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「基本行動」を確認! 「攻城戦」を確認! |
一揆参戦 1日目! - Diary |
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【日記】 序 日記というものは誰かに読まれることを前提にしていると思う。 全くの個人的なものであるというのに、まず処分されたって聞いたことはないから。 だから私は書かなくちゃならない。 これを読んでいる私が私であるかどうかわからないから。 おそらくは、今はもういない私への手紙のようなものだから。 そして。 これを読んでいる可能性のあるあなた。 あなたが、私がこの日記を読んでいて欲しいと思うあの人かもしれないから。 ううん。 むしろそうであっていて欲しい。 だから、あなたの知りたがっていたこと、もの、そしてあなたの力に少しでもなれるように。 私が私でなくなっても。 あるいはそれまでずっと、ずっととなりに居て欲しいから。 あなたにここに居て欲しい。 これは今はもういない私から、私とあなた達への、今の私からの手紙。 あなたにここに居て欲しい。 そして。 今はもういない私へ。 ——シオンフレア・ヴァルハラール 1 陽光が全身を刺す。 いや、むしろ焼いているというべきか。 全身を隠すように純白のマントを身にまとい、さらにフードをかぶっているというのに。 その下は、いわゆる鎧下だけだ。 暑さは大して堪えない。 当然だ。 おそらく今は夏ではないのだろう。 あるいはかつていた世界では夏とは呼ばれない程度の温度というべきか。 四季で言うならば春半ばに近い。 もっとも、この世界に四季があるならば、だが。 ☆ 呼び声が聞こえる。 私を呼ぶ声だ。 私ではない名前で。 ……シ…オン……フレア… …シオン……フレ…ア…… ノイズとともに入ってくる私を呼ぶ声。 まるでチューニングの合っていないラジオ。 だが、それは間違いなく私のこと呼んでいる声であり、そして、かつて私はそう呼ばれていたことがあった。 そう、それはここに来る以前の名前。 この世界とは一切の関係がないはずの名前。 ……シオンフレア…… この世界での私は彼女とは全くの別人だというのに。 お銚子を傾ける。熱燗にした純米大吟醸の最後の一滴まで搾り出すように。 お猪口の中に、ちょうど一杯分。 よく味の染みている玉子を最後のつまみとして口に入れた後、まだ暖かいお猪口をぐいと煽る。 目の前ではこの赤ちょうちんを掲げたおでんの屋台の親父が、テレビを見ていた。 ……シオン…フレア…… その名で呼ぶな。 テレビから流れてきているのは演歌。 少なくとも私を呼ぶ声ではない。 …シオンフレア… その名で呼ぶな。 それは今の私の名ではない。違う。違うのだ。 違うはずだ。 …シオンフレア… 透明なビニルのカーテンの外では、12月の木枯らしが巻いている。 だが、その音ではない。これははっきりと私を呼ぶ声。 私の内から私にだけ聞こえる、忌まわしき呼び声。 私を戦場へと誘う呼び声。 嫌なことはおでんとともにアルコールで腹の中に流し込んだはずだった。 …シオンフレア… 呼び声が聞こえる。 それも徐々にはっきりと聞こえてくる。 時間が、ないかな。 「おじさん、勘定ここに置いとくよ」 「あいよ、まいど」 年期が入った屋台の向こう、頭髪が寂しくなった親父さんと顔を合わせるのは、もしかしたらこれが最後かもしれない。 「釣りはいらないよ」 「まいどあり」 演歌の流れるおでん屋の屋台から離れ、煙草を取り出す。 ハイライト。 ここに来て以来、吸い続けている。 一本咥えると、ジッポライターで火を点ける。 シンプルな銀色のボディのライター。 やっぱり便利だよな、これ。 大きく吸い込んた紫煙を吐き出しつつ思う。 なんとか、もっていけないものだろうか。このジッポライターと、せめて吸いかけのこの一箱くらい。 シオンフレア 内なる呼び声は今やはっきり聞こえるようになってきた。 周囲は静かなものだ。 深夜。 終電あとのガード下には、自分のブーツの足音のみが響く。 いつもならこれから上海亭で〆の味噌ラーメンといくところだ。 間に合うかな。 くわえタバコでお気に入りの白いコートのポケットに両手を突っ込み、早足で上海亭を目指す。 上海亭の営業時間は朝まで。 心配する時間じゃあない。 いつもどおりなら。 けれどもこの、頭に響き渡る私の名を呼ぶ声の間隔が狭まっていく事実が焦らせるのだ。 シオンフレア 違う。 私の名じゃない。 シオンフレア それは違う。 シオンフレア やめて。 シオンフレア お願い。 シオンフレア やめろ シオンフレア
自分の叫び声で目が覚めた。 この日差しの感じ。朝方だろうか。 あれほど脳裏に響きわたっていた私の名を呼ぶ声は止んでいた。 周囲から私の叫び声に驚いたからであろう、小鳥たちの羽ばたく音。 そして、木陰をぬって私の全身を焼きつくさんとする、木漏れ日。 違うな。 これは、私の肌が、体が異常なまでに陽光に敏感になっているためだ。 そしてこの感覚には覚えがある。 陽光症。日光に過敏に反応し、長時間日差しにあたることで著しく体力を失ってゆく。またそれによって最悪死に至る。 この体が生まれつき持ち合わせている宿命の病いだ。 そう、この体。 シオンフレアの体。 ダンピールとして生まれついた忌むべき体。 苔に覆われていた巨木の根本から身を起こし、持ち物の点検を行う。 いつもならここで真っ先に煙草で一服して目を覚ますところだ。 目覚めて5分以内に即喫煙するのはヘビースモーカーの証拠だと、何かで読んだ覚えがある。 が、普段なら常に肌身離さず持ち歩いている煙草、ハイライトの箱がない。 当然共に持ち歩いている銀色のジッポライターも。 その理由は唯一つ。 この体、シオンフレアの体が持ち合わせていない持ち物だからだ。 つまり、今までの私の体とはこのシオンフレアの体はまた別物なのだ。 それでいて、間違いない自分の体でもある。 あるいはかつてそうであったというべきか。 今身に着けているもの、それは鎧下の簡素で厚手な綿の服であり、皮のベルト、その上から羽織っている純白のフード付きのロングコート。 そして首には懐かしき銀に透明のチョーカー。 それがあることを確認し、一種の安堵と同時に諦めのため息が出る。
