたら何となく水の匂いのする方へと進んだかも知れないし、肌寒かったら火の気のありそうな方へと歩き出したかも知れない。まったくどうでもいいことだし余計なお世話ではあるのだが、そんなことで自分が影響を受ける精霊を決められてしまうのだとしたら、アイヴォリーはこの世界の住人に多少の同情を禁じ得なかった。 とりあえず、心の中で自分の声を形づくり、それを自分の一番近くに感じる存在に向けて解放する。微かな疲労感とともに世界を渡るときに失われた自らの能力が僅かに取り戻されたのが分かる。メイリーがいうには、これが契約する精霊に声が届いた証だそうだ。話によれば、この世界の住人は鍛錬によって自らを強化するのではなく、こうして自らを鍛えていくらしい。無論そのための魔力──要は経験値という奴なのだがアイヴォリーは便宜的にそれをこう呼んでいた──は必要で、そのためには鍛錬なり戦闘なりが必要になるのだが、何にしても自らで目標と目的を定め、それに効果のありそうな鍛錬を行って自分を鍛える、ということは出来ないということだ。普通に考えれば筋力にしても敏捷性にしても、変わったところでは知性や魔力にしてもそれを効率良く鍛えるための鍛錬というものはある訳で、それによって自分を強くしていくことが出来ないというのはアイヴォリーにとっては非常にもどかしいことだった。暗殺者時代をはじめとして、これまで彼の技術や能力を鍛え、彼の強さの理由を積み重ねてきたのは気の遠くなるような反復練習だったのだから仕方がない。 「ヤレヤレ、こんなモンか……。」 アイヴォリーが小さく溜め息をつく。慣れない作業はことのほか疲れる。これならば自分で決めた内容で延々と身体を動かしている方が気が楽というものだ。 あの赤い髪の女、ルリアンナという名の彼女によれば、精霊との結びつきをより高めていけば新しい技を得られるのはもちろんのこと、戦闘で使役することも出来るようになるらしい。そうであれば非常に魅力的な話だ。野生の動物を捕まえて飼い慣らすことに始まり、メイリーの召喚術やかつての友人が創り出した機械での召喚など、これまででも頭数を増やす方法は彼らにとって重要事項だった。二人という人数に加え、アイヴォリーの撃たれ弱さから来るパーティの耐久力という課題は常に二人の悩みの種だったからだ。だが、今の調子では当分戦闘で壁になるような協力者は得られそうにない。 郷に入れば郷に従え。世界の“理”とはいえ、この回りくどい世界のやり方にアイヴォリーは既に辟易し始めていた。 四日目──“停止” |
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![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() 攻城戦を開始!
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アイヴォリー は以下を装備!
【防具】 簡素な革胸甲( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 薄汚れたケープ( 装飾 / 20 / - / - / - ) メイリー は以下を装備!
【防具】 春風のワンピース( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 精霊の祝福( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
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![]() ▼アイヴォリーの行動!
アイヴォリーのAGIが上昇! メイリーのAGIが上昇! ▼メイリーの行動!
Critical Hit!! ケット・シーのSPに 39 のダメージ! ケット・シーのSPに 33 のダメージ! ケット・シーのSPに 35 のダメージ! ▼アメーバの行動!
アイヴォリーに 7 のダメージ! アイヴォリーは猛毒に抵抗! アイヴォリーに 7 のダメージ! アイヴォリーに猛毒を1追加! アイヴォリーに 9 のダメージ! アイヴォリーは猛毒に抵抗! ▼ケット・シーの行動!
アイヴォリーに 171 のダメージ! |
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![]() 猛毒により 236 のダメージ!MHPが 60 減少! ▼アイヴォリーの行動![猛毒:1]
メイリーのAGIが上昇! アイヴォリーのAGIが上昇! ( アイヴォリーの猛毒が解消! ) ▼メイリーの行動!
アメーバのSPに 28 のダメージ! アメーバは攻撃を回避! アメーバは攻撃を回避!
▼アメーバの行動!
アイヴォリーに 9 のダメージ! アイヴォリーは猛毒に抵抗! アイヴォリーに 7 のダメージ! アイヴォリーは猛毒に抵抗! アイヴォリーに 8 のダメージ! アイヴォリーは猛毒に抵抗! ▼ケット・シーの行動!
