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○月×日

水辺をシャルロッテさんと探索していたら、空飛ぶ人魚さんを見つけた。
最近、空飛ぶお家も見たけど、人魚さんが飛ぶのも吃驚しました。



人魚さんは、自分のことを「万已楽ちゃん」と名乗った。
自分で万已楽ちゃんって言ってるから、万已楽ちゃんって呼んでも多分怒られない…はず！

その万已楽ちゃんと一緒に居た、赤い髪の女の子。
彼女はフィーグルさんというらしい。
フィーグルさんは、自分のことを魔王って言ってたし、なんだか凄そうな魔法とか使うんだけど、
不思議なことにあまり怖い感じはしない。むしろ良い人そう。



万已楽ちゃんとフィーグルさんとお話していたら、急に変な人達に襲われて…
皆と一緒に、なんとか追い払ったんだけど…ちょっと怖かったなぁ……

でも、おかげで万已楽ちゃん達ともお友達になれたから、それは嬉しいかな！



一揆に参加してから、色んな人とお友達になれて…参加して良かった…！
私も、皆に「友達になれて良かった」って思ってもらえるように、頑張らないと！

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　空飛ぶタンポポ荘の中に、どうやって入るのか。
　クーリアのその疑問を聞くと、ポポロは自慢のおもちゃを見せびらかす童子のような笑みを浮かべて鼻息を一発、手のひらに少し妙な形をしたストラップ付きの鍵をクーリアの前に差し出す。

　そう言うが早いか、クーリアの手を取って鍵を握らせる。
　そのままポポロはずいっと身体を寄せてきて、ストラップ部分を握り、

　ポポロがストラップを引くと、鍵は見る間に形が変わって、まるでタンポポの綿毛のような傘になる。

　そして、ふと思い出したような顔をすると、ポポロの視線がクーリアの背後——異形の翼へと向けられる。

　それでこの話は終わり——とはならなかった。
　手を伸ばせば触れられる距離を保ったまま、王城前で出会ったときと同じ好奇の視線がクーリアの翼を射抜いている。

　じー。

　ポポロのコマンド！
　→翼にタッチ

クーリアに振り向き返答する……が　なぜか尻すぼみな言い方で
少々の沈黙

…

冷たい声色でそう言った