くだらぬことと思いつつ、日常の断片をつぶやいてみる。 それはつい先程までの現実であり、これからの全く違う現実への再確認。 おそらくは戦いへと誘われるであろう、新しき現実。 予想通り、背中に感じる重さは大剣のそれ。
諦めのため息一つ。 これで何度目かな、とか考えてみてやめる。 無駄だから。 チョーカーに触れてみる。 正しくはチョーカーの形状になっている魔法の鎧。複合全身鎧”沈黙の守護者”に。 展開できるだろうか。正しく作動するかどうか。 瞬間だけ忌まわしき力を発動させつつ、”沈黙の守護者”をその名の通り沈黙をもって発動させてみる。 全身を覆う魔法の甲冑。 何とかなった…か? いや、重い。陽光症のせいではなく、鎧自身の重さだ。 本来なら、まるで絹の衣でもまとっているかのように軽いはず。 魔力の大半が失われてるのか… 嫌な予感がして、背負った大剣”不屈の刃”を鞘から抜く。 青白く輝いているはずの刀身はただ陽光を反射するのみ。 再び沈黙したまま魔力を発動。 おそらく私の瞳は忌まわしい真紅の光を放っているはず。 これがダンピールの力。 使えば使うほど、自らの首を絞めることとなる、忌むべき力。 しかし今はそれをつかってでも確認したいことがある。 おそらくは私をこの世界に召喚させたであろう存在への呼びかけに。 だが、私をこの世界に召喚したであろう”不屈の刃”は沈黙したままだ。
無駄とはわかりつつ、剣の名を叫ぶ。 返答は沈黙。 剣はなにも反応しなかった。
つい、そばの岩に叩きつけて折ろうとして、あ、今なら本当に折れそうだ、と思い断念する。 鎧ががしゃり、と音を立てる。 ”沈黙の守護者”はうるさくて重くて暑いし、”不屈の刃”はあっさり折れそうだし、私は陽光症で倒れそうだし、味噌ラーメンは食べそこねてお腹空いてるしどうしたらいいんだ、これ。 |
Message |
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メッセージは特にありません。 |
Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
シオンフレア は以下を装備!
【防具】 ”沈黙の守護者” サウンドオブサイレンス( 鎧 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 ”蒼穹の女皇” カイゼリン( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
▼ラルフの行動!
Critical Hit!! シオンフレアに 107 のダメージ! ▼シオンフレアの行動!
葱叉焼味噌拉麺特盛と餡掛炒飯特盛に餃子! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 2006 のダメージ! ラルフに炎上を1追加! |
炎上により 186 のダメージ! ▼ラルフの行動![炎上:1]
Critical Hit!! Critical Hit!! シオンフレアに 119 のダメージ! ( ラルフの炎上が解消! ) ▼シオンフレアの行動!
Critical Hit!! ラルフに 929 のダメージ! ラルフに麻痺を1追加!
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4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
シオンフレア(2170) は ルリアンナ材 を獲得! シオンフレア(2170) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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特にありません。
シルフ と物理契約しました!(CP-10) [物Lv.1]シルフ を成長させました!(Lv.1→2、CP-1) [物Lv.2]シルフ を成長させました!(Lv.2→3、CP-2) [物Lv.3]シルフ を成長させました!(Lv.3→4、CP-3) [物Lv.4]シルフ を成長させました!(Lv.4→5、CP-4) [物Lv.10]サラマンダー を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.11]サラマンダー を成長させました!(Lv.11→12、CP-11) [物Lv.12]サラマンダー を成長させました!(Lv.12→13、CP-12) [物Lv.13]サラマンダー を成長させました!(Lv.13→14、CP-13)
作製 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
アイリス(2116) がパーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
アイリス(2116) は [平原]広庭 【進攻度2】(好戦度+0) を選択しました! シオンフレア(2170) は [平原]広庭 【進攻度2】(好戦度+0) を選択しました!
庭園を進んでいくと、先に人影が見えた!
兵士が武器を構える。
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Next Battle |
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Area Message !! |
Character Data |
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