アイヴォリーに 169 のダメージ! |
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![]() ▼アイヴォリーの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! アメーバに 99 のダメージ! ケット・シーは攻撃を回避!
Critical Hit!! ケット・シーに 222 のダメージ! ▼メイリーの行動!
ケット・シーは攻撃を回避! ケット・シーのSPに 36 のダメージ! Critical Hit!! ケット・シーのSPに 37 のダメージ! ▼アメーバの行動!
アイヴォリーに 78 のダメージ! ▼ケット・シーの行動!
アイヴォリーに 126 のダメージ! |
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![]() ▼アイヴォリーの行動!
Critical Hit!! ケット・シーに 254 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 289 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 293 のダメージ! アイヴォリーの次の連続行動が早くなったかも! ▼アイヴォリーの連続行動!
Critical Hit!! ケット・シーに 591 のダメージ! ▼メイリーの行動!
左手を横薙ぎに振り払うと、どこからか軽やかな鈴の音… 必殺技が発動!効果増幅Lv.4!!…———一時遅れて、烈風が吹き荒れる! 視えぬ風の刃 アメーバのSPに 41 のダメージ! アメーバのSPに 35 のダメージ! HPに 70 のダメージ! Critical Hit!! アメーバに 460 のダメージ! ▼アメーバの行動!
メイリーに 57 のダメージ! ▼ケット・シーの行動!
アイヴォリーに 122 のダメージ! |
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![]() ▼アイヴォリーの行動!
Critical Hit!! ケット・シーに 243 のダメージ! Critical Hit!! ケット・シーに 257 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 349 のダメージ! アイヴォリーの次の連続行動が早くなったかも! ▼メイリーの行動!
アメーバは攻撃を回避! ▼メイリーの連続行動!
メイリーのSPが 51 回復! ▼アメーバの行動!
メイリーに 61 のダメージ! ▼ケット・シーの行動!
アイヴォリーは攻撃を回避! |
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![]() ▼アイヴォリーの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 561 のダメージ!
▼アイヴォリーの連続行動!
Critical Hit!! ケット・シーに 501 のダメージ! ▼メイリーの行動!
アメーバは攻撃を回避! アメーバのSPに 18 のダメージ! HPに 90 のダメージ! アメーバは攻撃を回避! ▼アメーバの行動!
メイリーに 61 のダメージ! ▼ケット・シーの行動!
アイヴォリーは攻撃を回避!
Encounter側の前衛がいないため隊列が詰められた! |
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![]() ▼アイヴォリーの行動!
“右と左の鎌鼬” Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! アメーバに 383 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! アメーバに 424 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! アメーバに 337 のダメージ! アイヴォリーの次の連続行動が早くなったかも! ▼メイリーの行動!
メイリーのSPが 51 回復! ▼アメーバの行動!
メイリーに 56 のダメージ! |
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![]() ▼アイヴォリーの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! アメーバに 510 のダメージ! ▼アイヴォリーの連続行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! アメーバに 507 のダメージ!
▼メイリーの行動!
アメーバのSPに 18 のダメージ! HPに 100 のダメージ! アメーバに 300 のダメージ! アメーバに 300 のダメージ! ▼アメーバの行動!
アイヴォリーに 76 のダメージ! ▼アメーバの連続行動!
アイヴォリーに 74 のダメージ!
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6 CP を獲得! 12 PS を獲得! メイリー(449) は ねばねば を獲得! |
![]() | You can advance!! |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 残念な食材 を買いました!(-5PS)
![]() ケット・シー と物理契約しました!(CP-10) [物Lv.15]シルフ を成長させました!(Lv.15→16、CP-15) [物Lv.16]シルフ を成長させました!(Lv.16→17、CP-16) [物Lv.17]シルフ を成長させました!(Lv.17→18、CP-17) [物Lv.18]シルフ を成長させました!(Lv.18→19、CP-18) [物Lv.19]シルフ を成長させました!(Lv.19→20、CP-19) [物Lv.1]ケット・シー を成長させました!(Lv.1→2、CP-1) [物Lv.2]ケット・シー を成長させました!(Lv.2→3、CP-2) [物Lv.3]ケット・シー を成長させました!(Lv.3→4、CP-3) [物Lv.4]ケット・シー を成長させました!(Lv.4→5、CP-4)
![]() 料理 を鍛錬しました!(Lv.1→2、PS-10)
![]() 特にありません。
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 30 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
![]() | Next Battle |
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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